高齢社長の仕合わせな日々 621 | 2025年4月23日

長崎は魅力ある県

 日本最多の1479の島を持つ長崎県は魅力的な県だ。私は長崎というと夢が広がる。ではどこで夢見るのか。東京駅の八重洲口北側にある長崎県アンテナショップでである。

 ごちゃごちゃ置いてある県産品を眺めていると「こんなものがあるのか」と感心する。県産の「そのぎ茶」は知らなかった。濃くて旨い。

 また私はカステラが好きだ。切れ端を集めたものを安いから買って食べると旨い。カステラの味が製造元によって微妙に違うのがまたいい。

 ランチに出しているサバのづけ丼は見た目は貧相だが味がいい。飲み放題のアゴの出しつゆを飲みながらご飯を頂く。

 50年前、字の上手かった母が長崎県選出の自民党代議士の郵送物の封筒の宛名書きをしていたことがある。相当年上の代議士の奥さんとは表千家のお茶仲間だった。当時は封筒書きをさせてもらうだけで名誉のことだった。その時は長崎県がこれほど面白い県とは知らなかった。

 アンテナショップのランチを食べるカウンターは「なんでこんな座りにくい椅子を並べてあるのか」。腰掛けると横に滑りそうな椅子だ。「こんな椅子捨てちまえ」。ブーブー言いながら食事をしている。