高齢社長の仕合わせな日々 662 | 2025年7月1日

外注さんの型保管は2年内

 量産終了後の金型の平均保管期間20年超が13.2%。最近の下請け(外注さん)会社の金型保管期間データだ。

 板紙・段ボールを切る我々業界と違って金属を切ったり鋳込んだりする金型は長期保管を要するが、それでも20年超はひど過ぎる。

 金型を作る費用は発注者が持ち、保管するのが下請け(外注)さんの費用になっている。そこが問題なのだ。

 耕王では「2年超リピートのない型は廃棄する」ことにしている。型保管は外注さん負担なので知らないうちに2年超外注さんの倉庫に置かれたままになることがある。保管代は無料だ。

 これを予防するには「外注さん別 型保管表」をこちらで作って置く必要がある。定期的にチェックを入れ、2年経ってリピートの無かった型は耕王に引上げて廃棄をする。

 金型と比べ板紙・段ボールを打ち抜くための型は安価だが、ともかく外注さんに迷惑を掛けないようにしなければ耕王は「身勝手な発注者」になってしまう。