品川区大崎2丁目から首都高荏原口までの緩い登り坂を百反坂という。耕文社が西品川1に平べったい中古ビルを買った41年前、百反坂は食品・生活雑貨を売っている百反通り商店街だった。
その後商店は減り続け、ただの道路になった。
ところが大崎駅西口にオフィスビルが建ち始めると飲食店が開業し始めて結構凝ったイタリア料理、蕎麦屋、カレー店が並び始めた。「ここで昼食を摂らない手はない」と私は1軒1軒味見に通いだした。
10/30は中華の九麗瑠(クレイル)に入った。カレーライスとタンメンのランチメニュー(850円)を注文したが量が多くて食べ切れなかった。「この漢字は読めない」と言ったら「初めに付けた店の名だから変えられない」とおばさん。味は普通。
オフィスができれば周りは飲食店が萎集するのは当然のこと。変貌する地元の裏通りを探訪するのも悪くはない。