大型自動車の運転技術とは「左スレスレに車を走らせる」技である。最近その危険さをつくづく考えるようになった。
千葉県八千代市で歩道を自転車で走行していた小学生が前から来た高校生の自転車を左に避けようとして車道側に倒れた。そこにトラックが歩道スレスレに走ってきて小学生は引かれて死亡した。恐ろしいことである。
夜、足立区西新井の環7道路で赤羽駅行きバスを待っていて歩道から首を出したらトラックがものすごいスピードで眼前を通り過ぎた。危うく顔面をトラックの車体で弾き飛ばされる所であった。
私はバスに乗ると左側に座る。左隣の車を見ると車両幅が30㎝ほどしかない。「もし駐車中の運転席のドア―が開いたらぶつかってしまう。大変だ」。そんなことばかり心配している。それでも大型車の運転手さんは車間をすり抜けて行く。
「車は凶器だ」という言葉が盛んに交わされている。人1人運ぶために1トンの鉄の塊が移動している。凶器に乗る時は決まった事故防止手順が頭になければ危険だ。私の事故防止手順は上限スピード30㎞の低速運転だ。もちろん高速道には乗らない。