高齢社長の仕合わせな日々 485 | 2024年9月2日

ボールは投げておけば気は楽だ

 日々様々な問題が起きる。それをこなすコツは

 ①私の結論を当日中に相手に伝える。

 ②相手の回答を待つ。

の動作をやるだけで問題解決に近づく。相手とキャッチボールをやっていると思えばいいのだ。

 例えば、私が衣服を作るのは御徒町駅前のユザワヤと決めている。6月中旬に夏ズボン2本2万円を作ってもらうよう様に頼んだ。ところが引き渡し期日8/16に行っても店に届いておらず担当の老店員の回答はアヤフヤ。「困ったなあ」と思ったが「出来上がったら電話ください」とボールを投げておいた。

 そうしたら2週遅れの8月末に若い女店員から「工場から届きました」と連絡があった。発注2か月半後の出来上がりに「長過ぎる」と思った。縫製は青森でやっているという。

 ズボンを受け取り、問題は解決した。納期が2週遅れたが私は今後も衣料品は安くて縫製が丈夫なユザワヤに頼むつもりだ。

 文書のやり取りでも同様だ。相手から意思表示の連絡が来たら当日中に回答をメール・Telする。ボールを投げ終われば私の義務(宿題)は無くなる。相手の回答を待つだけだ。

 私が回答を1ヶ月無為に留保したら「渡辺は愚図な男」と相手は思うだろうし問題解決は大幅に伸びる。

 1日の業務を「今抱えている問題は5つ。4つボールは投げてある。残り1つは今日中にボールを投げる」という数え方をする。投げてさえあれば中身は忘れてしまってもいい。

 だから経営する2社 ㈱耕文社、王子段ボール㈱は毎年増収増益なのである。