仕事が入稿した時の私の最初の判断はここにある。過去ナン10年と印刷業者はオフセット印刷機で刷る仕事をもらってご飯を食べてきた。ところが ①出版物は売れなくなり ②広告媒体に使われてきたカタログ・パンフレットは減少の一途である。オフセット印刷機で生産するものが極端に減ってきたのだ。
代わって出てきたのがオンデマンド印刷機だ。これはコピー機の延長上にある印刷機で ㋑1部でも刷れる ㋺金銀などの特別な色も印刷可能という代物だ。
印刷業者はオフセット印刷機に加えてオンデマンド印刷機を使っていかないと食べていけなくなった。
今後どちらの印刷機が主流になるか分からない。営業は「この製品はオフセットでやった方が奇麗に発色され、コストも安くできます」と言った説明をする。またこの反対の「オンデマンド印刷機の方が…」という場合もある。
マーケットの需要に合わせて発注者も印刷請負会社もオフかオンデの選択をして行くことになる。耕はとりあえず2台あった菊全4色オフセット印刷機のうち1台を売却した。オフかオンデ、どちらが増えるか。耕社員はマーケットとにらめっこして行く。