今、私の宿題は王耕社内報77号と毎日新聞OB作文集47号を37カ所に送ることだ。
初めはモヤモヤ頭で「どこに送るか」定まらなかったが一旦表を作ると微改善を加えて行くうちに最終形までたどり着く。
ポイントは「着手する」ことである。たたき台としての字づらが並べばそれが第1案として目に入るから「ア~でもない。コーでもない」と次の案に進むことができる。
大変な作業として1週間引っかかっていたものが終わりが見えてきたのは快感だ。
渡辺
今、私の宿題は王耕社内報77号と毎日新聞OB作文集47号を37カ所に送ることだ。
初めはモヤモヤ頭で「どこに送るか」定まらなかったが一旦表を作ると微改善を加えて行くうちに最終形までたどり着く。
ポイントは「着手する」ことである。たたき台としての字づらが並べばそれが第1案として目に入るから「ア~でもない。コーでもない」と次の案に進むことができる。
大変な作業として1週間引っかかっていたものが終わりが見えてきたのは快感だ。

品川区大井1-55-1の大井町駅から4分の3角路地にある三又地蔵尊は私にとって手軽な合掌の場所だ。道路向かいは夏目雅子主演映画の「時代屋の女房」の舞台だった所だ。地蔵尊は三角の角にありよく目立つ。
線香を五束ほど焚いて合掌するとモウモウたる煙の中でとてもありがたい気持ちが湧いてくる。
2/19は地蔵尊を管理している真言宗 来福寺 (品川区東大井3-13-1 )のおかみさんがレクサスで乗付けてお堂の清掃をした。私は堂前のベンチに腰掛けてそれを眺めていた。
宗教の場所は整理整頓が行き届いていなければいけない。清潔な仏国土が再現されなければいけない。そこで私は心穏やかに手を合わせる。
ここに手を合わせに来るとすべて上手く行くような気になる。
商工中金民営化を進めている財務省は2回目の入札をしたが総株数の3%しか売れなかった。商工中金法によれば株主資格を中小企業団体に制限しているため入札団体が集まらなかった。財務省も売却益を当てにしており知恵を絞って全株売却に持って行くーという。
7年前、王は中金大森支店の融資1.5億円で新しい製函機を買えた。お世話になってきた中金が民営化して中小企業支援に本腰を入れるようになることを望む。
ただし王耕は現在、金融機関からの借入はゼロだから中金の去就も関係ないと言えば関係ない。
ダイヤモンド社主催の講演会が2/17大手町三井ホールで開かれた。「シン日本流経営」の聴講は早々に切り上げたが、初めて入った三井ホールの設計の良さに感心した。
通路が広いのだ。幅8㍍はあろうかと思われる通路がありホール全体の格調を高めている。通路は余分なスペースのようだがいい雰囲気を醸し出している。便所に行くのも大変だ。不自由な足を引きずってトボトボ行かねばならない。
建物設計で通路は重要だ。日頃使うことのないスペースだがその建築物のコンセプト(概念)を表現する最重要項目だ。
同じ建物に三井物産が入っている。働く社員にとってはこの余裕はマイナスに働くのではないか。社員はぎゅうぎゅう詰めのスペースで働かせるべきだ。廊下が広いのは来客に対してのみプラスに働く。
AI=人工知能Artificial Intelligence(アーティフィシャル インテリジェンス)の略称。といっても何のことだか分からない。生産をAI化したーといっても分からない。分野が広すぎる。
「生産工程中に不良が出たら赤ランプが点くようにした」と言えば分かる。これは検査を自動化したことだ。
簡単にAI化と言うのは禁止だ。生産効率を5倍にしたーとか何を目的としたかを明示する必要がある。すべて日本語で表現してもらうようにしている。日本語で表現されたことが確実に実行されるなら確実な検査・効率UPの体制ができたとみるべきだ。検査・効率UPがコンプピュータで動くかどうかは次の問題だ。
こうなると機能を作るのはプログラマーではなく現場の作業者だ。作業者が検査・効率UP 法を決め、動かすことになる。とても現実的なシステム作りで、これなら私にも理解できる。
「AI化した」で我々を抽象的な意味不明の世界に迷い込ませてはいけない。「右か左か」「GoかStopか」で表現すれば皆は理解する。
安値で快進撃中のドンキホーテに伏兵が現れた。イオングループの小型スーパー「まいばすけっと」である。6枚切り食パンがPB(プライベートブランド)105円、ドンキが150円。缶ビール185円、ドンキが202円―と恐ろしい競争が繰り広げられている。
私はこのような世界に参入したいとは思わない。安値競争は消耗戦である。利益を削っての値付けは社員の血を血で洗う動作である。
商品の利益を確保した上で売上を伸ばす方法を考えたい。例えば1個当たりのg数を多品種そろえる。価格を倍にした高級品を増やす。
こうなると多品種か高級路線かの会社方針の問題となる。いずれにせよ近づきたくない業界だ。
王(王子段ボール)耕(耕文社)では「スピード応対」を会社の最大の特徴にしている。お客様は業者の一刻も早いボールの返球(回答)を望んでおられる。「見積ってくれ」と王耕にボールを投げると当日中に見積りが届く。
予想もしなかった形状見本を翌日中に営業が持ってくる。ビジネスをやっている人にとってこれらの返球は早いほど便利だ。担当者様が「王耕を使ってやろうか」と思ってくだされば両社社員は涙を流して喜ぶ。
どうしていいか分からない時がある。どんな問題が発生しようが代表としての私からの指示は必要だ。よく使う手は「弁護士はなんて言っている」「会計士に相談したか」。士業の意見を聞けーは一種の逃げの動作だ。
1番面白いのが担当部下に「あなたはどうすればいいと思うか」。これは貴重な問い掛けだ。回答には担当としての思いが出てくる。「この問題は7日間で私が解決します」「落としどころはどこか」「ともかく私に任せてください」「解決時の映像が分からない。どんな形になる」。延々と話は続くが話の内容は面白い。
いずれにせよどんな形でもいいから行動をスタートすればいい。代表が大黒天のように小槌を持ってただ座布団の上に座っているだけではだめだ。立ち上がって意思を示すことが大事だ。
私が良く使う手は部下と一緒に掃除を始める。整理整頓が進むと面前の風景が変わる。私も担当部下も変わった目の前の風景を見ていると新しいアイデアが湧いてくる。
「平成プロジェクトの集い」という個人で開いている会に2/10参加した。「特別な人」として呼ばれた中にインドで開業予定という鶴見大学歯学部3年の三浦さん(21)という学生がいた。
懇談してみたら本気で渡印予定のようだ。彼曰く「日本は歯医者は飽和状態だ。東南アジアも人数は多い。ベトナムも大変な数の歯医者がいる。インドは人口に比べ少ない」。
インドと日本は行き来の少ない間柄だ。日本人は行かないしインドからも来ない。インド料理の店で働いているのは全員がネパール人だ。そこで三浦さんのような学生は珍しがられる。
私のインド観を言えば、確かに未来はすごい国になるだろう。みずほ証券の営業に勧められてインド株を1,000株(1,000万円)買った。それに面白い国だと思う。しかし住もうとは思わない。
私は車を見かけると前後のマークに注目する。「トヨタ車だ」と思ってよく見るとマツダのマークであることが多い。「クッションが悪い」とかマツダの弱点を指摘する声は多いが、「これもマツダの戦略」と思えば納得がいく。
「外車の物まねのデザインだ」「トヨタ車と判別がつかない」などの批判はあろうが、まず販売台数を増やすことに力を集中することは自動車会社として道を切り拓くうえで1つのステップになる。
あとは微調整をやって行けばいい。①クッションの改善 ②ボディの弱い部分の強化 ③内装の耐久性の改善。やるべきことが具体的に明示されることによって解決への道筋は明らかになる。
物まね多車種の製造によって今期マツダは減益になる。原因は材料費の膨張だ。しかしこれも必要悪である。減益にびくびくする必要はない。1つのチャレンジに対する検証結果として次の会社テーマを設定していけばよい。
1番良くないのは何もやらないことだ。日産自動車を引き合いに出して申し訳ないが、日産が何をやろうとしているか一般消費者に「これでもか。これでもか」とPRする必要がある。たまに日産の新車が出ても全体のコンセプト(概念)の訴えにはならない。
マツダの物まね戦略は注目に値する。
神田の甘味兼食堂でカレーライスを食べた後「デザート」とばかりに草餅、桜餅、イチゴ大福を食べた。あまりの旨さに更に3つ注文した。
勘定をしていると店主が「(和菓子6つも食べて)大丈夫ですか」。私は「大きなお世話だ」と言い放って店を出たが足が上がらない。
都営地下鉄・日本橋駅を目指したがいよいよ足が進まなくなった。途中大きな郵便局に入り30分ほど休んだ。地下鉄に乗ると,見るに見かねたのか中年男が立って席を譲ってくれた。「もう少しですから」と言って丁重にお断りした。
這う這うの体で帰宅した。あとは前後不覚で眠った。翌朝目を覚ますと気分すっきり。「助かった」。
「饅頭食べ過ぎで死ぬこともアリだ」と思った。
「自由な創造力、燃える挑戦心、協力し合う充実感でお客様に喜んでもらえる包装資材と印刷物をつくって社会に貢献する」は今から10年前の2015.7.15に制定した耕文社企業理念だ。
それまでは「品質第一」を経営理念としていた。経営理念は経営側からの上から目線の理念の範囲を超えない。
会社が良くなって行くには全社員の力を結集しないととても実現できるものではない。全社員を1点に向けての理念が2015年制定の企業理念だ。この時から「全員参加」という言葉を使うようになった。
その後「全員参加の企業理念実現のために努力してきたか」と問われると私はうつむいてしまう。私自身が新しい企業理念を言葉に出していなかった。これでは宝の持ち腐れだ。思い立ったら吉日。これからは私が声に出して全員参加で企業理念を実現する。まずは私のお手並みを御覧じろ。
アイデア賞の副賞がA賞10万円、B賞2万円と大幅UPしたのを機にアイデア賞のルーチン化をやる。ルーチン化とは発生頻度の高い業務を決まったやり方で繰り返し遂行することを言う。
2025.2.3発表のアイデア賞2件から取り掛かる。
2席 副賞2万円
1、王製函課 藤井芳和
「営納=営業納品」という看板を作り営業部員の納品かトラック配送か分かるようにした。営業の探す手間が大幅に減った。
2、耕印刷課 上田剛
夜勤時ニスで終わり4胴目ツボを空にしてローラーも綺麗洗浄してすぐ仕事に入れるようにした。40分短縮。
今回は上記2件のアイデアをルーチン化をする。
王耕は60歳定年である。定年後引き続き勤務をお願いすると区分は契約社員になる。従来はここで月給を20%ほど下げてきた。
ところが定年者は技術はあるし体力も全く落ちていないからここ2年間の定年者の月給変動なしだ。場合によっては「社の増収増益に貢献した」で1万円UPにしたこともある。
余人をもって替えがたいこちらの事情があるからだ。私は調子に乗って「85歳まで勤めてもらいたい」と社員にお願いするのだが全員の応えは同じだ。「勘弁してくださいよ」。
兎も角、頭がボケない限り王耕で元気に働いてもらいたい。
2025年王耕スローガンは澤本茂紀さん提案の「改善はアイデアから始まる」に決まった。今後12か月王耕からアイデア賞を1人ずつ選出しA賞10万円、B賞2万円を佐々木さんが決める。
A賞は特別優れたアイデアに副賞として授与されるが「余程の物でないと該当しない」と思ってもらいたい。
佐々木さんは公平な人である。選抜には①売上増 ②利益増への貢献度が基準だからその基準に沿ってアイデア賞を決めてもらえる。
金融機関からの借入ゼロの王耕にとって必要なのはアイデアである。たいした設備投資の予定のない王耕にとって➀②を実現するには社員のアイデアしかない。
自由な創造力、燃える挑戦心、協力し合う充実感で、お客様に喜んでもらえる包装資材と印刷物をつくって社会に貢献するーと王耕の企業理念にある通り自由な創造力で2万円、10万円の副賞を獲得してもらいたい。
1/29(水)Hニューオータニで開かれたが出席者はわずか60人。
東証職員は「コロナの影響が尾を引いている」というが東商自体の取組みに問題がある。例えば今回の交換会会費は14,500円だが額はメールに入っているが振込先が別なメールでしかも複雑な手続きを経ないと分からない。普通なら会費の下に振込先を記入する。
なぜこのような分かりにくいやり方をするのか。職員が遊び半分でお知らせメールを作っているとしか思えない。
ヤルこと成すことピントが外れてしまっている。「何の工夫もない職員の集合体」に成り下がっている。耕が東商に在籍する価値のある組織かどうか迷っている。
3R (リサイクル=廃棄物を原材料やエネルギー源として有効利用する、リユース= 一度使ったものを 何度も 使 うこと、リデュース=できるだけ物をごみにしない、ごみの量を減らす) 推進団体連絡会は平米当り段ボール原紙使用料が2025年度までに2004年度比6.5%軽量化に取り組んできた。
しかし6.5%軽量化は2年前倒しで2023年度に達成され、600gあった段ボール坪量が596.1gになった。これは業界の努力とともに段ボール消費者の意向を反映したものだった。
使用済みの段ボールをまた水で溶かして新しい原紙を作るリユースできる強味がイカンなく発揮された。
王子社員は環境にやさしい段ボール箱を作っていることに誇りを感じている。
理由は年棒が高過ぎるためだ。大相撲、陸上、水泳に比べ格段に高い。高額収入に群がる若者には興味が湧かない。「カネじゃないよ。本当にやりたいことは何なんだ」。
すべてのスポーツは観客動員数=収入で選手の年棒は決まると思うが、プロ野球は伝統的に高年棒が当たり前になっている。これが我慢ならない。中小企業で働く社員はもう少し給与が高くていいのではないか。
自分で給与を抑えていてこう言うのも可笑しいが2025年を区切りとして「社員の給与は抑えるのが経営」という私の考えを改める。
例えば王耕に長年在籍して定年まで勤め上げて、振り返った時「果たして仕合せだったでしょうか」と私が聞いたときプロパー社員は何と応えるか。この応えほど恐ろしいものはない。「仕合せではなかった」と言われたら私は全否定されることになる。
プロ野球に興味ないーという前に自分の足元を盤石にしないといけない。
➀少部数でも色出しが簡単 ②お客様にすぐ見本提示できるーがオンデマンド印刷機の強味だ。
一方オンデ機には、①多部数を刷っているうちに色が変色してしまうーという恐るべき弱点がある。結論は10枚ごとに色検査さえやっていればお客様に良品を納めることができる。
もし変な色が出てきたら色曲線の線を摘まんで上下させて色調節すればよい。
この検査体制さえ緩まなければ耕は自信をもって良品をお客様に納品できる。総体的に見ればオンデ機の方がオフセット印刷機より品質管理は簡単である。
オフセット印刷機からオンデマンド印刷機に転換を急ぐ耕の戦略は正しい。
王営業は中国人社長の会社ばかり新規開拓してくる。「他の国の社長は居ないのか」と私は怒鳴るが営業の反応は鈍い。「どこの国でもいいじゃねーか」という顔をしている。
今回福岡さんが開拓したのは足立区江北の㈱ジャパンゾン様、主たる業務は①コンピュータゲームソフト②化粧品③雑貨品の輸出入。役員である奥さんは日本人のようだ。支払は前金。仏人社長の会社は初めてだ。だからと言ってありがたがる必要はないが、仏人ベンチャーは珍しい。
同じ商売をするなら面白くやりたい。お客様がヨーロッパ人というのは王にはニュースである。
支部創立50年記念の会が2/23開かれた。期待はしていなかったが予想通り気の抜けた会であった。
原因は東商職員の姿勢にある。公務員化した職員がアイデアもなくただ立っているだけ。「行事を開けばいい」だけの仕事では来場者に何のインパクト与えていない。
品川支部の会員は3070人だが、例年に比べ参加者はだいぶ減った。それでも職員には賑わいを作り出す意欲が無くてはいけない。来場者1人1人と会話を持つという積極さがない。立食なら立食なりの接待があるべきだ。
帰り際に葡萄酒1本もらって帰ってきた。「商工会議所はいらないのではないか」といつも思う。
印刷出版研究所発行の月刊誌「印刷情報」を毎月楽しみに読んでいる。耕文社の現住所は印刷業界である。
専門誌であるから印刷に関わる全ての情報が載っているからどうしても将来必要なニュースであるかどうか○✖で記事を判断してしまう。例えばフレキソ印刷、水なし印刷、UV印刷は当社の将来ビジョンから外してある。
オンデマンド印刷1本に絞っているからその他の情報は興味ない。90ページの冊子で注目するのは7ページほどだ。あとの83ページは遊びのつもりで読んでいる。
これが結構頭の休息になる。そしてすでにマーケットの流れから外れた記事は優越感に浸りながら読む。儲かる設備以外は不用だ。
印刷情報は毎月楽しみな業界誌である。
大卒初任給30万円にしたら私の頭の中にアイデアが盛りだくさん出てきた。王耕は
1、無借金である
2、給与決定は能力主義で行われている
3、会社データは100%開示している
この3点を基本として経営が行われている。例えば代表取締役 渡辺直喜への王耕からの支出は
28,644,944円である。これ以上でも以下でもない。
支出額はここ4年間変動していない、渡辺への支出額は毎決算発表資料に開示されているから社員はそこだけは一生懸命に見る。
開示というのは気持ちのいいものである。恐れるものがない。年商9.7億円の耕、5.9億円の王の代表の年収が0.28億円である。「どうだ少ないだろう」と私は威張って見せることがある。
売上の多い社員には無制限にボーナスを出す。賞与の袋が縦に立つと社員はびっくりする。ビックリさせながらやる気を引き出す手口は公に認められた経営手法である。
1回80万円かけて求人誌に新卒募集をしているが応募ゼロ。打開策が見つからないまま2025年に入ってしまった。
日本の新卒採用市場は「初任給30万円」という見出しが躍っている。王耕は初任給23万円で出しているがこれでは誰も来ないはずだ。そこで初任給を一気に30万円にした。
初任給30万円ならほかの優良会社と肩を並べる初任給だ。今年3月末までに応募が何人あるか分からないが、お試しでやってみるのは面白い。全社の給与公平化は年1回の給与改定日の5/20までにやればいい。
「新卒初任給は毎年少しずつ上げるべき」の固定概念を今年は外すことができた。前年比で30%、50%UPでも良い。それほどに王耕の財務体質は柔軟性がある。
特に営業部員のやるべきことは王耕ともに明確だ。真面目な新卒が入ってくれば彼・彼女らは正面から力を発揮してくれるはずだ。
王耕社内報TRIANGLE 77号発行の季節がやってきた。前号の76号からは耕文社デザイナーの臼木小百合さんに編集をすべてお任せしている。岐阜県美濃市出身の臼木さんのセンスに任せておけば面白い社内報が出来上がる。おかげで私はだいぶ楽になった。労力は従来の10分の1になった。
岐阜市は優秀な女を輩出している。2000年シドニーオリンピック・マラソン金メダルの高橋尚子、女講談師の神田京子、そして耕文社看板デザイナーの臼木さんだ。
社員が勝手に原稿を放り込めば臼木さんが格好良くレイアウトしてくれる。結果として書きたい放題の社内報が出来上がる。だから記事は面白い。
発行日は2025.2.10である。
「王耕のiPhoneを従来のSE2からSE3に買換えたい」とスマホアドバイザーの赤石稔さんから提案があった。「SE2の保守期間が切れるのとスマホが格段に機能向上しているので是非」という。
SE3になると
1、CPUは150%処理速度UP
2、内蔵メモリーは130%複数処理向上
3、バッテリーは130%容量長持ち
4、通信規格4Gの20倍の通信速度
ちょっと想像もつかない機能UPだ。アドバイザーが言うことだからそのまま認めるしかない。しかし世の中はこのスピードで変化していくのか。怖い感じがする
②新版件数 14件 ③シート購入㎡ 1.8万㎡
以上が王子段ボール㈱の1日の3目標である。3つのうち1つでも達成すれば合格だ。
段ボール業界はこのところ不振に喘いでいる。食料品の値上げで出荷量が全く増えない。段ボール箱の注文も来ない。しかしそういう情勢を飲み込んだうえで➀-③のうち1つでも1日で達成すれば王子社員は「万歳、万歳」なのだ。
それほど貴重な達成である。今のうちにお客様需要をかき集めておこう。量の問題ではない。今後段ボールが必要になったら必ず声を掛けてもらおう。
そのための布石である。注文が減った時はお客様囲い込みに精を出せばいい。1日1日やるべきことは無駄がない。
電気の点灯、エアコンの稼働、ショーウィンドー内の置物が壊れていたり埃だらけでは、せっかく路面店でも通行人にマイナスの印象を与えてしまう。
店舗がいかに清潔か使い勝手がいいか「これでもか、これでもか」と見せつける必要がある。1つの風景づくりである。窓の奥の障子の紙が破れていたりポリのごみ袋が部屋の奥に積んであるのが見えたり。油断も隙も無い。とりあえず「これで完璧である」と思えるところまで徹底する必要がある。
神田須田町の蕎麦屋の名店「まつや」は蕎麦の旨さでは日本の代表である。1/14に行ったが1月は10日間ほど休み。がっかりした。それにしても店の風情にはもう少し手を加えてもいいのではないかーと思った。
地味なら地味なりに整理整頓は必要だ。植木を刈ったり店の風情に手を加えたりしたらどうだろうか。人の店をとやかく言う筋合いはないが、1ファンとして物申したい。
例年であれば12月初旬から穿く予定の股引を1か月遅れではいた。穿き心地誠によく全身が温まる思いがした。年寄りは下半身が大事だ。無理して寒いのを我慢する必要はない。季節に合わせて厚めの服装がいい。股引1つで俄かに仕合わせになれるのは思いのほかの喜びだ。
1/9は暖房設備のない新宿・荒木町のフグやでコース料理を取った。因業なオヤジ(76)は壊れた空調機を取り換えない。他の座卓に置いてあるガスコンロを付けて暖をとれという。おかげで風邪をひいてしまった。
もうあのフグ屋にはいかない。なぜか最近は「しほ瀬」のコースを食べても旨いと思わなくなった。いい見切りができた。
合わせて3,197万トンだった。2000年以降低迷が続いている。理由は野菜や食料品など箱に入れるものが高騰しているため板紙が流通する量がちっとも増えないからだ。
耕は戦略4商品の中に板紙を使うパッケージがあるがこれも思うように売上増になっていない。増えない理由をマーケットのせいにはしたくはないが、場合によっては「パッケージは見込み無し」で戦略4商品から外すこともある。
紙は減り続けるのは確定的だ。製紙会社は減産体制を敷いてティシュペーパーなど生活用品の生産にシフトしている。
一方段ボール原紙・シートの生産は低迷しているが、こちらは生産増の見込みはある。王子段ボールはひたすらお客様数を増やすことに専念している。小口でも大口でもいい。社長が中国人でも、韓国人でもいい。
狙いは1日の受注件数60件、新版件数14件、シートメーカーへの発注平米18,000㎡の目標を達成することである。
この3目標をクリアーすることに集中している。3つのうち1つでもいい。目標クリアーできれば万々歳である。この繰り返しをやって行けば王子の年売上は300億円になる。
不用付属物は①帽子、②頭髪染め、③眼鏡、④マスク、⑤髭(ひげ)、⑥マフラーの6点である。いずれも素(す)の自分を出すのに障害になるから嫌なのだ。
1、帽子
ファッションのためとしか思えない。防寒、日差し除けの効用はない。
2、頭髪染め
一目で分かる。不自然な頭髪の色はみっともない。ありのままの色で生活する方が健全だ。
3、眼鏡
目がどうしても悪いなら仕方ない。見え見えのファッション目的のためなら止めた方がいい。
4、マスク
正常な呼吸の障害になる。新鮮な空気を肺一杯に吸って元気に過ごしたい。
5、髭
髭を伸ばしっ放しは不潔である。ファッションのためなら伸ばさない方がいい。
6、マフラー
首が寒いと思ったことはない。余計な衣料部材を増やしただけだ。不便が増えるだけだ。
私の個人的趣味を申し上げただけだ。気にしないでもらいたい。
日刊工業新聞社主催の「防災イノベーションセミナー」に12/25参加した。防災の施策、被災後の行動の改善を図るセミナーだ。
内閣府、NTT、日本郵便などの担当が討論に参加した。懇親会で鹿島建設㈱の防災対策一筋にやってきた定年間近の人と雑談した。特に耐震設計の構造計算を私は質問した。回答は
1、日建設計、日本設計などの大手設計会社は構造計算はやらない。ゼネコンの仕事だ。
2、全国の活断層、地層の構成はデータができている。地震で地面がどう動くかも分かる。関東は昔海だったところに高層マンションができている。危ない。
3、仕事で防災のための部材開発もした。
私は防災には建物の耐震強度を高めるのが最優先である。建築設計では a、デザインより b、(耐震強度を割り出す)構造計算のほうが重要だ。ところが構造計算は実際に建物を作るゼネコンがやるーという。これには驚いた。
構造計算と建築デザインは互いにチェックし合うことで建物強度は保証されるーと思っていたがそうではなかった。釈然としない気持ちで帰宅した。
1/3昼過ぎ、新幹線に乗るため品川駅前に出た。駅前の第一京浜は黒山の人だかりで歩道を歩けないほど。箱根駅伝復路で物凄い勢いでトップランナーがテレビカメラを従えて走り抜けて行った。
第一印象はカモシカどころではない「鋼のような体」であった。別人種のようであった。正月早々鍛え抜かれた青年の走りを見ることができて得をしたような気がした。新年の駅伝人気の理由が分かった。
物凄い勢いで走り抜ければいいが、これがヘトヘトに疲れ果てた姿では逆効果だ。スターとは人々を元気にさせるものを示さないといけない。
順位は何番目でもいい。「選手は特別な人種である」を見せつけてくれればいい。私は「いいものを見ることができた」と満足して新幹線に乗った。
ペットボトルに入っているメルシャン製だ。甘くて口当たりがいい。苦味、渋味を強調した高級葡萄酒と違って甘めのジュース感覚で飲める。ボトル半分を飲んだが特に強い酔いは残らなかった。
私は葡萄酒の味は分からない。なにが高級で何が庶民的なのか。ビールだけはサッポロが1番だ。大人の味だ。日本酒は飲まない。ウイスキーも銘柄にこだわらない。何しろ酒を飲むのは週に1回ぐらいだから。
続けて飲むと体調がおかしくなる。ひどくなると①情緒不安定②自己嫌悪と進む。つらい。これがいやで初めから酒には手が出ない。
88歳で亡くなった父親の遺伝だ。父は飲み会には参加するがウイスキーの水割りをなめる程度だった。その代わり煙草は1日2箱吸っていた。
酒がダメな体質は大変ありがたい遺伝と思って父には感謝している。
ペット入り安葡萄酒が出たら迷わず頂戴する。高齢者は我慢してはいけない。その時欲したものをユルユル摂取すればいい。どうせ1本800円の葡萄酒だ。
会社が発展するかしないかは日々の改善にかかっている。年次計画、月の改善といった一定の期間をかけた実現よりも「思い付いたら―実行、思い付いたら―実行」をやることの方が面白い。しかも結果は直ぐに分かる。
他社の社長の顔を見ていて「この人は日々の改善をやっている人か。やってない人か」を想像する。やっていない社長は愚物である。やっている社長は興味深い人―と見る。
例えば日産自動車社長は愚物、ホンダ社長は少し興味を持てる。
改善は1朝1夕にできるものではない。思い付いたことをすぐやってみて○か✖を確認しなければならない。やってみた事の10%は✖である。✖なら直ぐに中止だ。このような繰り返しをやって行かなければとても会社改善などできない。
つまり決定を覆(くつがえ)す会社習慣をつける。覆したときに必要なことは全社員にお知らせすることだ。気軽に改善-効果なければすぐ中止を全社員に連絡。
これが改善は細かく頻繁にーのコツだ。
富士フィルム㈱で新装備のオンデマンド印刷機を来年(2025)1月に発売するーという広告が盛んに流れている。
全長がやけに長いから印刷機能のほか後加工の機能がついているようだがこれが信用ならない。プラスαの機能はほとんど使われることなく設備は廃棄される。
製本機械の㈱ホリゾンの新製品がそうであった。現場長は「効率UPに繋がる」と目を輝かせるがお客様の指示は多種多様で結局別の機械で加工した方が早いーといことになった。一挙に3台購入した後1台を返却した。
オンデ印刷機を買う予定の山村康弘制作課課長にその辺を聞くと「新機能をうたった出たばかりの新製品は買わない。他社で試し使いが終わったあと買うか判断する。あるいは1世代前の機械を買う」という。
「誠にその通り」と私は相槌を打った。私は枕を高くして寝られる。
王耕ともに前年比で微増であった。原因が納得行くものだった。
王は角川様の売上が減り、他のお客様の増で前年増に持って行った。これは
①角川様依存度を減らす
②大小に限らずお客様数を増やす
③ 〃 受注件数 〃
④ 〃 新版件数 〃
の戦略目標を12月は4点とも達成した。
2024、国内の段ボールマーケットは縮小した。しかし王はマーケット動向に関係なく毎年①ー④を実現する予定である。
耕は受注品目を大きく変えた。カタログ・パンフレットは大きく後退しPOP、シールが伸長した。印刷現場の刷本の山を見ると昨年とは様変わりした。「これが耕文社の工場か」と思ってしまう。そして1つの確信を得た。
オフセット印刷機よりもオンデマンド印刷機の方が品質管理しやすい。オンデの検査体制さえ作り上げてしまえば良品生産は可能だ。オフセットのような㋑インク・水供給量㋺室内の温・湿度など適正値を目指す必要はない。現在オンデ印刷の売上1日10万円を目指している理由はそこにある。
戦略に沿った売上増であれば%が小さくとも私は満足だ。
11月の耕制作課のオンデマンド印刷売上は559万円だった。前年が308万円だったから1.81倍になった。
今、耕文社ではオンデ印刷で1日受注10万円を目標に売上を伸ばそうとしている。結果として1.81倍になったのだから合格である。
ちなみに制作課のオフセット印刷刷版のCTP売上は619万円で前年比6.5%減だった。余り減ってはいないが今後の売上増は期待できない。
色調補正が簡単、小まめに色の変更ができるなどオンデ機の強味が分かってきた現在迷いはない。ひたすらオンデ受注を伸ばしていくだけだ。
牛丼チェーンで紅ショウガ、立ち食いそばでネギ、寿司屋でショウガ入れ放題。いずれも私にとってこの上ない店のサービスだ。
たとえばネギ。朝鮮の古い民話に「村中の人の頭が狂ってしまい村は大変な混乱状態だった。そこに旅の僧がやって来て、村民にネギを食べさせた。すると村人の頭はみるみる正常に戻った」というのがある。
「ネギは人の頭をまともにする薬効がある」と私は信じている。勤め人がネギを買物袋に入れて家路を急ぐ姿を見ると「あの人は正常な人間だ」と見る。
ショウガをがむしゃらに食べる人間は健康である。ショウガには体を温める効果がある。
食堂会社はその野菜効果を見通したうえで食べ放題にしているのだろう。頭のいい戦略だ。
12/18夕、大崎駅の立ち食いそばに入ったらネギはちょっぴりしか入ってなかった。「遠回りしてでもネギ入れ放題の五反田の小諸そばに行けばよかった」と反省した。
大手2社が一緒になる時は1方が圧倒的リーダーシップを持っていないと上手く行かない。今回のホンダと日産の統合会社設立は対等の匂いがする。まして相手が日産ではホンダが貧乏くじを引くことになる。
日産の首脳陣は潔い人たちには見えない。日産首脳が「本田カラーに日産を塗り替えてください」というなら分かる。日産首脳にその気がないならホンダは日産に近づくべきではない。
大手の会社統合は将来に向かって心膨らむものと無価値なものがある。今回の統合劇は「ホンダの日産吸収合併」であるべきだと私は思う。あるいは一旦統合してホンダ色を強めて行く手はある。
私の個人的趣味で申し訳ないが「顔の周りがモアーっと暖かい」のは好きではない。むしろ寒気で顔の皮膚が痛いくらいの方が好きだ。だから家でも暖房はつけない。空調機はあるが1冬中点けることはない。
こんな変わり者の言うことは1つ1つ聞いていられないだろうが、今回耕文社の暖房温度を2度下げて22度にした。少し寒めの環境で皆さんには仕事の効率を上げてもらいたい。
以前中央区日本橋の清水建設本社を見学したことがある。私は社内の暑さに参ってしまった。空調スイッチは28度に設定されていた。それでも社員たちは何の不便もない顔で動き回っていた。社員に「暑いですね」と問い掛けたら「少し」と応えた。私だったら室温下げを提案するか温度の低い職場に異動を申し出る。
冬を越す極意は「頭寒足熱」である。
12/13、14と古くからの友人(77)の病気見舞いに岩手県花巻市に行った。北上市以北は雪が薄っすらと積っていた。
花巻市で2日目の早朝雪道を歩いていくと気分が高揚してきた。嬉しいのだ。心が弾んでくる。10代の頃から同じだ。雪道は清潔だ。歩幅を小さくして転倒に注意しながら歩くと心身ともに充実してくる。
新花巻駅の観光案内嬢が「これから仙台に行くならバスで行くのをお勧めします。新幹線からのとは別の風景が見られる」という。「それなら」とバスで仙台に戻った。
仙台には雪はなかったが高揚感は続いた。駅前のベンチに座っていると前を通り過ぎる人たちは皆新鮮に見えた。嬉しくてしようがなかった。
仙台在住の老女(84)と和食を食べ、1番丁の老舗喫茶店で昔の同級生らと3人で雑談を3時間かわし21時過ぎに帰宅した。
あのように高揚感が持続したのは雪のお陰だ。雪は私にとって害ではなくて栄養分だ。
民間航空機エンジンの修理は ①メンテナンス②リペア③オーバーホールがある。IHIは現在年70台の修理をやっているが6年後には400台に持って行く。
私は「修理」「自主保全」という言葉が好きだ。コストをかけずに本来の機能を生かせるからだ。
航空機エンジンもオフセット印刷機と同じだ。従前の生産能力を保持しようとして新機を買う必要はない。100分の1のコストで修理すれば十分に機能する。コストが減ればその分を他分野に資金を割り振れる。航空機産業は未来産業だ。
日本で旅客機を作ってもらいたい。開発を中断した三菱航空機は情けない。IHIが修理技術の向上とともに旅客機を作ればいい。
エンジン製造はIHIの本来の技術である。修理機能の増強は持ち前の技術を生かせる。生かして飛行機を作れるようになればいい。企業は未来産業部門をいつも持っていなければならない。未来産業の売上を増やすことが成長につながる。
耕文社の未来産業は1、POP 2、パッケージ 3、シール 4、カレンダーである。4商品の売上を増やせば大胆に成長できる。
王子の未来産業は1、箱作りだ。段ボールを中心にコートボール・プラスチック箱の生産を増やしていく。
いずれも両社の本来の技術の延長線上にある商品だ。安全・確実に成長できる。
私は○○ヒルズの高層建築に入ると気が滅入ってくる。人が働くのにこれだけのスペースは必要ない。無駄だ。いずれオフィススペースが空いてくるのではないか。
丸の内界隈の昔の建物は真ん中の通路は広いが天井はそう高くない。昔の地味な設計がいい。帝国劇場はじめ取り壊しに入っている。もったいない。
三菱地所が丸の内のビル建て替えを始めた切っ掛けは阪神・淡路大震災(1995.1)だった。「東京であんな震災が起きてビルが全壊したら会社は成り立たなくなる」との危機感だった。
耕文社は中古ビルばかり買ってきたし今後建て替える予定もない。震災が起きたらその時考えればいいーと思っている。
それよりも何よりも「新しいビルに入ったからと言って私たちは仕合せにはならない」。旧い社屋で効率UP だけを考えるビジネス生活の方が充実する。
サントリーホール小ホール(ブルーローズ)でシャンソン女歌手4人の会が12/4開かれた。観客は500人と思った以上多かった。年寄りばかりだった。
後方の客席に松島トモ子(79)がいた。まるで老けていなかった。
安さが魅力なのではない。求めている都合のいい現物があるのだ。
例えば洗濯物を干すハンガー。私は備え付けの幅3メートルの洋服ダンスの横棒に引っ掛けて戸を開けたままにして部屋干しする。
その際1つ1つハンガーに掛けて吊るす。部屋の窓を2カ所開けておけば1日で洗濯物は乾く。
ネットショップで針金ハンガーの良いものがなかった。品川駅前の100円ショップに行ったらあった。4つで110円。針金を覆ていたビニールがボロボロになった旧いものを捨てた。以後洗濯物を順調に干している。100円ショップには現物があるのが強味だ。
私は遠出の旅行は手ぶらで行く。今月岡山と花巻に行く。100円ショップに物凄く小さな合繊のバッグがあった。スマホの充電コードと必要書類を入れるには丁度いい。
これ1つあれば今後の10日間旅行にも使える。猿股はホテルで毎晩洗う。1晩部屋干しすれば乾く。
耕文社では煎餅、クッキー、チョコレートを箱に入れて各フロアーに置いてある。社員サービスのために設置したが私は10個ぐらいを持って来て自分の机で食べている。これを止めた。
体に悪いからだ。煎餅には塩がたっぷり振ってあるしクッキーはやけに甘い。こんなものを食べ続けたら命を縮める。徳川14代将軍家茂は甘いものを食べ続けて20歳で死んだ。塩分と甘味は毒物の双璧である。
耕印刷課の酒川陽一さんは1日に10本コーラを飲んでいた。秋の健康診断で糖尿の異常値が出た。ビックリした本人はコーラを止めた。以後水を飲んでいる。体を壊してまで嗜好品を摂取することはない。酒川さんの立派な決断である。
人の寿命は食べ物で決まる。女房が年中豆料理を作っていると夫婦で長寿だ。豆ほど健康にいい食べ物はない。
漢文学者の白川静は96まで生きた。これは奥さんが年中豆料理を亭主に食べさせていたからだ。当然奥さんも長寿であった。
日刊工業新聞によると洋紙国内販売データの9月数字では
塗工紙(前年同月比)
カタログ用上質コート紙 6.4%減
パンフレット用上質軽量コート紙 6.1%減
チラシ用微塗工紙 9.5%減
恐ろしいほどの減少ぶりである。
世の中の流れとして
①オフセット印刷機による印刷物の需要減少
② 〃 の仕事減少
③ 〃 に使う用紙の減少
これを止めることはできない。ならば①②③を前提として耕文社受注品目の変更をする。
1、戦略4商品(POP、シール、パッケージ、カレンダー)を増やす。
2、オンデマンド印刷を増やす。オフセット印刷機での生産量を減らす。
1、2を実行するにあたり日銭朝会が役に立っている。
開拓した有力外注さんを知る。新規お客様の必要としている商品が分かるーなど全社員が現状を理解できる。
オンデマンド印刷機とインクジェット機の機能UPが止まらない。
薄型段ボールのトップメーカー、クラウン・パッケージはオフセット印刷並みの精度を実現したインクジェット印刷機を入れ「SD(スーパーデジタルプリント)サービス」を始めた。
これはオフセット印刷の175線の解像度を実現できたインクジェット機で、従来のフレキソ印刷を遥かに超えた画質を段ボールに印刷する。
革新が遅々として進まないオフセット印刷機に対してオンデマンド・インクジェット機の進歩は凄い。
新機種の登場とともに段ボール大手も新たに設備し始めた。王子コンテナは「福島工場に新しいインクジェット機を置いたので利用してください」と王管理課の幡野早織さんにPRに来た。
王は外注さんが高額で買った設備を使う。
11/20で上期が終わった。早速担当の足達純也さんから11月の営業部員の個人別報奨金計算書が回ってきた。
売上目標(11月、上期)達成賞など8項目の金額が表計算されているが、出色なのが半期新規お客様未獲得の罰金である。
課長=7万円
係長=3
主任=2.5
無職位=2
それぞれ月給から差引かれる。
そもそも半年営業して新規ゼロとは言語道断である。新規を獲れないのは営業ではない。商品を運ぶ赤帽車両の運転手だ。
11月の報奨金は計112,576円だった。罰金195,000円が引かれてである。
報奨制度はただお金を渡すだけでは味がない。罰金でお金を徴収する項があって初めて奥深い制度となる。
私の胴回りは1㍍だ。ユニクロに行っても「長尺はネットで買ってくれ」。用品店でも「うちでは取り扱いはない」。
出る本数が少ないからかどこも扱いたがらない。世の中にはデブがゴロゴロいるのに何故か買うのに苦労する。
赤羽駅のコンコースに革製品の臨時売店ができることがある。ここには当然のように長尺ベルトがある。11/25(月)臨時売店が出ており1.4㍍のベルト(2,500円)があるので早速買った。
70近いおばさん店員が笑顔で売ってくれた。「長ければ私が切ってあげる」「切るぐらいは自分でやるよ。ところであんた何人だ」「台湾よ」「台湾はいいところだ。台湾人は優秀だ」私は思っていることを言った。
おばさんの顔はクチャクチャになった。嬉しくて仕方ないといった風情だ。私も嬉しくなった。
2,500円で長尺を買えたし気分も朗らかになった。年寄りが仕合わせになる方法は簡単だ。①笑顔で会話する。②相手の祖国を褒めることだ。その時自分が本当にそう思っていなければならない。
業界とは①印刷と②段ボールである。毎月2紙、2誌とっているがこれが結構役に立つ。一通り読み終わると「これだけニュースを読めば業界の最新情報は分かった」と思ってしまう。変な自信がつく。
掲載されている会社紹介はいいところだけを大きく書く傾向がある。新技術は針小棒大に書かれている。すべて割引して読んでいる。
それでも新しい固有名詞や数字が出てくるからとりあえず知っておきたいニュースなのだ。4紙誌の隅々に目を通すことは私の楽しみになっている。
私は親方の解説が好きだった。言葉は少ないがズバリ言い当てる。「あの力士は引きが得意だから。クックック」。「引きが得意」と言われた力士は故郷のファンに顔向けできない。それでも勝負には勝たねばならない。また引いちゃうのだ。
1番の特徴は「落ち着いて聞ける」解説だった。昔は玉ノ海梅吉(1912-1988)が長いこと辛口解説していたが北の富士にはユーモアがあった。
向こう正面に舞の海がいれば北の富士に胡麻を摺る様なこと言う。「親方がおっしゃったとおり…」を繰り返す。親分子分がハッキリしてこれがまたいい。舞の海の分析解説が一層冴えてくる。
亡くなって私が「惜しい」と思う人は少ない。北の富士は惜しい人だった。
11/19 JFEスチール東日本製鉄所(千葉地区)を見学した。千葉市中央区にあり商業地区・住宅街に隣接している。
高温、粉塵と決して良い環境の工場ではない。工場にエレベーターはなく4階まで階段を登らなくてはならない。足の悪い私は50人の見学者の中で1人だけ後半の見学をパスした。
50年前多くの同級生が「鉄は国家なり」と言われた製鉄会社に就職した。「そこがこんな職場環境だったのか」と呆れた。
今や世界の鉄はほとんどが中国で生産されている。地球温暖化を緩めるためにも何らかのアイデアで策を講じるべきだろう。
人類のアイデアこそが問題解決につながるーと思った。
ひどいものである。私はパソコン、スマホで写真を送れない。やり方を教えてもらうが、再度自分でやってみる事をしないからいつまで経っても写真を送れない。ザルに水を入れているようなものだ。
毎日発信しているブログに写真を入れれば読者の反応は違ってくるだろう。
パソコン、スマホから写真を取り込む術を習得する。D=11/30
私は5:45に出社する。早速パソコンを開いてユーチューブでマツケンサンバを見る。松平健と腰元ダンサーズ30人の激しい振付に見惚れる。
腰元ダンサーズは狂言師に娘だったり元タカラジェンヌだったり本当だか生活に困ってない人ばかりと言う。これだけ品質のいい人達の激しい踊りに生の喜びがもろに伝わってくる。
途中から振付師の真島茂樹さんが笑顔を満面に浮べて後ろに登場する。そりゃそうだ。自分で作った踊りだ。嬉しくない訳はない。
真島さんは5/22に77歳で亡くなっている。踊り一筋で生きてきてヒットした「マツケンサンバⅡ」を思いっ切り踊っている様は見事だ。本職だ。
こんな人たちを早朝見てニヤニヤしながら時間をつぶしている。
私は午後から会社から消えることにしている。昼ご飯を食べに出て帰社しないのだ。
ところがここ3日間夕方まで在社していた。毎日新聞社の退職者で作る同人誌「ゆう Luck ペン」に作文を送らなければならないためだ。締切は明後日の11/16。
テーマも決めず最終1ヶ月フラフラしていたが切羽詰まった。先月(10月)に行った中国の話を書く。
ところが毎日長めの伝言板兼ブログを書いているため体内に作文余力がなくなっている。「ここは性根を据えてやらないと終わらないぞ」と自分を鼓舞した結果の1日中在社だ。
とりあえず提出作文は概要ができた。後は何回も何回も読み返す動作が残っている。文章の微調整をすることで分かり易い内容にできる。
板紙=板のように厚い紙、450平方ミリで7万円
白段=ライナーが白い段ボール 450平方ミリで2万円
営業の報告によると「意外な結果」だと言う。これだけの価格差があれば白段に選定されても当然と言う。しかし重厚な風合いを出す必要がある時には板紙が選ばれている。
全体の流れとしては白段に行くだろう。理由はコストだ。コストが安ければいくらでも改善は効く。高いと改善できる範囲が限られる。
結論としては白段の利用は進み、板紙は頭打ちになるー積りでやって行けば製函メーカーはアタフタすることはない。
奥村印刷さん(北区栄町)の名物社員がこのほど83歳で退職された。
何しろ現場の1営業部員として働いてくれているのだから他の社員の精神的支柱だった。「私だって健康で80歳過ぎまで働きたい」と考えている社員がいるーと言う。
耕文社で60歳以上の契約社員に「83歳まで働いてください」とお願いすると応えは決まっている。「勘弁してくださいョ」。
奥村さんと耕文社の差はどこにあるのか考えさせられる。それぞれの社員の人生設計が違うのだから「致し方ない」で済ますことはできない。
いつまでも世間と接していることが長寿の秘訣ーと私は思っている。世間と接するには昔とった杵柄(きねずか)で技術ある仕事を継続するのが1番ではないか。それ以上のことは言えない。
1、オフセット印刷はMACで行う色調補正である。
印刷機で機長が色を調整するーと思われがちだが、その前工程の制作課のMAC操作でしか現物に近い色出しができない。
耕は制作課に色調補正担当の都築明彦さん(59)がいる。現実問題として都築さんが色を確定して初めて現物に近い色出しができるのだ。
カラーオフセット印刷機の機長によるインキ出しノズルの操作では不可能である。正確な色出しが必要になったらサッサとMACで色調補正をやって刷版の再出力をやれば問題は解決する。「刷版の材料代が余計にかかる。無駄だ」などと言ってはいけない。
2、オンデマンド印刷機はすべての印刷機に搭載されているトーンカーブ機能を使って正確な色出しができる。
トーンカーブはCMYKの濃度を上げたり下げたりできる機能だ。右上がりの斜めの直線の中途点を摘(つ)まんで上下させることで濃度を変更できる。
CMYKとはCyan(シアン)・Magenta(マゼンタ)・Yellow(イエロー)のかけ合わせで色を表現する色の三原色。
結論から言えばオンデの方が色調補正が簡単にできる。そんなところからオンデが重用される理由がある。
丸の内の東京会館でおよそ全国から300社が参加して開かれ、ハイデルらしい相変わらず豪華な雰囲気の会であった。ハイデルはドイツの印刷機メーカーで耕は昔からのハイデルオフセット印刷機を愛用している。
立食の懇親会ではなるべく東京以外の業者さんと話すようにした。(印刷注文が減って)皆「大変だ、大変だ」とおっしゃるが東京の全国大会に出てくるのだから基本的に元気な会社さんばかりだ。
私は「オフセット印刷は将来無くなりますよ」と吹聴して回った。本当にそう思っているから吹聴したのだ。印刷業の将来構造が見えていれば怖いものはない。オフセット印刷の注文がゼロになったら他の販売商品を作ればいいのだ。
耕はゼロになることを予測して、オンデマンド印刷機での生産100%に持って行くつもりだ。
「どうなるのか分からない」「どうしたらいいのか分からない」と言うのが1番の恐怖である。見通しさえついていればラクチンである。
当社は「共有した」という言葉を禁止している。相手と情報を共有した-と言われても「だからどうだって言うのだ」ということになってしまう。正しくは「相手に○○の情報を伝えた」である。
あくまで文章は書き手が主人公である。主人公の意思が表現できればいい。だから文章の主語は「私は」にならないといけない。「共有した」では自分と相手の共同作業にしてしまっている。これは逃げである。
公務員の記者発表で「共有しました」などと言われるとガックリきてしまう。使命を帯びなければいけない公務員が必死に自分を打ち消そうとしている姿が見え見えなのだ。「責任は私だけにあるのではない」と言っているのだ。
「公務員の使命として私は○○を実行いたします」と言って初めて責任の所在が明らかになる。
「共有」を使う公務員は人前に出してはいけない。
3点支持=4つの手足のうち3つで体を支えること。
登山家であり年商1,500億円のモンべル創業者の辰野勇さん(77)は21歳の時、高低差1,800㍍のアイガー北壁を登った。「3点支持を徹底していれば危ないことはない」とおっしゃる。
私は3点支持を徹底して街中を歩いている。階段は必ず片方の手は手すりに掴(つかま)る。電車では両足を踏ん張っても吊革では不安だ。ステンレスの棒にしっかり掴って3点支持している。
年寄りは転ぶと大変だ。歩くスタイルは気にしていられない。安全第1だ。
私は4年前72歳の時ゴルフ場のアスファルト下り坂で滑って転んで左足首の靱帯を切った。それ以来いわゆるよちよち歩きになってしまった。転んだ後、思わぬ所から出てくる不具合が恐ろしい。
王子段ボール㈱ 3件842,752円(月平均売上4,900万円)、
㈱耕文社 5件5,124,328円(同8,150万円)
11/1現在の両社の手形残がこれだけ下がれば私は枕を高くして寝られる。
支払いの先延ばしはいけません。「払うものはトットと払ってしまえ」が王耕の昔からの方針だ。おかげで「買掛金がどれだけあったっけ」と振り返る必要がない。なにしろ毎月初の王耕買掛金はゼロなのだから。
王耕の方針は
1、前金のお客様は神様です
2、手形支払いのお客様にはまず1ヶ月の短縮をお願いする
3、目標は「末締め翌末振込」にしてもらうーの3点だ。
過去には1社手形800万円が丸ごと焦げ付いたことがあった。サイトが5か月というシロモノであった。今では支払いが5か月手形では取引しない。
手形廃止・短縮はお客様のためになるーのだ。短期決済はお客様の効率UPになる。商売への見方がまるで変ってくる。例えば1千万円銀行から借りて手形発行をやめるーという手もある。
品川区大崎2丁目から首都高荏原口までの緩い登り坂を百反坂という。耕文社が西品川1に平べったい中古ビルを買った41年前、百反坂は食品・生活雑貨を売っている百反通り商店街だった。
その後商店は減り続け、ただの道路になった。
ところが大崎駅西口にオフィスビルが建ち始めると飲食店が開業し始めて結構凝ったイタリア料理、蕎麦屋、カレー店が並び始めた。「ここで昼食を摂らない手はない」と私は1軒1軒味見に通いだした。
10/30は中華の九麗瑠(クレイル)に入った。カレーライスとタンメンのランチメニュー(850円)を注文したが量が多くて食べ切れなかった。「この漢字は読めない」と言ったら「初めに付けた店の名だから変えられない」とおばさん。味は普通。
オフィスができれば周りは飲食店が萎集するのは当然のこと。変貌する地元の裏通りを探訪するのも悪くはない。
10/29 東京プリンスホテルで2,000人を集めて開かれた。資格は港区在住の76歳以上の老人・老婆。それぞれが1番の正装に身を固め出席していた。傍から見ていて気持ちのいいものだ。
ゲスト歌手の新沼謙治は「港区の隣の大田区からやってまいりました」には驚いた。「あんな田舎の区は港区の隣にはない」と私。最前列に20人ほど車いすの参加があり、介護する家族の姿は微笑ましいものがあった。
お土産は紅白饅頭2つだけ。飲み物は隅に並んでいる冷水器の水を飲めという。
演芸は老婆7人ほどずつ4組が「六本木音頭」、ハワイアンダンスを披露した。男は1人も登場しなかった。
私は十把一絡げ(じゅっぱひとからげ)に長寿と言われても悪い気はしなかった。
私はヒソヒソ話をすることほど見っとも無いことはないーと思っている。蚊の鳴くような声で話す人間はそこから1日の生活全体を伺うことができる。目立たないように目立たないようにー世間を渡ろうとする魂胆が透けて見えるからだ。
かく言う私も次第に小声になり相手から「今なんて言った」と聞き返されることがある。自分の全人格を否定されたようで赤面する。
目黒駅近くのボイストレーニング学校に通ったことがある。これも効果なし。
ではどうするか。
「大声は演技である」と考え、発声する前に1呼吸置いて「どんな声を出せばいいか」心を決める。そしておもむろに発声する。そうすると100%合格ラインまで行く。私は毎日演技しているのだ。
1、10/18(金) ①高輪病院で3ヵ月ぶりの心不全検診。担当医師「毎月来なきゃダメだ」と立腹。
②夕、㈱ショーワさんの懇親会に出る
2、10/19 吉祥寺コンサートサロンで素人音楽愛好家12人の歌・ピアノ演奏を聞いた
3、10/20 大利根CCフェローシップ委員会に参加。。骨のない委員連中を罵倒するが暖簾に腕押し
4、10/21―23 杭州市万寿寺訪問
5、10/24(木)世田谷区立等々力小3組今年2回目のクラス会。自由が丘駅近くの食堂。9人参加
日頃はスカスカの日程で生活している。これだけ予定が立て込むと流石に緊張する。1つ1つ誠実にこなしていくのがコツだ。
印刷機材販売の㈱ショーワさん(評点=53)の10/17総会後の懇親会に出席した。
本社の上に住んでいる幅和弘会長(82)は嬉しそうに「神田三崎町1丁目の町会長になった」とおっしゃる。さらに三崎稲荷神社氏子総代会会長もやっており私は「おめでとうございます」。
横にいた伊澤秀春前社長(76)が「私は1丁目副会長です」と言って町会名詞をくれた。
お2人の家は戦前からこの東京のど真ん中にあり商売は堅実、地域への愛着も人1倍だ。
耕文社は1981年に西品川1丁目の中古ビル(現在の本社)を買って43年になる。町会の集まりには出るようにしているが、私はいまだによそ者だ。やはり企業は地元の人達と交流し何らかのお手伝いする気持ちが大事だ。
幅会長のように地域完全密着は会長のお人柄の賜物である。
中国・浙江省杭州市の海抜700mの山奥にある径山(きんざん)萬寿寺に10/22、23 行ってきた。
静岡県出身の聖一国師(1202-1280)が修業をした寺で子孫の米澤緑さん(74)が市内にお住いのため静岡市商工会議所と静岡鉄道㈱が中心になって聖一国師顕彰会を作って行事を年3回開いている。
今回は国師が師事した無準師範の入滅775年の法要が万寿寺で行われるための1行15人の杭州行きだった。私は国師を知らなかったが面白そうな行事にだけ便乗している。
古来高僧の子孫は明確に残っている例は少ないが米澤家には代々の申し伝えがある。
国師が開山の京都東福寺からも坊さんが20人参加し200席の賑やかな午餐会であった。料理は18品出たがいずれも精進料理。味が薄く旨くない。「坊主は毎日こんなものを食べているのか」と気の毒に思えた。
ついでに申し上げれば京都-妙心寺近くの「阿じろ」の精進料理コースの方が旨かった。
翌23日の法要は野天の舞台で200人が立錐の余地もなく2時間立って行われた。私は足が悪いためふもとの境内のベンチに座っていた。
私の狭い範囲とは 1、印刷業と 2、段ボール製函業の限られた範囲である。
この中で「ア~でもない、コ~でもない」と考えるのは第1に疲れない。第2に毎日のことであるから切実感がある。3は結果をすぐ確認できる。
王耕の目的は増収増益である。簡単な目的であるからアイデアと結果を照合しやすい。
例えば在庫確認で耕の製品在庫は ①社内と ②外注倉庫の2カ所にある。在庫のある営業は5人、品目は7つである。これを網羅した管理表を作れば月々の製品在庫の流れは一目瞭然となる。これで在庫管理の表は完成だ。
このような調子でモノと金の流れをエクセル化していけば耕を隙間なく分解管理できる。
王子段ボールのお客様への見本提出件数1日目標は10件である。10/17(金)野地薫さんの作った見本は14件だった。
このところシート発注平米は1日目標1.7万平米に対し1.5万と低迷している。しかし見本件数さえ達成していれば将来は明るい。
お客様は超大・大・小とあるが、どれでもいい。見本件数10件超えさえしていれば新規・新版が増える。新規が増えればいくばくかの増収(増売上)になる。新版が増えれば新しい形の段ボール箱の増刷が来る。
見本件数は王子売上の先を占う先行指数だ。今のところ見本件数は順調だ。私は枕を高くして寝ている。
従来は9:40頃の配信だったのが今では8:30には完了するようになった。理由は私の伝言板の提出が早くなったためである。
今までは当日の物は当日朝に書いていた。行数が次第に増え「A4,1枚プラスαにしないといけない」という強迫観念に駆られるようになり配信担当の村上優人さんへの提出が9:30ごろになっていた。「私のために配信が遅れてはまずい」と思い改善策を考えた。
結論は毎日2本ずつ書き溜めて置き8;00までに新しく書くか溜めて置いたものを出すーか決めるようにした。
伝言板は王耕が増収増益になる最大のツール(道具)である。こんな便利なものはない。社員が「何を考えているか」手に取るように分かる。早急に解決すべきだ」と思ったら課長に本日中の解決を約束させる。社員の不満がポロリと出ていたら午前中にスマホでその詳細を本人から聞く。そしてすぐ解決―である。
帯広市の菓子メーカー六花亭でも同じような伝言板システムがある。そのせいか六花亭は北海道で指折りの優良企業だ。
今期の経常利益目標は1億円以上―というと途端に目標数字が弱まってしまう。目標が弱まるようなことは避けるべきだ。1人1人の社員にとって目標は分かり易いものでなければならない。
この場合「経常利益目標は1億円」と言い切ればいい。「以上」を付けてわざわざ社員の一致点をぼやかすのは得策ではない。1億円、1億円、1億円ーと唱えていれば1億円はいつか実現する。
目標は日蓮宗のお題目「南無妙法蓮経」、浄土真宗の念仏「南無阿弥陀仏」と同じだ。唱え続けていれば何時かは私たちの掌中(手のひらの中)に入ってくる。
ここで王耕のD(デッドライン=期日)を設けない売上目標を申し上げれば
王子段ボール=300億円(2024.5.20実績5.9億円)
耕文社=30億円(同 9.7億円)
日本人の飲む酒の34%はウイスキー、ブランデーを中心としたリキュール。特にハイボールの消費が頭抜けて多い。次がビールの30%だ。
全国に1,400軒ある蔵元の日本酒売上はほとんど伸びていない。6%だ。蔵元の若旦那がいくら工夫を凝らして新しい日本酒を作ってみてもダメだ。オフセット印刷業界のようなものだ。
私は「どうせ若い力を注ぐならウイスキー蒸留に転換すればいい」と思っていた。案の定ウイスキー蒸留所は10年前の8倍の97カ所になった。ジャパニーズウイスキーとして輸出額は10年前の8.6倍に伸びた。
あとはウイスキー業者同士の競争だ。少なくとも日本酒を作り続けるより未来はある。
年(76歳)のせいか天ぷら、揚げ物は食べなくなった。体が受付けなくなったのだ。天ぷら・。タヌキそば等はとんでもない。キツネ・カレーそばはOKだ。油揚げは許容範囲内。
私はこの変化を喜んでいる。食生活の変化こそ高齢を快適に過ごすコツだ。唐揚げなどはとんでもない。
食堂はメニューが少ないほど儲かる。客寄せに品数をどんどん増やすのは得策ではない。私が食堂をやるなら1、カレー 2、餃子の専門店をやる。
ステーキ屋のウエイターが「もともと日本人はステーキを食べる民族じゃない。ハンバーグライスは好む。なんといっても好きなダントツはカレーライスだ」「それならカレーかハンバーグだけの食堂にしろよ」「私に言われてもなんとも応えられない」。
餃子は中に野菜が入っているから食べられる。それに作る手間がかからない。だから餃子専門店は好調なのだ。唐揚げは肉と油だけだ。
書込みしない社員は無能ーである。A4できれいにプリントされた資料を更(サラ)のまま配る社員には困ったものだ。更のプリント紙が最上だと思っているのだ。
読む方にすれば赤のボールペンで追加説明が書込まれていれば1発で分かる。書込みがある資料をコピーすれば書込みはきれいにプリントされる。敢えて書込みしないのは罪悪である。資料には全部書込みをしてもらいたい。
どんどん書込んで十分に汚れた紙面の方が価値がある。読者は書込みの赤字から読むことがある。例えば「この資料の出典は○○」「統計数値は2023年の物」と言った書き込みがあれば読者の理解は早い。
私はビジネスは早くて正確ならば合格―と思っている。A4紙が貴重な資料になるかどうかは筆者の書込みの量による。
男の武士の侍が、馬から落ちて落馬して、女の婦人に、嘲笑されて笑われて、腹を切って切腹した
よく引き合いに出される二重言葉の好例だ。上の例文の5文節すべてが二重言葉だ。読む方にすれば「なんて面倒臭い文章だ。くどい」と思うだろう。
一言で言うべきことを2語で言うから嫌われることになる。特にビジネスの世界では要領の悪い人間は敬遠される。時間ばかり掛かって結論になかなか到達しないからだ。
王耕の社員が使う二重言葉に「見積りを依頼された」がある。これは「見積りをもらった」と書けばいい。名詞を動詞化した言葉は二重に使わない方がいい。その都度当人に注意している。
かく言う私も時々「改善して早急にやらなければいけない。時間短縮は当社の生命線だ。しなければいけない効率UPのテーマは多い」などと書く。これは抽象的ビジネス用語を並べているだけで具体例がないから何が何だか読者は分からない。
良い文章は以下のように書く。
改善項目は ①オンデマンドGのスペースを2倍にする。D=10/31 ②納品係の保管表を完成する。D=10/11
固有名詞と数字を入れて文章にして初めて読者に分かってもらえる。
銀行のカウンターの外でウロウロしている50歳というおばちゃん行員に声を掛ける。「200万円振込みたいけどどうしたらいい」「キャシュコーナーは振込は50万円限度ですから窓口に行ってください」「準備するものはありますか」「前のお客様がいるので少々お待ちください」「居ないじゃないか。早くやれよ」。
無事振込終って「お客さん前に来ましたよね」「来たよ。君は発音がおかしいが中国人か」「日本人ですよ」「私にはこれから中国人のように発音してくれ。老人は大切にしろよ」「分かりました。そのように発音します。謝謝」「その調子だ。また来るよ」。
10/7 目黒駅前の都銀での会話だ。お互いにふざけたがっている年寄り2人。高齢者が仕合せに生きるコツはこんなところにある。
10分の1で作るアニメを「ライトアニメ」という。従来の物はフルアニメーション。ライトは大日本印刷とIMAGICAが共同で始めた。
原作マンガの画像を加工して作るため費用は90%減、全面書き直しのフルの製作期間は3年。ライトは6分の1の半年。紙芝居風に画面が動くために視聴者が受け入れてくれるかが未知という。
テレビの地方局がライトを放映し始めた。視聴者の中には「全然問題ない」という意見もあるが、当面はライトとフルが共存していく格好だ。
私はコストの安いライトが微改善を加えシェアを広げていくと思う。
すべての生産物はコストが低い方に注文は移っていく。
梱包係の簑島誠一さんの伝言板で「製本会社さんで一律20部梱包されたものが来たのでお客様指示通り部数分け梱包し直した」とあった。私は「部数分けは外注さんにお願いしろ」と語気を強めて簑島さんにスマホした。
簑島さんは早速管理課の成瀬義弘さんと打合せして「今後部数分け梱包は外注さんにお願いする」と決まった。
多少加工代が割増されても2手間かかっていたものが1手間で済むのだから確実にコスト削減だ。縦割り組織は後工程が前工程に言われた通りやるという弊害がある。
工場・営業は「前工程に改善を要求すればすべてコスト削減になる」と思ってよい。営業の前工程はお客様だ。コストが下がると思えば正面からお客様に仕様変更をお願いすべきだ。
簑島さんはこれで梱包分けの仕事は無くなる。他の付加価値の高い仕事にエネルギーを振り向けられる。
産経新聞社の「2025.1.末で休刊」の思い切った決断に驚いた。夕刊フジは今まで買ったことはないが出版不況がここまで来たのだ。
四の五の迷っているよりスパッと休刊を決めたのは見事だ。赤字刊行物であれば①まず休刊 ②次のことは早急に決めるーの手順でやるべきだ。垂れ流し赤字ほど罪作りなものはない。決断力のあるキーマンが居ないことを露呈しているからだ。
一旦空にして次の取り組みを考えるのは賛成だ。コスト削減は早いほどいい。削減の決定は社員に伝わる。社員は自らの削減に目が行く。ここからが面白い。削減という電車に乗ってしまえば社員・役員ともに心を1つにできる。
私はコスト削減は得意だが売上増は苦手だ。王子は放って置いても遅々として売上は伸びていくだろう。段ボールのマーケットが伸びているからだ。
問題は耕の売上増だ。新しいマーケットを見つけないといけない。
大日本印刷㈱は鯛など養殖魚の飼料になる昆虫の幼虫「ミールワーム」の飼育工場を立ち上げる。場所は休眠工場を使うという。8年後に140億円の売上を目指す。
売上1.4兆円、従業員3.7万人の大所帯が文字離れの中、変革の道を探っている。これだけ大きくなると①株価の維持 ②従業員の雇用―と果さなければならない責任は大きい。
この際「思いつくものは何でもやろう」の精神は立派だ。会社の変革はまず「売るものを変えなくてはいけない」。従来のオフセット印刷物の範囲内では新しい売上は発生しない。販売する新商品を作れば道は拓ける。
耕文社も1、オンデマンド印刷受注増 2、新商品の受注 3、月100万円超のお客様1人3社作るーを新営業方針としてスタートさせた。
1.4兆円に比して幼虫売上の140億円はあまりに小さいが方向性は正しい。今後の大日印の新商品作りに注目したい。
10/1の印刷物搬出はオンデマンド印刷物だけ。オフセット印刷物はゼロだった。4tトラックドライバーの竹内登さんはガックリしていた。
時代は変わったものである。以前は前日に刷上ったオフセット印刷物満載で意気揚々と出車していたが、本日は以前の5分の1程度の量しかない。運転の達人の竹内さんの意気も沈みがちだ。
この惨状は私にとっては織込み済みの事態だ。先に行けばオフセット印刷物はさらに減る。その代わり減る分をオンデ印刷で補填していかなければならない。これも大変な仕事だが9月に定めた
「耕文社新営業方針」
1、オンデマンド印刷を受注する
2、新商品を受注する
3、月100万円超のお客様を3社とる
をやって行けばいい。時代に合わせていく。これで耕の体質もガラッと変わるだろう。
9/27の入金伝票の説明に「防犯カメラ設置電気代1万円」とあった。防犯カメラは最強の防犯システムである。泥棒は「カメラに録画されると足がつく」と思うから犯行に入る前に2の足を踏む。とてもいい未然防止器である。
警視庁がやってくれなくても王子段ボール、耕文社は自前で数か所ずつカメラを設置している。
もっと重要なのは「金目の物は会社に置かない」ことである。仕入先、外注さんへの支払いは請求書が到着後10日で銀行振り込みしている。以前のように手形帳・小切手帳は使わないので無い。現金は小銭程度だ。
月100万円近くの社員への報奨金は9月から振込にした。何にも無いと計算高い社員は有難味を感じないだろうからA4紙に大きく金額を入れて手渡している。
警視庁のカメラはおそらく公道に向けて設置されているのだろう。どこにあるかは興味ない。
王子段ボール㈱の9/26の入金表を見て驚いた。14件(総額:486,957円)のうち11件(405,195円)が前金入金だった。前金であれば貸し倒れは絶対発生しない。
昔、演歌歌手の三波春夫は両手を前に広げ「お客様は神様です」と言った。これは劇場に来たお客様は前金で切符を買ってくださった人たちである。これなら三波春夫の公演には貸し倒れは発生しない。
王の入金も前金だらけになれば貸し倒れは起きない。ここで王の合言葉ができた。「前金のお客様は神様です」。
夕食を摂らないと翌日調子がいい。たまに夕の懇親会に出ると御馳走に目が眩み大量に食べてしまう。帰り道は「ひょっとしたら死ぬんじゃないか」と思うくらい体(88㎏)が重苦しい。電車の中で何度も深呼吸している。
これから抜け出す方法は分かっている。翌朝食を食べないことだ。できれば1日中食べなければ体調は戻る。絶食したからと言って体重はそう減るものではない。安全に絶食できる。
9/22(日)夕に錦糸町のホテルで開かれた「錦戸部屋(親方=元水戸泉)千秋楽祝勝会」で十両の水戸龍(30)に「早く幕内に行って優勝しろよ」と言ったら「無理だ。体はボロボロだ」と。
後から考えたら水戸龍は体重を減らせば体は元に戻るしボロボロも解消する。現在の190㎏を20㎏減らして170㎏にすればいい。今度会ったら言ってやろう。
このところ午後3時ごろまで食べない日が増えた。
「イスラム教の断食の日ラマダンは健康にいい」と言われている。私は3日に1日ラマダンすればさらに脳は順調に動くはずだ。
年を取ると体調がいいことが第1の仕合せである。
9/24 日本橋で開かれた「グローバルな宇宙産業における競争力の強化 -○○大学の最新宇宙研究」シンポジウムに参加した。講義を聞いてもチンプンカンプンだったが懇親会での話は興味深かった。
宇宙産業の部品開発で、大学「教授」の肩書を持つ人が特定の企業に出勤し研究開発を行い、月給の20%を大学が負担し80%を企業が持っているという。私は合理的なシステムであると思った。
実際に研究力のある人をどのように生かすかーで具体的な金銭保証があれば研究者は意欲的に研究を進めることができる。その成果が日本の宇宙産業力となって世界の開発競争で戦って行けることになる。
大学と企業は異なる目標を持っているが、接点を多くしていけば5倍10倍の成果を上げることができる。
では当社で大学の先生に研究をお願いするかと言えば、今のところ私にはお願いするテーマは思い浮かばない。当面は従来通り外注さんの開発力に頼っていきたい。
私が伝言板に書く段ボール業界データのネタ元である。ホッチキス1箇所止めの質素な製本のこの情報紙は分かりやすく業界動向を解説している。わずか3ページを読むだけで大まかな業界の特徴をつかめる。購読料は毎週発行で年間38,500円だ。安いものである。
その週刊ニュースが創刊60年を迎えた。創業者の中村政雄さんは今年3月に亡くなった。「報道の使命を続けることができたのは読者の皆さんのおかげです」と後継者の中村将吾さんは述べている。
やはり業界紙は業界の必要データが抽出されていないと役に立たない。その点包装ニュースは丁度いい分量のデータが毎号織り込まれている。私にとってとても便利な資料である。
仕事が入稿した時の私の最初の判断はここにある。過去ナン10年と印刷業者はオフセット印刷機で刷る仕事をもらってご飯を食べてきた。ところが ①出版物は売れなくなり ②広告媒体に使われてきたカタログ・パンフレットは減少の一途である。オフセット印刷機で生産するものが極端に減ってきたのだ。
代わって出てきたのがオンデマンド印刷機だ。これはコピー機の延長上にある印刷機で ㋑1部でも刷れる ㋺金銀などの特別な色も印刷可能という代物だ。
印刷業者はオフセット印刷機に加えてオンデマンド印刷機を使っていかないと食べていけなくなった。
今後どちらの印刷機が主流になるか分からない。営業は「この製品はオフセットでやった方が奇麗に発色され、コストも安くできます」と言った説明をする。またこの反対の「オンデマンド印刷機の方が…」という場合もある。
マーケットの需要に合わせて発注者も印刷請負会社もオフかオンデの選択をして行くことになる。耕はとりあえず2台あった菊全4色オフセット印刷機のうち1台を売却した。オフかオンデ、どちらが増えるか。耕社員はマーケットとにらめっこして行く。
渋谷区道玄坂上の小さなカレー店で野菜を粉砕した切り身が御飯に乗っていた。5cm×3㎝ほどの穴に野菜を入れ押し込む機械だ。ミキサーよりも大きい1-3ミリに切られたキャベツ、ニンジン、小松菜が米の上に大量に乗っている。
「これなら俺でも噛める」野菜は簡単に咀嚼され飲み込んだ。「アイデアだ」と店主と手伝いのおばさんに叫んだ。2人は不思議そうな顔で私を見ていた。
ここでカレーを食べれば日ごろの野菜不足は解消できる。便通もよくなるだろう。
大崎駅からシルバーパスで都バスに乗って道玄坂上で降りてカレー屋「スパイシィ スリランカカレー店」まで2分だ。
耕で初めての海外発送をやった。眼鏡販売会社㈱ジンズ様が販促用POP2種をアメリカの加州支店に送ったものだ。加工課納品係の簑島誠一さんによると「食料品以外はそれほど煩雑な手続きを必要としない」という。
発送の必要項目は①荷受人(国名、社名、郵便番号、住所、電話番号)②発送人(国名、社名、郵便番号、住所、電話番号)③出荷日④荷姿(POP、数量、金額、重量)を書いて配送会社に集荷させればいい。今回の配送会社は㈱ペガサスグローバルエクスプレス。日本の会社である。
国境を意識しないで配送できれば配送担当者の視野はグッと広がる。
おかずが4品付いて1,600円。9/13(金) 横浜中華街で食べた昼食だ。エビチリソースは本当に旨いと思った。都内の食堂よりはるかに安い。
今、横浜中華街は1990以降に来日した新華僑がおおぜい商売をしている。ほとんどが福建省福清市の出身者という。旧い店は新華僑に店を貸し出し大家さん家業になった所が多い。割安ランチは新華僑同士の競争の結果だ。
喫茶店をやっている日本人ママは「昔はボロボロの服を着た食い詰め中国人が来たが、今はピカピカの革靴を履いて背広姿のインテリがやってくる。こんな連中は始末に悪い」という話には笑った。
とは言ってもここは私が53年前23歳で赴任した毎日新聞横浜支局で中華街を持つ加賀町署を担当していた思い出の場所だ。横浜中華街の狭い路地で深呼吸すると外国に来たようで空気が美味しい。
都が70歳以上に発行しているシルバーパスは便利だ。都営交通(地下鉄、バス、路面電車)と私鉄バスに乗れる。私はパスを片手に都内をウロウロ歩き回っている。
バス停を見つけたら行き先を確認してとりあえず乗ってしまう。場合によっては終点まで行ってそのまま戻って来ることがある。バスの座席は位置が高いので都内観光には最適だ。
運転手さんはプロだから安全だ。バスは大きいから他の車とぶつかっても負けない。「大船に乗ったつもり」で乗り継いでいる。
年を取っていいことはシルバーパスをもらえたことぐらいだ。9/30で更新になる。無くしたら大変だ。いつも定位置のズボン右ポケットにむき出しで入れている。事あるごとに右手でカードを確認している。
品川駅前の100円ショップで40本買ったから500円。洗濯物を室内で干す時に使う。Yシャツ、U首下着、猿股すべて針金ハンガーに掛けておけば半日で乾く。
築60年のボロマンション最上階7階の私の部屋は東西南北に窓がある。どういう間取りなのか皆さんはイメージが湧かないだろう。物干し部屋の2つの窓は365日開けてあり、いい風が通る。洗濯機備え付けの自動乾燥機で乾かすのは不自然である。天然の風で乾くのだからこれ以上のものはない。
古い従来の針金ハンガーは針金を覆っているビニールが劣化してボロボロ崩れ、室内の物干しスペースはいつもビニールの屑だらけだった。もうビニール屑を見なくて済む。
500円での小さな問題解決は76歳の老人の生きる喜びになった。
納品枚数が1000枚のPOPに20枚の予備を付けることを営業がお客様に約束したら「予備20枚」と書いた帯封をしてお客様に20枚を提出しなければならない。
耕ではこの「予備」という言葉が統一用語として決めていなかった。人によっては「納本」「見本」という言葉で表現されてきた。加工課で作った「製品の余りはどういう扱いになるのか」。課員によってはすべての余り枚数を営業に渡していた。お客様に納める数が社内で確定していなかったのだ。恐ろしいことである 。
そこで決められた納品数プラスαの納品物を「予備」と決めた。作業指示書に ①納品数1000枚 ②予備20枚と営業が記入するマスを作った。
工場は作業指示書通りに予備20枚を帯封して「予備20枚」と帯封にサインペンで書けばいい。
余ったものは加工課員が直ちに廃棄する。
㈱耕文社管理課用紙担当の吉本大亮さん(59)は過去に同じ管理課の男社員1人に用紙発注法を教えた。そして今年7月、更に管理課女社員2人に教えた。喜んだ2人は2日で用紙発注を習得してしまった。
なんともいい習慣が芽生えてきたものだ。ベテラン社員はなかなか長い年月をかけて習得した技術を教えたがらない。しかし吉本さんは私たちが知らないうちに教えてしまった。
本人は「これで私も気楽に休暇がとれる」とうそぶいていたがこの技術伝達してしまった成果はあまりに大きい。「へえー、あの吉本さんが」と多くが思った。
「じゃあ、次に…」とHP画面の変更技術を教えてもらおう」という機運が生まれてきた。とばっちりを受けたグラフィックグループの飯田康宏さん(59)はびっくり。社の趨勢に抗しがたく部下の女デザイナー2人にHP画面の修正技術を教えた。
これで私はHP画面の変更は女デザイナー2人のどちらかにお願いすれば当日中に完了できる。
9/8浅草の都立産業貿易センターで開かれている紙博に行った。会場は大変な賑わいで若い女がほとんどで、幼児たちが駆けずり回っていた。
「場違いな所に来てしまった」と思った。展示物は便箋、封筒など紙製の文房具だった。「紙博とは随分大げさな名前を付けたな。迷惑だ。こんなもので商売になるのか」と思いながら早々に退出して帰り道「氷」の旗のひらめいている店でミートソースと氷イチゴを食べた。
小さな建物の1階でベルギーのチョコレートを売っている。ベルギーチョコ販売が本業で2階の食堂は副業だ。日曜というのに客はなく店は整理整頓されていた。
私の自宅がゴミ屋敷のせいか女店主がキレイ好きなのは「とても魅力的」と思ってしまう。浅草寺二天門近くで手ごろな食堂を見つけた。ほかに客がいない。店を見つけただけでも大変な収穫であった。
「また行こう」。とても充実した気分で帰宅した。
「パワハラだ」「セクハラだ」をすぐ言う人間が多くなった。実にイヤな言葉だ。本人は「こういう言葉で身を守らないと社会生活を送れない」と本気で考えているのだろう。
「パワハラ、セクハラ」をことあるごとに言われたら私はしゃべれなくなってしまう。相手の自由な発言を抑制する効果はあるのだが「パワハラ、セクハラ」はご自身の自由な発言を抑えてしまっていることが分からないのだ。
結果としてその人の発声はひそひそ話になり何を言っているのか分からない会話になる。折角立派な声帯を持っているのにあえて小声で生活するのはもったいない話だ。私は「女性・男性」とは言わない。「女・男」と大きな声でいう。
私の理想とする声の持ち主がいる。東急大井町線戸越公園駅近くの茶店の70過ぎの女主人だ。声がデカいのだ。雷が落ちてくるような声に私は酔いしれる。店には80過ぎの老婆が入れ代わり立ち代わり来てニコニコしながら店の椅子に座っている。
おしゃべりな女店主はいつもの通り雷が落ちたような声で好きなことをしゃべっている。掘立小屋のような狭い茶店はさながら年寄りの集まるディズニーランドである。私はその茶店に買い物に行きクラシック音楽を聴くような気分で雷声を聞いている。
雷声には「パワハラ、セクハラ」という概念が当てはまらない。その概念を意識した誠意ある発声なのだ。
ケーブルテレビのJcomでは歴史、伝記に新発見が多い。映像と解説があるため頭に入りやすい。
昭和天皇の生立ちで幼少の頃の写真は初めて見るものが多かった。幼年期は親元から離され、少年期は生真面目な子供であった。生涯守り続けたことは①人前に出るときは必ず眼鏡をかけた。②側室を持たなかったーの2点であった。
その他、広島・長崎に原爆を落としたトルーマン米大統領、ヒットラーの生涯など1つの物語として観ることができた。
Youtubeではオスマントルコ史、韓国史などこれまで断片的に知っていたことが一連の流れとしてつなぎ合わせることができた。学校で勉強するより包括的に頭に入りやすい教材である。
76歳で「今さら歴史の勉強」という印象もぬぐえないが、YoutubeとJcomで知識の再注入・整頓ができる。ありがたい世の中になったものだ。
日々様々な問題が起きる。それをこなすコツは
①私の結論を当日中に相手に伝える。
②相手の回答を待つ。
の動作をやるだけで問題解決に近づく。相手とキャッチボールをやっていると思えばいいのだ。
例えば、私が衣服を作るのは御徒町駅前のユザワヤと決めている。6月中旬に夏ズボン2本2万円を作ってもらうよう様に頼んだ。ところが引き渡し期日8/16に行っても店に届いておらず担当の老店員の回答はアヤフヤ。「困ったなあ」と思ったが「出来上がったら電話ください」とボールを投げておいた。
そうしたら2週遅れの8月末に若い女店員から「工場から届きました」と連絡があった。発注2か月半後の出来上がりに「長過ぎる」と思った。縫製は青森でやっているという。
ズボンを受け取り、問題は解決した。納期が2週遅れたが私は今後も衣料品は安くて縫製が丈夫なユザワヤに頼むつもりだ。
文書のやり取りでも同様だ。相手から意思表示の連絡が来たら当日中に回答をメール・Telする。ボールを投げ終われば私の義務(宿題)は無くなる。相手の回答を待つだけだ。
私が回答を1ヶ月無為に留保したら「渡辺は愚図な男」と相手は思うだろうし問題解決は大幅に伸びる。
1日の業務を「今抱えている問題は5つ。4つボールは投げてある。残り1つは今日中にボールを投げる」という数え方をする。投げてさえあれば中身は忘れてしまってもいい。
だから経営する2社 ㈱耕文社、王子段ボール㈱は毎年増収増益なのである。
台風10号の接近で8/30 ゴム長靴を引っ張り出して出勤した。「今時ゴム長靴で歩いているのはヤッチャ場ぐらいですよ」と人は言う。しかし私はゴム長靴を履く機会を虎視眈々と狙っている。「今日がその日だ」と思い勇んで履いた。
北国の雪の多い地方で1番安全な履物はゴム長靴だ。靴の裏の切込みが深いので滑らない。ファッションよりも安全の方が優先する。歩幅を狭くしてチョコチョコと地面を見ながら雪道を歩く姿は素朴でいい。いかにも「生活している」という感じがする。
最近は丈の短い普通の通勤靴のような雨靴を見かける。これでは雨雪に対抗する効果が出ない。やはり豪雨・大雪にはゴム長靴が最適である。