高齢社長の仕合わせな日々 711 | 2025年9月12日

「太陽はひとりぼっち」音楽が好き

 シャカシャカしたUPテンポの音楽が好きだ。いかにもヨーロッパ的だ。同じアランドロン主演の「太陽がいっぱい」の流暢なテーマ音楽より遥かにいい。

 21歳の時、ゴム草履にリックを担いで50日間ヨーロッパ1人貧乏旅行に行った時、中年のカップルがUPテンポでジルバをイタリアの街中(まちなか)で踊っているのを見て感動した。

 ただ体をくっつけて動いているだけなのだが、そこにはリズムがあった。音楽はシャカシャカしたUPテンポだ。路上でゆっくりしたワルツを踊られても困る。文化を感じた。

 日本で言えば「浪花節だよ人生は」がいい。作詞:藤田まさと、作曲:四方章人で歌手16人に歌われ、レコード会社13社で競作発売された。初めの出だしからUPテンポの伴奏がいい。伴奏者にとっても演奏のやりがいのある曲である。

 「太陽はひとりぼっち」のガシャガシャいうリズムはあまりにもフランス的なUPテンポの気持ちのいい名曲である。