関西大学で開かれた日本笑い学会全国大会に8/24参加した。学会は創立30年を迎え会員数は全国で550人。笑うことで健康的な生活をしたいと思っている人たちの集まりだ。本部が大阪市にあるため催事も関西が多いのが魅力だ。
私は11年前65歳の時に入会した。当時交際範囲が広がらないので最初は「地名研究会」に入ろうと思って探したが適当な会が見当たらず第2候補の「笑い」をテーマにした笑い学会に入会した。
笑いとは難しいものである。腹の底から笑えなければ駄目だ。サンドイッチマンは笑える。1日に3回はUチューブでサンドイッチマンのコントを見ている。
見ているうちに笑いを引き出す基本原則が思い浮かんできた。
①キャラある人でないとだめだ。
漫才・コントの台本を書いている富澤たけしは自分の相方は「面白いキャラを持っている伊達みきお以外ない」と思い、その気のない伊達の心変わりを3年も待った。伊達の父親は仙台1の地銀七十七銀行の行員。
②発言は言語明瞭に。
発言は、ドモっても言い間違えてもいけない。サンドイッチマンに不明瞭な発言はない。大声でかなり練習してきたはずだ。
③台本は富澤が書く。
演者が台本を書ければ話の範囲はグッーと広がる。危険用語も下ネタもOKだ。健康的に演じれば不潔さは残らない。
④話の導入法が決めてある。
「○○やっている時が1番興奮するね」は○○を変えるだけで話はいくらでもできる。
笑い学会では「サンドイッチマンを勉強すれば笑いのヒントは見つかる」と言いたかったが、よそ者の私は懇親会でも終始仏頂面で黙っていた。