25年前、江東区有明にある未来館に行って驚いた。科学の先端部分がどれも分かり易く解説されている。「こういう説明なら誰でも分かるだろう」。分かるから面白い。
中でも目を引いたのが「終始揺れている日本の国土」だ。大きな日本地図に極小の豆電球が埋め込まれ、大地が微動すれば青くなり、震度1以上になると赤くなる。どこかが青になり時々赤くなる。
これを見ると日本の国土は絶えず揺れ続けており、大地は揺れているのが普通なのだ。ホトホト感心させられた。以来地震に対する見方が変わった。「地震は四六時中起きている。それが大きいか小さいかの違いだけだ。慌てることはない」。
私は地震があるたびに未来館の大きな日本地図を思い出す。「あそこの豆電球は今、光っているだろうな」。
科学の1歩先を説明してくれるのが日本科学未来館だ。行って損はない。