高齢社長の仕合わせな日々 460 | 2024年7月19日

愉快な銀行懇親会

 適当におかずを摘まんで参加者と交わす会話が私には愉快だ。7/17高輪グランドプリンスホテルで商工中金大森支店の懇親会に参加した。

 気分の高揚とともにビールを飲みたくなりサッポロビール中瓶を空けた。酒に弱い私は酒を飲むのは3週間ぶりだ。適当に暇そうにしている人に声を掛けて回るのは楽しい。

 「私印刷業です。注文が減っちゃって落ち目の三度笠です」「以前名刺交換しましたよ」「すみません忘れちゃいました」「あなたのお仕事は何でしたっけ」「貴金属加工業です」「あーあ、お婿さんでお嫁さんの実家の会社に入った人ですね」。

 私はなかなか顔を覚えられない。人の顔と名前が一致しないので何回も名前を聞く。しかしその動作は決して悪くない。忘れたことを確かめ合うだけの会話も貴重だ。

 商工中金は来年、持っている政府株をすべて政府に引き取ってもらい民営化する。民営化されたからと言って当社にはあまり関係ない。なにせ借入はゼロなのだから。

 ワーワー言って酒と豪華な食事を頬張る。誠に仕合せな高齢社長のひと時である。