高齢社長の仕合わせな日々 721 | 2025年10月2日

どうしようもない製紙→書店

 マーケットの大きな流れには抗しようがない。印刷業は縮小の一途だ。特に中小印刷業者は「紙に印刷する」ことしか頭にない。ハテ、どうするか。

 「ここが知恵の出しどころだ」などと悠長なことは言っていられない。「我々アナログ業界は駄目なのだ」と腹をくくっていった方がいいようだ。

 まず止めることだ。①書店は廃業すべきだ。②下請け印刷・製本業もしかり。③用紙販売業。早めの会社整理で商売替えすべきだ。製紙大手は不採算事業売却を進めている。

 私たちのやるべき基本動作は営業品目の変更だ。

 例えば耕文社はカタログ、パンフレット、出版印刷の受注は期待していない。POP、シール、パッケージの受注を増やすことに焦点を絞っている。

 そのため全社員50人が毎朝日銭朝会を開いている。時間にして20分ほどだが、担当が前日の売上の発表をしている。全社員が拘束される20分だが営業品目の変更のため社員の頭を切り替えていくには有効な時間だ。