高齢社長の仕合わせな日々 466 | 2024年7月29日

佐々木さん記事に反響

 高須武男バンダイナムコ元社長が「社内報の佐々木聖仁さんの記事を面白く読みました」という感想を送ってくれた。

 高須さんは三和銀行麻布支店店長時に私は大変お世話になった。その後ロスアンゼルス支店勤務時にバンダイに転職、バンダイ社長就任後ナムコと合併を完了された。長くゲーム業界に身を置かれただけに佐々木さんの分析に注目されたようだ。

 過去お付き合いした銀行で三和が1番面白かった。理由は関西の3行が合併してできた銀行だけに「行員が皆トッポイ」からだ。

 30年前高須さんが麻布十番の「七尾」という小料理屋に招待してくれた。カウンターで私を挟んで20代の耕文社担当行員と高須さんで食事をした。担当行員が便所に立つと「彼どうかね。役に立っているかい」と高須さん。ここまでは普通の会話。

 高須さんが便所に立つと今度は若い行員が「あの人(高須さん)出世しますかね」と聞いてきた。「そこそこの所に行くんじゃないの」と応えたが、腹の中では大笑い。新米行員が支店長の将来性を聞いてくる。「さすが三和。このトッポサが僕好き」。ますます三和ファンになった一幕だった。

 その三和銀行は三菱銀行に吸収されトッポサは姿を消した。麻布十番の七尾は40年近くたってもいまだに元の場所で営業中だ。