リコージャパン㈱東京支社城南ソリューションの3人が来てPCの梱包解きをやっていた。
「あんたがたどこから来たんだ」「大井町(住友大井町ビル北館2F)からだ」「大井町で1番機械に詳しいのは誰だ」「マネージャーの神保光太郎さんかな」「あ、そう」。
王耕はリコーと技術交流をして行く。リコー側の窓口は神保さんを指名する。
リコーの売込みを待っているだけではダメだ。こちらからテーマ設定したものを「リコー的解決法で」まず回答をもらい卓越技術に磨きをかけて行く。
渡辺
リコージャパン㈱東京支社城南ソリューションの3人が来てPCの梱包解きをやっていた。
「あんたがたどこから来たんだ」「大井町(住友大井町ビル北館2F)からだ」「大井町で1番機械に詳しいのは誰だ」「マネージャーの神保光太郎さんかな」「あ、そう」。
王耕はリコーと技術交流をして行く。リコー側の窓口は神保さんを指名する。
リコーの売込みを待っているだけではダメだ。こちらからテーマ設定したものを「リコー的解決法で」まず回答をもらい卓越技術に磨きをかけて行く。
鬼に金棒である。
2/14(水)山村康弘さんが印字して耕玄関掲示板に張り出してくれた。耕にはこれだけの個性ある卓越者が居て社員を導いてくれている。
「困ったことがあれば卓越者に相談すればいい」。それが第1歩だ。
業界誌を読むと印刷業界のトレンドが新しい言葉で載っている。例えば「受注型から課題解決ヘ」「生成AI活用」…。どれもが具体性がない。印刷業界は毎年毎年革新されている訳ではない。芯になるところは変わりない。
オフセット印刷の色を決めるのは多色機やUV機能ではない。都築さんの製版の色調補正技術である。製版が正確にできていれば印刷物も正確な色調を実現できる。耕の菊全油性4色機で充分にお客様満足を実現できる。
日本の2大メガネメーカーのシャルマン様、ジンズ様が販促印刷で耕を使ってくださっている。理由は商品の色を正確にオフセット印刷で表現しているからだ。
卓越技術者に課題をぶつけてもらいたい。具体的回答をくれるはずだ。
誠に都合のいい体質である。「飲み過ぎ」への警報が鳴る。鳴ると10日間ほど酒禁止。酒禁止と言っても我慢を必要としない禁止だ。ビールを飲む代わりに熊本みかんを食べるだけで十分に満足感が得られる。
1週酒を飲まないと完全に体調は復旧している。復旧したからと言って酒を飲みたくなるわけでもない。
ビールを飲むと鼻血が出る―のだからどうしても飲酒には慎重になる。これで私の体はバランスが取れている。誠に都合のいい体質である。
ここで分かったことは2つ。
王耕には秘密にすべきことはゼロである。すべて開示されなければならない。開示は担当課長の指示によって実行される。澤本課長は開示(全員メール)の指示を出していなかった。
今回役員会で稲嶺さんから「棚卸額と月次決算の関係について」の質問があり、棚卸表の開示が行われていないことが表沙汰になった。
調べてみると各課から報告はされていたが、集計元の総務課から集計結果の開示がされていなかった。澤本課長の怠慢である。
開示は即再開した。
各工程に検査者を配置することだ。これさえやっていれば不良品がお客様の所には行かない。
製造業をやる上で不良品とはお客様の望む仕様と明らかに違うものを納品してしまうことだ。これを予防するには検査者に見てもらうことで防げる。
このところ長い年月印刷業界にいた人たちが検査者として耕に入社してくれている。この人たちのお陰で利益出しへの耕の盤石の自信が出来ている。
私の住んでいる港区のケーブルテレビはジェイコムだ。中でも芸能人が各地を回る旅チャンネルが面白い。芸能人はいずれも酒豪で銘酒を浴びるように飲む。洒落たつまみが出るがいかにも旨そうだ。つまみを見ているだけで芸能人の飲酒風景は見る価値がある。
酒をあまり飲まない私には大酒飲みの芸能人は対極に属する人間である。
「今度行ってみよう」「この温泉旅館は掃除をしないとダメだな」と我が身のこととして見ているから面白い。やはり行きたいのは国内だ。
㈱ショーワさん発行の通信師走特集号(2023.12.28発行)を読むとオンデ印刷機がモリモリと力をつけ印刷マーケットに食い込んできた経緯が分かる。講師は(社)PODI顧問荒井純一さん。
要約すると。
王耕HPのトップページに財務データの題字を入れた。中小企業は財務内容を開示の義務はないが、あえて王耕の強みとして項目を立てて入れた。
「王耕は財務内容がご覧のように健全です。安心してご発注ください」と言外に言っているのだ。
現在の印刷業界を見るにオフセット印刷が減り、オンデマンド印刷が増える―傾向にある。
その1点に絞って結論を出していけばいい。簡単だ。例えば「オンデで何ができるか」を考え、お客様に提案して行けばいい。逆に「オフで何ができるか」などと考える必要は無い。
オンデの技術用途を広げるためにはリコージャパン㈱の神保光太郎さんを使うべきだ。事務所は大井にある。事あるごとに神保さんを呼びつけ結論を出していけばいい。遠慮は無用だ。
耕社員20人が神保さんと身近に接して行けば耕はオンデマンド印刷の権威となるだろ。
特に食べたいものがなくなってしまった。食欲が湧かない。困ったものだ。日々の生活への意欲にも関係する。6000円のうな丼を食べたが差して旨いとは思わなかった。寿司を食べたいとも思わない。人間止めろということか。
救いはターリー屋のカレーだ。ナンを千切りながらカレーに浸けて食べる。これは旨いと思う。ターリー屋は目黒にも五反田にもある。いざとなったらターリー屋で命をつなぐつもりだ。
ターリー屋は日本人経営のチェイン店だが従業員はほとんどがネパール人だ。味は立派なインド料理だ。これからはインド文化に支えられて私は生きて行こう。
NHKラジオ深夜便で漢方医が言っていた。確かに私は駅の階段は登らない。エスカレーターかエレベータに乗ることにしている。
これでは筋肉・骨の増強にならない。漢方医は日頃のトレーニングを強調していた。わざと筋肉を必要とする道を選べ―と言うことだ。これからは歩行法を変える。
ただし階段時は必ず手摺りに掴まるのは従来通りだ。
品川区の北品川本通り商店街の八百福でミカン段ボール1個(3,000円)買った。表面がザラザラで見た目は悪いが味がいい。さすが熊本県産だ。毎日6個食べて喜んでいる。
王子に行くのに2個ジャンバーのポケットに入れ品川駅から高崎行き電車に乗る。車内で食べるミカンがこれまた美味だ。房から漏れるジュースを吸うと生きる活力が湧いてくる。
果物は値段ではない。季節のものを食べていれば最上の味を楽しめる。最近出席する懇親会で酒の代わりにオレンジジュースを注文する。ジュースによってはとんでもなく旨いものが出てくる。それでもみかんを食べた時の味がその上をいく。
私が最高の寒さを経験したのは20歳の時、仙台市の藁ぶき牛小屋を改装した下宿で目を醒ましたら石油ストーブの上に乗せて置いたやかんの水が見事に全部凍っているのを見た時だ。「これはすげー。道理で夜寒かったはずだ」。と言いながら農家の朝ご飯を食べて街に向かった。
寒ければ寒いほど身が引き締まり「物事を完了させたい」と言う気になる。小学生の頃皆で石炭ストーブを囲んでニコニコしたのが懐かしい。
それに対し地球温暖化はいけません。寒さの中の子供の笑顔程嬉しくさせるものはない。
御殿山のマリオネットホテルで開かれた会は会場が広過ぎたせいか相変わらず閑散とした印象であった。
しかし全体の空気とは関係なく、孤独に1人立っている人に声を掛けていると面白い。「あんたお仕事ナニ。私、印刷業」「IT関係です」「ITなんて儲からないでしょ。ソフトは作るものではない。いい出来合いのパッケージソフトを探した方が私たちには便利だ」「そうは言っても私たちは作るのが仕事ですから」。こちらもいいニューを求めている訳ではない。無責任な雑談に終始しているだけだ。
私にはこの時間がとても楽しい。76歳の年寄りが若者に「頭を使え」とけしかけて居るのだ。
決して引け目を感じる財務内容ではない。2社とも借入はゼロ。王は3.03億円の債務超過だが2023.5.20決算では0.28億円の経常利益を上げている。この調子で行けばあと11年で債務超過は解消する。
2012.6.29王子段ボールを買収した時は王の債務超過額は2.8億円だった。段ボール製箱業で利益を出す方法が分からず債務超過額は更に5千万円増えて3.3億円に膨らんだ。それでも買収8年後になって王の益出しが軌道に乗ってきた。
耕は相変わらずの筋肉質の財務内容だ。この内容を皆様に分かっていただくためにHPに財務データを開示した。
「あたしの心不全は治りますかね」「治りますよ」「どうやって」「薬ですよ。薬をちゃんと飲めば治る」「あたしもこのまま死にたくない。言われた通り薬を飲みます」「私は完治することを保証する」。
近所の高輪病院の担当医の山本内科医の一言だ。世の中にはここまで言ってくれる医者はいないだろう。私は俄かに元気づいた。吸う空気も美味しく感じた。元々このまま亡びる感じはしなかった。「どこかで回復に向かうだろう」と予感していた。しかしその保証はなかった。
昨年3月私に「心不全」と診断したのは山本さんだ。その50代の真面目な勤務医が私に言ってくれた新たな診断だ。ありがたい。
私にはまだやるべきことが一杯ある。
耕文社は1ヵ所の本社工場しかない。王子段ボールも同様に1ヵ所で営業をしている。両方とも設備の配置はスカスカである。実際に生産設備が占有しているのは全面積の50%ほどだ。あとは空きスペースである。この構図が何となくいい。いざとなったら設備を置けるからだ。
「捨てろ.捨てろ」の号令ばかりで申し訳ないが「捨てろ」を言い続けていることは健全だと思っている。最小の設備を持つことは社員の心を健全にする。「少ない設備を如何様に応用するか」考えてくれるからだ。よく切れる包丁が1本あればいい。皮むき器、大根おろし器まで用意することはない。どうしても大量の大根おろしを必要とするときは外注さんにお願いすればいい。
無駄なスペースばかりの王耕工場を見ていると王耕はまだ大きな可能性を秘めているように思う。
1月の王子の売上は前年比150万円減だった。例年20%売上増の快進撃を続けてきたが、ここにきてSTOPした。最大の要因は角川様の前年比347万円減だ。
元々1社のお客様に売上増を依拠することが間違いだ。角川様には角川様の都合と言うものがある。
段ボール業界は今停滞の時期にある。①原紙生産 ②シートメーカー ③製箱業界の3業界は前年比2%増ほどの増産を見込んでいる。1昨年の段ボール原紙の35%値上げが尾を引いて一気に停滞ムードに入ってしまった。
しかし王子はこのままでは済まない。王子には①新規開拓 ②スピード応対の2つの武器がある。これは永遠に刃先の鋭い武器である。有効な武器である。この2つをお客様に突きつけるだけで マーケットは王子に向かって崩れてくるだろう。
今期の「前年比15%増計画」は不変である。
面白いポイントは「いろんな社員が書く」ことだ。75号は中途入社が書いてくれて中身が引き立った。
「どんな人だろう」と興味のあるところに文章の一端でその人が考えていることが分かる。
これで私の年初の仕事は終わった。
「M-1グランプリ」は、吉本興業と朝日放送テレビが主催する日本一の若手漫才師を決める大会。これに倣って昨年12/2 奈良市で「H1法話グランプリ2023」が開かれた。
「坊主の法話は面白くなければ価値がない」とばかりに出たアイデアである。登壇したのは浄土、日蓮、御室派、天台、曹洞、方広寺派、黄檗、本願寺派の8人。10分間の法話で競った。出場者はそれぞれ血の出るような練習を重ねたという。
「H1は日本の仏教を変えるかもしれない」。グランプリに選ばれた真言宗御室派・福王子(岡山県真庭市)の小谷住職(37)の感慨だ。
これこそアイデアである。宗派の中で逼塞することを余儀なくされている坊さんたちが人々の仕合わせのために弁舌を振るう―とは素晴らしい。
確かに銀行に気を遣う必要は無くなった。その代わり「このままでいいのか」という項目が増えた。例えば新記録だ。
「これでもか」「これでもか」と追究すべき項目なのだが、やらなければやらないで済んでしまう。それでは面白くない。2024社内報の発行と同時に新記録の項目を増やすと同時に新記録を更新する動作に発破を掛けたい。
次に私自身のテーマ設定だ。今までは「警察への告訴」と言う動作をしてこなかった。2024からはこの手法のお試し動作をやって行こうと思う。不発に終わって普通のこと。効果ある結果を生めば「成功」と判断する。
皆様には分かりにくいだろうが私の私的な問題での「お試し新手法である。
1/16(火)出勤中、タクシー運転手の話では「弟の他に会社の同僚が死んだ。私は2回打ったが3回目は止めた」。
「すごい話ですね。私はワクチンを1回も打っていない」と私。「皆がワクチンと言うから打つが、あれは危険だ」「私はハナから信用していない。インフルエンザワクチンもだ」。
素人同士で妙に意見があった。自分の健康は自分で守る。大勢に流されてはいけない。
1/12(金)の王子丸投げが5件で1日の目標を達成した。おそらく初めてのことだ。発注担当の菅原さんは「額は細かい」と言うが立派なことだ。
王子の1日上限生産量は5万㎡と見込んでいる。溢れた分は丸投げで消化していく予定だ。王が丸投げ ㎡・件数で目標を達成することは、生産量増の体制が出来ている」と言うことで心強い。
綺麗に散髪した男を見ると気持ちがいい。特に首から上が短く刈ってあると清潔な感じがする。「自分もそうしたい」と思った。
私の現状は1か月近くなると不潔な老人になる。髪の毛のせいだ。中途半端に伸びた姿がいいものではない。
ここで一念発起。2024から散髪は月1→月2にした。
浜松町の行きつけの床屋もある。1,050円だったカット代は最近大幅値上げして1,450円だ。理容師たちは私と同じ76歳だ。皆腕がいい。400円UPは当然だ。
私の趣味は商店街歩きだ。東京には角1つ曲がれば商店がある。大小に関係なく商店街をあてどもなく歩くのが私の第1の趣味だ。
第2の趣味は新聞読みだ。現在会社で①毎日②日刊工業③日経④日経MJの4紙を取っている。毎朝2時間かけて4紙を読む。楽しい時間である。
地方に行けば地元紙を読み漁る。静岡、伊東、河北新報(宮城県)などの他細々と2,3人で発刊している地域新聞も面白い。
毛沢東は若い時から新聞だけは隅々まで読んでいたという。新聞は何故か面白い。「○○小学校でサボテン展示会が開かれている」の絵(写真)と記(記事)もないがしろにしない。読む。できれば見物しに行きたいと思う。
新聞を読んでいると心のバランスが取れてくる。気持ちが落ち着くのだ。旅行先で地元紙をじっくり読むだけでご当地のことが全部分かったような気分になる。安い趣味である。
今年2024年の方針はスローガン「アイデアで楽しく稼ごう」(提案:阿部麻美さん)だ。スローガンにアイデアと入っただけで私は嬉しかった。
アイデアは王耕にとって命だ。社員1人1人が「私がアイデアを出す。私のアイデアで会社のシステムをひっくり返して見せる」という気持ちでいてくれたらこんなありがたいことはない。
アイデアを実現して誰も不幸にならないのがミソだ。全員が「○○さんのアイデアで楽になった」と思ってくれるようになったら大成功だ。
例えばオフセット印刷。①2年に1回のゴムローラ―交換(園田栄治さん提案) ②半年に1回のニップ調整(村山秀成さん) ③半年に1回の湿し水の交換(安武広光さん)④毎日の製品検査―はそれぞれの専門家から出たアイデアである。この①~④をやっているだけで耕の完璧な印刷物がマーケットに供給出来ている。
おかげで3-4億円もするオフセット印刷機を買い替える必要は無くなった。年間部品交換代は250万円/台で済む。
余ったお金はIT化の更新に使いたい。山村康弘さん提案の耕PC45台の買替と無線LANアクセスポイント工事の予算は990万円だ。工事は2月末までに完了する。
細かいことを言えば王子社員が現金入金900万円を自分のポケットに入れたことなどあるが、これも2024.1末には解決する。900万円を本人から回収と犯罪社員の懲戒免職である。
全ての出来事は再発防止策が1週内に機能し始めたかに掛かっている。「これなら再発は絶対防げる」と確信を持った時の喜びは大きい。
「起きてしまったことはしようが無い。問題は次だ」という考え方だ。将来に安心を持てるようになることほど貴重なものはない。2023の成果は各工程の「検査体制の再認識と確立」である。
900万円の横領についても日々の現金入金検査を2重にやるシステムが出来た。いかに早く、ポイントを押さえた検査体制を作るかかかっている。
帝国データバンク(TDB)のサービスの1つに倒産予測値の毎月の更新がある。
10=倒産
9、8、7=非常に危険
6以下=要注意
TDBから判定が出る度に営業はお客様に支払いの早期化をお願いしている。例えば
①9=取引中止か前金、
②8=前金か検収期間1ヵ月、
③7、6=検収期間1ヵ月。
TDBの判定数字を毎月キャッチしていると安心だ。急な変化にも即応できるからだ。
現在倒産予測値に登録しているお客様は 王=6社、耕=8社である。一朝ことあれば行動に移せる。今のサイトで回収していれば貸し倒れが発生しても被害は売上1か月分で済む。
王耕はTDBサービスをフル活用することを心掛けている。利用度を高めることで債権回収が安全になっている。
最近ありがたいことに検査要員の採用が順調だ。製品検査さえしていれば不良品流出を防ぐことができる。検査力があればマーケットから信頼を失うことはない。
検査を得意とする人を部署ごとに配置すれば私も枕を高くして眠れる。単純なことだが検査人員の配置はそれほど重要なことなのだ。
最近の例では経理の検査を長谷信一さんにアルバイトとしてお願いした。給与、賞与、外注さん・仕入れ先支払い、社会保険の検査をしてもらう。長谷さんは快く引き受けてくれた。
総務、管理、制作、印刷と合わせて4人の検査者がいる。いずれも検査を得意技とする人たちだ。
四国の砥部焼湯呑は花瓶のように大きく頑丈にできているのが魅力だった。自席で眠くなって打つ伏せになった途端左肘で押して机から落として割ってしまった。惜しいが仕方ない。5F台所の客用湯呑を持ってきて代用している。
最近使い易い湯呑が店頭に並ぶようになった。背は低いが丸っこい形で胴が細くなっている。胴が持ち易いのと、くびれが引っかかって下に落ちない。
5年ほど前に静岡市内の茶店で見つけて1つ買って来て自宅で重宝している。このだるま型湯呑は最近は焼物安売り市でも売っている。会社用に用意しておこう。
股引をはくと気持ちが落ち着く。下肢が温まると体全体がぬくもった気になる。冬の喜びの1つだ。
私には冬支度の順番がある。
1、自転車通勤に必要な毛糸の手袋をはめる
2、通勤用の厚手のジャンバーを着る
3、股引をはく
4、掛け布団に毛布を掛ける
5、敷布団を2枚にする
これで冬体制は完了する。
NHK ラジオ深夜便で12/21明日への言葉で女優の由美かおる(63)が披露した健康法だ。直ぐ息切れする心不全で苦しんでいる私にとってありがたい呼吸法として拝聴した。
自分の体に不備があったら「医者、薬物に頼ることなく自力で治したい」というのが私の念願だ。ちょうどいいアドバイスとして足芯呼吸法を実践して行く。
何故充実するかと言えば、押さえるポイントが明確だからだ。
目標は王耕の増収(売上)増益(利益)だ。このためにはほかのことは考える必要は無い。節税の必要は無い。ただまっしぐらに増収増益に向かっていけばいい。
来年1月で王耕は金融機関からの借入はゼロになる。無借金の後は当座預金が増えていくだけだ。利を生まない金を積み上げても資産は増えないがそれでもいい。かといって新たな投資目的があるわけでもない。
2024王耕スローガンは「アイデアで楽して稼ごう」(管理課、阿部麻美提案)だ。このスローガンが1つ1つ現実のものになって行けば充分である。ゲーム感覚で会社が運営されればそれだけで私は満足だ。
「肉まんの五十番」が巣鴨地蔵通り商店街に出店していた。新しく造作した綺麗な店で奥にテーブルが2つあり、店内で肉まんを食べられる。私はあいにく、もやしソバとレバニラ炒めを昼食で食べた後なので五十番は素通りした。
中華料理で最近思うことはダシがダメな店が多い。本日のもやしソバとレバニラ炒めがそうだった。ダシの味が無いのだ。町中華のオヤジにしてみれば「ダシなどにはこだわっていたら店は続けられない」のかもしれない。
洋食はデミグラスソース、和食はカツオ・昆布ダシが効いていて初めて旨い料理ができる。それでは中華は何か。昨年銀座・維新號のワンタンを食べて感激したことがある。いいダシでスープが出来ているのだ。「流石、維新號」と思った。
果たして五十番はいかなる味か。
他人に「趣味は何ですか」と聞かれると「商店街歩きです」と応える私。巣鴨の五十番の肉まんのダシ味に期待に胸は膨らむ。
王子段ボールの基幹設備は段ボール製函機。耕文社はオフセット印刷機だ。基幹設備を動かすために前工程・後工程にいくつかの設備はあるが、これも数えるほど。
最近は工場から「部品を取り換えた」という報告が来ることが多い。数千円の部品を交換するだけで設備は息を吹き返し、新品の機械同様に動き始めるのだ。ということは「設備は未来永劫に使える」と思ってよいのだ。
昔、活版印刷機で180年使っているという機械があった。見るからに単純な構造の印刷機は「これなら180年は持つだろう」と思えた。これは現代でも通用する理論だ。多少の複雑さが加味されているだけで、あらゆる機械が部品交換で未来永劫に良品を生産できるのだ。
この考え方に立つと気は楽だ。「大型設備投資をしないで商売を続けていける」という確信を持てる。100年前の機械でお客様満足度100%の製品を納められる。
1971年4月私は毎日新聞社に入社して横浜支局に赴任した。この時の先輩が97歳で亡くなり12/14横浜中華街の台湾料理店で開かれた偲ぶ会に参加した。8人の参加者は懐かしい面々ばかり。昔話に花が咲いた。
32歳年上の先輩は子供がいなかったせいか支局の若手の面倒見がよく、私も馬車道のスエヒロで620円の牛鍋定食を何度も御馳走になったものだ。
毎日新聞での勤務は6年半で、私は29歳で耕文社に転職した。新聞記者としての勤務は私にとって強烈な経験となっている。仕事は上手く行かないことばかりだった。半人前に見られ苦しい日々だった。
良い思い出は少ないが毎日新聞社での生活は私の記憶では燦然と輝いている。
1,プリントサピエンス=印刷の見積りから請求まで一気通貫に管理できるソフト
2,オービック奉行シリーズ=総務・経理の4本のソフトで動いている。しかし月々の費用が高い。
オービックの年間保守費が55万円だったものを保守業者をリコーに替えたら26.4万円になった。総務の岩本由美さんが見積りを取った結果下がった。1つのヒットであった。
「既成ソフトを使い切る」というのが王耕の方針である。自社特有のソフト作りはしない。費用ばかり掛かるからだ。既成ソフトに合わせて社内体制を形作りすればいい。そのためには社員のアイデアが必要である。
浜松町駅から増上寺山門に向かう途中の更科蕎麦は旨い。特にもりはいい。そば粉の風味があっていくらでも食べられる。①雨の日②月曜―は何故だか大盛無料だ。
「外は雨だな」「とんでもない。すっかりいい天気ですよ」と仲居。「今日は月曜だな」「何言っているんですか。金曜ですよ」てな経緯で大盛無料とはなかなかならない。
12/12(火)は調子に乗って「牡蠣そばの牡蠣を倍入れてくれ」「900円高くなりますよ」「金に糸目は付けない。倍入れろ」。12個牡蠣の入った蕎麦はさすがに重かった。12個目は牡蠣の味はしなかった。腹は変に一杯になりとぼとぼと地下鉄で帰宅した。
更科に行くとどうも気分が高揚してしまう。75歳なのだから牡蠣そばも1人前で充分のはずだ。
日経新聞私の履歴書の筆者が12/1から女優の倍賞千恵子になった。面白くてしようがない。父親の酒癖が悪いこと。都電の運転士をしていた父親の電車に乗り合わせた時の「誇らしかった」気持ちなど。「なんて素直ないい娘なのだろう」と感心しながら毎日読んでいる。
王子段ボールから池袋行きの都バスに乗ると王子駅を過ぎて滝野川を通過する。そこには「滝野川製版」の立派な看板を掛けた会社がある。「40年前には町中にこんな会社がそこら中にあった」と滝野川を通るたびに印刷業盛んな時代を思い起こしている。
しかもここは下町の太陽・倍賞千恵子が1家6人でお住まいになっていたところだ。下町、印刷工場、庶民的な娘。こんな由緒ある所を通過させてもらっている私はなんて仕合わせな高齢者なのであろうか。
何よりも困るのが寝ている時に呼吸困難になることだ。肺の中に半分しか空気が入らない感覚だ。立って活動しているときは呼吸困難はない。
最近になって夜間の呼吸困難が徐々になくなってきた。ありがたいことだ。寝返りを打つといい―というので頻繁に寝返りを打つことと寝ながら深呼吸をしている。
心不全を克服するのは自分の生活習慣を変更する他ないと思っている。その1つは「18:00 以降は食べ物を口に入れない」ことだ。治療方針を決めて自分で実行するのが1番いい。
製造業をやっていて高額設備が動いていないほどストレスになるものはない。工場内の設備はスカスカでもいい。現状ある設備はすべて動いていなければいけない。これが健全な工場風景だと私は思っている。
それでは見込み違いで大金をはたいて買った設備が動かない時はどうするか。結論は一刻も早く動いていない設備は①廃棄する ②売却するのだ。「見切り千両」である。
ともかく設備は「動かしてナンボ」である。止まっている設備を社員に見せ付けるものではない。止まっている設備を社員の視界に入れてはいけない。それが管理職の役割だ。
現在、王子段ボール、耕文社には休眠設備は1台もない。売上は小さくとも細々と動いている。そのような古びた工場こそが、私のささやかな誇りだ。
Hニューオオタニで13;00から開かれたSNS勉強会と食事懇親会、神宮前の結婚式場で16;00から開かれた講演・懇親会の2つだ。さすがに1日に2会合有ると忙しい。移動はタクシーだ。2会合共に初対面の人と言いたいことを言い合った。75歳にしてこんな生活を送れるとは、私はつくづく恵まれている。
特にニューオオタニはおばさんの参加者が3分の2を占め、おしゃべりなおばさんを相手にしていると話題は尽きない。「知恵遅れの子たちへのフォローが小、中、高で途切れる。私はこれを改善したい」。「公務員は決まり切ったことしかやらない。あいつらの習性に合った形でやらないとうまく行かないだろう」と私は無責任な発言。
初対面の人は新鮮でいい。
私は体の不調が発生すると「自分の生活習慣に原因がある」としきりに考える。高輪病院の山本医師が検査データを見て「心不全」と診断したのは23/4/4のこと。それから10日間入院した。
半年後の11月に入ってまた寝苦しくなって再び山本さんに見てもらっている。12/1試しに毛布1枚余計にかけて眠ったら安眠できた。
私は「これだ」と思った。癖としてどうしても薄着になる。日常の服装、寝具共にだ。12月でも下着は着ない。掛け布団は1枚だけだ。
「これを変えれば心不全から逃れられる」と思った。早速12/2から布団は上下ともに1枚増やして寝る。これで心不全が消えてくれれば儲けものである。
耕文社のことである。例えば
①FSCの運用は担当の寺岡隆造さんに営業が1点ごとに3種のFSC必要書類をホウチキスで留めて提出すればよい。寺岡さんは1点ごとに連番を入れて保管すればFSC書類は完璧に残る。。
②管理課の月の新記録項目を現在の4項➡7項にする。外注・資材会社さんの能力をフル活用するためにテーマを決めて月発注数量を増やす。量が増えれば新記録だ。
お支払いさえきちんとやれば外注・資材会社さん全面的に協力してくれる。営業の売込み商品の枠は広がる。
③すべてアイデアだ。私の頭の中にはやるべきアイデアがあと3つある。これを1日単位で実現すればいい。
たばこを吸わない、多量飲酒をしない、意識的に運動をするなど、健康な生活、習慣を身に付けている人が多く、平均寿命・健康寿命と生活習慣との関係の深さが分かりました―と言うのは県担当者。
失業者や高齢単身者の少なさも近年の国勢調査で明らかになっておりそうした生活環境の良さも健康な生活習慣の維持につながっていると思います。
滋賀県は他府県と比べ、地域の健康づくりを推進するボランティア団体・健康推進員の活動も盛んである。市や町が主体となって健康推進員を養成し、その健康推進員を通じて、バランスの取れた食事の啓発や調理実習、特定健診やがん健診の受診勧奨、ロコモティブシンドローム(寝たきりを引き起こす運動器の病気)予防の体操など、様々な活動を展開している。
また、琵琶湖を中心とする自然豊かなロケーションや、夏も冬も比較的穏やかで安定した気候に恵まれていることから、ウォーキングやジョギングなど、自発的にスポーツをする人も多いという。
5/21-11/20の上期売上は耕は前年比1.5%減だった。戦略目標に添った実現があまりにも少ないからだ。戦略目標とは①新規を取る。②戦略4商品を増やす、③受注は直請けだけ。-をやる必要があった。
以上①-③をやって行けば陽は差してくる。
王は前年比18.2%増であった。お客様へスピード応対をやっていけばいい。
「駿府城を愛する会」(静岡市)の日帰り旅行総勢20人に参加した。家康ブームで平日でもどこも満員だった。
行ったところ
日本で出回っている設備は不良なものはない。何らかの特徴を持って販売され、その設備が良品を生産していると思って間違いない。
そのために必要なのは設備の①強み②弱み③得意生産物―をはっきりと社員が確認することである。
世の中はオフセット印刷機➡オンデマンド印刷機に移行しつつある。幸いにして耕はこれまで3台のオンデマンド機を購入してきた。
この3台の機能分析を尾形慎哉さんにお願いした。11/25ほぼ出来上がってきた。あとはA4エクセルに落とし込むだけである。
耕は一旦設備を買うと「全機能を使い切る会社」なのである。骨の髄までしゃぶられた設備はボロボロになって廃棄される運命をたどるのである。
安武広光印刷課課長が現場で4㎝のピンを示しながら私に説明してくれた。5ミリほどすり減ったピンを機長が強引に押し込もうとするからピン先が曲がりゴムローラーが接触しなくなった。機長がピンを押し込んで応急措置を講じたのだがますますおかしくなった。
今回真っ直ぐなピン(1本300円)に交換した。慎重に締めて行けば最適な所でローラーを固定でき、インキが十分に行渡るようになる。
安武さんの説明は私にも分かった。これぞ技術である。私たちの印刷業は技術の上に成り立っている。それがお客様への良品提供になる。
感動の一幕であった。
「新しい人と会話しろ」と申し上げたい。11/21品川法人会の3ブロック合同の経営講座があった。懇親会では品川・大井・五反田の3ブロックのテーブルに分かれていた。皆テーブル範囲内で懇親を深めているが、旧知の人と懇親を深める必要は無い。
品川ブロックの私は大井・五反田のテーブルに行き喋りまくった。いずれも見知らぬ人たちであったが私は面白かった。
「お仕事は何ですか。私は落ち目の三度笠と言われている印刷業です。ともかく注文が来なくなっちゃったんです」「インターネット普及のせいですか」急に相手は勢いづく。そうなればシメタもので会話は言いたい放題になる。中国に工場を作ったがどうもうまく行かない‥‥」。話は真に迫ってくる。そこが面白い。
茶の湯同好会(表千家)主催の茶室見学会で京都府山崎町にある臨済宗の茶室を見学した。1度は見ておこうと思っていた茶室だが、古めかしいだけの小さな部屋を窓越しに見ただけであった。
例によって同行の20人との雑談が面白かった。千葉県鋸南町のお茶の先生には「あんなところにお茶をやる人はいるのか」。青森県の数寄屋建築の工務店の若社長には「注文は本当に来るのか」など聞きたい放題の雑談は愉快であった。
日帰りで強行軍であったが会話さえあれば旅は楽しくなるものだ。
ケーブルテレビ・ジェイコムでやっているアジアドラマが面白い。中国の現代劇の「可愛い秘書には野望がある」、時代劇の「始皇帝天下統一」の2つが面白い。
あらゆる番組が中国共産党の監視下にあると言われているが,ストーリー自体は日本のドラマと変わりない。
投資業務希望の新卒のOLが秘書課に配属になり社長に鍛えられた後、念願の投資部に移り俄かに才能が開花する―という筋書きだ。出てくる人間が皆それっぽい演技をするのが面白い。
役者の世界は万国同じだ。
始皇帝天下統一では「私が世界で始めての皇帝だ」と本人が名乗ちゃうのだから中国とは面白い国だ。
私は光沢ある床で何度も転びそうになった。滑る床は危険だ。床を綺麗にするためワックスがけをするところがめっきり減った。通行人が滑るからだ。まして年寄りが骨折したら大変なことだ。
現在、歩道の床材は滑らない素材に急速に変わっている。私は歩くときはザラザラの滑らない床材の所を選んで行く。良くも悪くも安全第一が最優先なのだ、
よって11/18(土)に予定していた耕ワックスがけは中止にしてもらった。
「ネットショップEXPO 2023」を開く―というメールが来たので11/15行ってみた。JR目黒駅東隣りの27階建てビルにアマゾンが入居しており、そこでECサイトの勉強会と300人ほど集めた交流会が行われた。
アマゾン社員に言わせると「参加者は20代から50代まで。あなたのような75歳は最高齢だ」。
ソフトドリンク片手に手あたり次第参加者に話掛けた。「あんたなにやっているんだ。私は印刷業者だ。落ち目の三度笠だ」。こう言えば誰でも食いついてくる。「私は販促のお手伝いをしている」「それじゃ分からない。例えば…。何やっているんだ」。こんな調子で喋りまくった。
目黒駅西口の雅叙園オフィス棟にはアマゾン目黒本社があり、東西両方で3,000人の社員が働いているという。「3,000人も何して稼いでいるのか」。根掘り葉掘り聞いたが ①アマゾンネット決済を広めたい②ECサイトの技術向上を図りたいーなどの回答だったが結局よく分からなかった。
会合としては面白かった。次回は耕社員に行かせる。
11/13(月)書体メーカーのモリサワ会があった。勇んで出かけたが、予想通り愉快な会だった。44年前私が印刷業に転職した当時の匂いがモリサワ会にはある。
業界紙「新聞の新聞社」社長(80)と「昔は良かった。昔は良かった」を連発し合った。50代60代の参加者には「オッフセット印刷の時代は過ぎた。次の手を考えないと没落するぞ」と脅かした。
ともかく言いたい放題の会だ。50代の経営者は比較的私の説に聞き入る。私の弁舌はますます滑らかになる。私の澱みがちな血行はかなり良くなった。
Ⅿ&A仲介会社から「耕文社に買って欲しい」という会社があるという手紙が来た。
「耕文社を売ってくれないか」という誘いの手紙はあまた有るが「買って欲しい」と来たのは初めてだ。東海地方の年商29億円の印刷会社さんだ。大変光栄な話だが、結論は✖。買わない。
現社長は継続して経営したいという。これまで売却したいという会社を100社ほど見てきたが、それぞれの会社が抱えている問題は「現社長がまず問題解決してから買収交渉に入りたい」と私は言ってきた。
例えば土地が区画整理計画に入っている所などは、区画整理が完了してから買収交渉に入る。
この会社さんがどういう会社か分からないが、余計な設備を抱えたところには興味はない。
王子段ボール㈱ 営業1課の福岡功平さん(31)が段ボール箱受注促進のため表題の中・英文カタログを2,000部作った。
足立・北・板橋・練馬区の都北部と埼玉県南部には中国人の段ボール発注者が多い。中国人同士の連絡網があるらしく「王子は箱を作るのが早い」という評判がたつと他の中国人から「見積ってくれ」という連絡が来る。王子の過去の新規開拓社の3分の1は中国人経営である。
それなら「中国人に直接分かってもらうために中・英文カタログを作ろう」というのが福岡さんのアイデアだった。中国人は英語が分かる人は多い。
耕制作課デザイナー飯田康宏さん(58)がカタログ作りを全面的に請負った。
自社の中・英文カタログは私は初めて見た。王子が高級な会社になったような気がした。
王子段ボール㈱で10月1,100万円の利益が出た。これにはさすがに感激した。経常利益が毎月300万円を超えたかどうかで一喜一憂していたのが一気に1,100万円利益に突き抜けてくれた。
「スピード応対の基本方針に間違いはない」と思っていたが数字の裏付けが取れなかった。確かに前期は前々期に比べ売上は25%UPした。しかし利益増は9.9%であった。「こんなものかもしれない」と思っていた。実際数字が出てくれないと確信は持てない。
段ボール業界の状況を眺めてもいいニュースは少ない。昨年からのシート価格13%UPに製箱メーカー各社は仕入シート価格上昇分を売値に転嫁できずに疲れ切っていた。それなのに王子は10月に入って1,100万円の月次利益である。
耕文社制作課製版係オンデマンドグループの赤石稔さん(45)にスマホアドバイザーになってもらった。
3年前からソフトバンク目黒店の松前有希代さん(28)に2週に1回30分間の個人無料レッスンを受けているが、これがなかなか実を結ばない。理由は私がスマホを実際に使っていないからだ。更にレッスン前後に予習・復習をやっていれば習得は早かっただろう。やらないからスマホ操作は少しも伸びない。
そこでスマホ技術者赤石さんの門を叩いた。松前さんの穴埋めに赤石さんにも教授をお願いした。赤石さんのスマホ技術は尋常ではない。 2日に1回、小まめなレッスンをしてもらうつもりだ。今年末までには一区切りつけるだけの成果を上げるまでになっていたい
品川区北品川本通り商店街の八百福で20個詰め5,000円のトマトを買った。八百屋の婆さんが言うには「最上級のランクだ。これ以上のものはない」「ホントかヨ。冥途の土産に旨いトマトを食べたい」「それならこれ持って行きな」。
大きいばかりでまだ青くさほど特別なものに見えなかった。4日ほど経つと赤みを帯びてきて食べると旨い。朝はこのトマトとキュウリを食べている。何となく体調がいい。スーパーで売っているトマトジュースはダメだ。やはり野菜をかじった方が体にいい気がする。
私の課題は野菜の摂取である。特に必要なものはタマネギ、キャベツであると思っている。
10/31(火)渋谷区立さくらホールで開かれたブルーコーツ(17人編成)の演奏を聴きに行った。アメリカ音楽の伝達者だったビッグバンドは50年前までは各地のキャバレーで引っ張りだこだった。私も20代の頃、広いキャバレーの中を闊歩しその洗練されたメロディに聞き惚れたものだ。
やはりいい。昔を思い出すと同時にゆったりとした音の流れが心を癒してくれた。
クラリネットの北村英治さん(94)も特別参加、2曲吹いてくれた。退場の際は駆け足までしてサービスしてくれた。それを見て「人間の生命力はその人の持っている寿命で決まる」とつくづく思った。
領収書が1年以上たまった。経費の請求を会社にやろうとするが ①支出の目的 ②誰と支出したか―がはっきりしない。
「ゴルフ場の領収書には同行者の名前を入れろ」と会計士から指導を受けているが、それも思い出せない。結局小まめに経費請求すれば①②は正確に書ける―ことに気づいた。
これからは前1週間の請求は毎月曜にやる。そうすれば「宿題を残していない日々」を送れる。
ラジオ深夜放送を聞いていて「満月と木星が西の空に縦に並んでいる」という。
10/30午前5時、早速マイホームのベランダから空を仰いでみると、月は中秋の名月、木星は惑星とは思えない明るさで浮かんでいる。
月や星をまともに見ることはない。深まる秋にしみじみと満月と木星を眺めた。
10/26(木)は戸塚CCで開かれた印刷機メーカー㈱小森コーポレーションのゴルフ会に参加した。参加した印刷業者20人で75歳の私が最高齢だった。落ち目の産業と言われている印刷業界だが、とりあえず元気な業者が集まった。
一緒にまわった菊池秀典双葉印刷社長(67)は8年前、同じ小森ゴルフ会の昼食中に印刷機械の自主保全の重要性を教えてくれた人だ。
印刷課課員全員で週1回①土で汚れたグリース取り②注油③レンズ拭き―などやっていれば製品不良は出ない。機械も長持ちする―という。一緒に食事をした小森の部長も「全国的に自主保全をやっているところは故障が少ない」と後押しした。
以来私は耕文社で菊池さんと同じことを言ってきた。現在では自主保全は定着して印刷不良は出なくなっている。自主保全は制作課、加工課、王子段ボール㈱製函課でも行われている。いずれも製品不良は極端に減っている。
これだけいい結果が出ると自主保全やること自体が楽しい行事になってきている。
名古屋産業人クラブ主催の浜岡原子力発電所 (静岡県御前崎市) 見学に行った。
入場者に厳重検査をするのばかり目立って前回福島第1原発見学と見学者への手順は同じだった。
浜岡は休止中だし再稼働の期日も決まっていない。①地球温暖化か②原発の弊害か―を選択する時期に来ている。 私は再稼働すべきと思う。温暖化の弊害は年々大きくなっている。原発の弊害も技術の進歩で解決できると思う。
10/20人口300人の島で15人が来て「白石踊り」を披露してくれた。2人が唄、1人が太鼓、12人が踊り―という構成だった。先祖供養の念仏踊りだが活動的な振付に老いも若きも汗をにじませて踊る姿に私の目がウルウルになった。
今回の2泊3日の旅行は俗曲師・桧山うめ吉(倉敷市観光大使)さんの先導で毎秋開かれている旅行会だ。瀬戸内海の日頃見ることのできないものを見学できる貴重な旅行会だ。
白石島の旅館・華大樹での夕食は圧巻だった。3尾出た魚は香りある新鮮さは味わったことのないものだった。
板紙52%=段ボール、梱包材
紙48%=商用紙,ティッシュ、トイレ紙、手提げ袋紙
要は段ボールシートの生産が急激に増えて米国では67%、中国では60%近くになっている。日本も段ボールシート生産量は急激に増える見通しだ。ありがたいニュースである。
年初の私の75歳の抱負は
1、スマホを習得する
2、王子段ボール㈱ 売上 300億円 (23.5.20実績5.54億円)
㈱耕文社 売上 30億円 ( 同 9.66億円)にする
3、若者と同じ速さで歩けるようになる
4、加入団体数を16→20にする 10.20現在25
5、安全第1-である。
段ボールマーケットが拡大してくれれば「王子段ボール㈱ 売上 300億円」の抱負は実現し易くなる。
新宿区歌舞伎町のボロビルの地下2階で開かれた「新宿サブカルチャー祭」に行った。あまり売れてない歌手が次々出てくる賑やかな会だ。
好きなことをやり続けるのは大変なことだ。収入が無いのだ。歯を食いしばってやり続ける姿は痛々しい。「見切り千両」という言葉がある。「損切り」ともいう。出してしまった損は諦めてサッサと商売替えするのも1つの手だ。
「儲けて10両」
「貯めて100両」
「見切り千両」
「無欲万両」
近江商人の言葉だ。これは私の座右の銘である。
「見切って商売替えするがいい」と言う私には商売替えする抵抗感は全くない。
与信が不安なお客様には前金をお願いしている。事前にお金を頂戴していればこんな安心なことはない。
演歌歌手の三波春夫が日劇の舞台から両手を広げて「お客様は神様でございます」と言った。劇場に来た人はすでにお金を払って切符を購入してくれている。前金のお客様である。三波春夫が神様と言った理由はそこにある。
前金のお客様比率 | ||
2023 10.12 | 王子段 ボール | 耕文社 |
前金 | 172 | 36 |
お客様数 | 927 | 895 |
比率 | 18.50% | 4.02% |
目標比率 | 20% | 5% |
渡辺 |
商売の世界も同様である。今日の結論は「前金のお客様をもっと増やせ」だ。信用不安のお客様でも前金でお支払いしてくれる人は神様だ。
課の①経常利益の対前年比減は赤字表記
②利益目標達成は利益数字を太径で囲む
ルールを作って10/11耕社員に説明した。
物事は○✖をはっきりさせなければいけない。特に利益管理は会社の最重要項目だ。私たちは利益を増やすためにあらゆる努力をしている。その1ヵ月の結果が○であったか✖だったか全社員にお知らせしないといけない。
こちらが力を入れて発表すればするほど社員は利益結果に目を向ける。明確な評価はこちら側の簡単な動作だ。結果を重視しなければ翌月の改善に繋がらない。
これからは毎月「これでもか」「これでもか」と各課ごとの経常利益数字を大声で評価する。
耕3F の制作課、デザイン係、CAD・設計グループのCMの周りを5人がかりで3S(整理・清掃・整頓)した。
PPを貼った用紙は資源回収業者は引き取ってくれない 。型抜きした後の用紙や余丁として保管していたシールなど不要物は捨てに捨てた。
グループ長の富吉孝洋さん1人では捨てる動作までは手が回らない。我々が手を貸すことで廃棄はスピードをもって完了した。終わればいいのである。ものが無くなった風景が目に焼き付けば担当はそれ以下の状況は作らない。
目に付いた乱雑場所を1ヵ所ずつ3Sして行くのは面白い。3Sが完了すれば生産効率は必ずUPする。3Sされた職場は気持ちがいい。明るい気分で作ったものは不思議なことに間違いなく良品である。
大利根CCに行って6年間社長を務めた田邊義博顧問と雑談した。「以前は200万円台だった会員権が1,150万円だ。その理由は何か」。「一言で言えばコース整備をしたためだ」「私らはそんなにコースが良くなったとは思えない」。
「一方的に整備に力を入れてきた。フェアウェイの芝もはげているところはない。見ている人は見ている。それらを評価してくれ会員権相場は上がった」「成程、基本的なことをコツコツやってきたのですね。私も田邊さんのやり方から学ばなければいけない」と2人して破顔大笑。
田邊さんは東京ガスで執行役員を務めた後、大利根CCの社長に就いた。地味な人だが腹に一物持って大利根を改革してきた。だいたいこんなものである。腹に基本方針を持って臨む人は成果を出す。持っていない人間は何も残さない。我々会員は田邊さんから恩恵を受けた。
王耕は馬鹿みたいに3S(整理、清掃、整頓)をやっている。見る人は見ている。そうすると不思議なことに労せずして王耕は増収増益になる。
10/5(木)世田谷区立等々力小学校6年3組のクラス会に参加した。場所は東横線自由が丘駅南口にあるイタリア料理「LATTE GRAPHIC」、2時間飲み放題で会費は4,500円。
クラス43人のうち11人が参加した。75歳ともなると皆さん無職、小学校の交通整理とか畑仕事をやっているという。職に就いているのは私1人だけ。参加者に「私の名刺なんざ駅前で配っているポケットティシュと同じ」と言って名刺を配ったら皆喜んで受け取ってくれた。
飲み放題で勢いよく干したせいか2時間で皆グッタリ。早々に散会した。私は飲むとだらしなくなるのでオレンジジュースだけで通し、終始冷静でいられた。
人間1人に必要なスペースは座っている時に半畳、寝ている時に1畳だけ―という意味だ。
私の発想は最終的にはこの言葉に行き着く。家が広ければ掃除が大変だ。「だから狭い住宅で充分だ」になる。贅沢してもたかが知れている。八百屋で大根を買ってきて大根おろしにして食べれば、体には良いしこんな贅沢はない。
他者に見栄を張る必要は無い。ありのままの姿をさらけ出して気楽に生活して行くのが最高の毎日だ。
このような生活を送るコツは、大きな買い物をしないことだ。一旦買ったら長く使うことだ。私の乗っている乗用車は1990(平成2年)に買ったトヨタクラウンだ。実に33年乗っている。タクシー仕様の新車で180万円だった。丈夫で快調だ。
駐車場の前を通る人が物珍し気にマイカーを眺めていく。「まだこんな車に乗っている変わり者がいるのか」。
オマーンの教育者スワーダ・アル・ムダファーラ(70歳ぐらい、旧日本名=森田美保子、立川市出身)さんの講演を聞いた。ムスリムに改宗してオマーンで学校を作った。ニューズウイーク誌の「世界で最も活躍した10人の女性」に入ったことがある。
今回入った「田中太郎と愉快な仲間たち」の会の特徴は①女の講演者・参加者が多い②講演テーマが突拍子もないものが多い。異色の集まりに期待して行ったが、さすがに面白かった。「この人たちは何して食っているんだろう」と思わせる人たちの集まりが私は好きだ。
この日の30人の参加者のうち半分は女だった。
統合障害の娘を新しい療法で治したという若い母親。マニア向けシールを中国で作っているという奥さん。「シールを中国で作るメリットは何か」聞いたら「労務費が安い」と応えたがよく分からない。
講演後の昼食に出たサッポロビールを飲んで体調不良になった。やはり酒は合わない。
2023.10.2
直請けお客様→①夕訪問・直帰する。
②見本提出は何回でもやる。
③発注窓口(担当者)を増やす。
下請けお客様→①夕訪問禁止。
②見本提出は1回だけ。
「耕文社は直請けお客様で食べていく」と決めたのだから下請けへの営業行動を縮小する。手を抜く。
直請け受注に1点集中する。
新館上の南面北面2か所にボルトで止めた1文字1m四方の「耕文社」3文字の大きなステンレス製の看板を9/30取り外した。
外した理由は①多くの人達が分かり易い書体にしたいためだ。現在モリサワしんごRの書体に統一している。書体デザインがスッキリして読み易いからだ。王耕HP、営業配布用チラシ、トラックのドアの社名の書体は全てモリサワしんごRだ。
従来の社名書体は1963年(昭和38年)耕文社設立時に父・渡辺昌夫が世田谷区等々力に住んでいた書家に書いてもらったものだ。品のいい隷書体に私も満足していた。
しかし一昨年2021.9.1「耕文社は創業(1953.6.19)68年のベンチャーである」を宣言してみると、達筆な書家の筆文字はベンチャーにふさわしくないように思えてきた。「ひょっとしてこの筆文字を読めない人がいるかもしれない」。それなら社内に残っている隷書体を「一掃しよう」と思いその手始めがステンレス製看板の撤去だった。
耕営業部で「直請けから受注しないと先がない」という結論に至った。であるならば部員が直請けに集中できるような環境を作ればいい。3課長がアイデアを振り絞って耕営業部は「受注は100%直請けから」の体制を作るべきだ。
だが「自分で体制を作る」という意欲が感じられない。どうしていいか分からずただウロウロしている。いい案があったら、それに飛びつくぐらいの覇気が欲しい。
9/28(木)に課員ごとのお客様直請け・下請け分別表に赤字を加え、3課長の箱に入れて置いた。しかし翌朝修正を完了している課長は2人だった。稲嶺課長はやっていなかった。
お客様は直請け1本でやって行くなら、まず表作りから始るべきだ。しかしその足並みがそろわない。
かくなる上は私が細かい指示を出してやって行く。例えば「この表の修正は本日中に終え、私の箱に入れて置く」と言った指示を書き加える。将に手取り足取りである。
王の全体朝礼資料の修正が9/27完了した。資料は個人・課ごとの1ヵ月の成果をまとめたものだが、この表が分かり易いものでないといけない。各個人が自分の立ち位置をはっきり確認できる資料にしないといけない。
資料が分かり易ければ社員1人1人が自分の修正点を理解して翌月実行してくれる。意味不明の資料だと全く効果のないものになってしまう。
資料1つで目標管理ができるのだから効率がいい。王は第1段階完了した。次は耕である。
2023.9.26 10:30 出勤していた4人の場内内職と私ら役員2人の計6人で内職スペースの3Sをした。まず水の入ったバケツ、電気掃除機を用意して、捨てること(整理)から始めた。
要らない紙が出るわ出るわ。よくぞこれだけ貯めたものだ。
内職のおばさんたちは次第に3Sに熱が入りテキパキとやってくれた。おかげで予定時間の半分の20分で完了した。
私が連呼したのは「捨てられないおばさんになったらお終いだよ」「捨てられないおばさんになったらお終いだよ」。「渡辺はまた下らないこといっている。頭に来た」らしく内職の3Sの手は更にスピードUPした。捨てた紙は1㎥の大きな廃棄袋2つ。
20分後、内職4人と私ども2人の顔は小さな達成感を味わったせいか明るかった。
錦糸町のホテルで開かれた錦戸(元水戸泉)部屋祝勝会に参加した。現役トップの十両の水戸龍(モンゴル)が今場所7勝8敗で負け越した後の祝勝会なのでもう1つ盛り上がりに欠けた。参加者も4年前の前回の半分の70人ほどだ。
今年春、水戸龍は幕の内にいたので「幕の内で取った時はどうだった」と聞いたところ「窮屈で楽しくなかった」と。「幕の内に慣れて頂戴」と言ったら顔をしかめていた。正直なのだが愛想の無い男だ。
「相撲を辞めたら運送業に行く」と言っていた若い力士は退職届を出した後、サッサと運送会社に就職した。錦戸部屋で十両だった極真道(31)は昨年引退して今は故郷の大阪にいるという。
まだ若いのだから大相撲の世界と離れて第2の人生に入るのは悪くない。
日本政策金融公庫営業1部の4年ぶりの1泊旅行会9/22-23に参加した。栃木県下野市の制服製造工場を見学して大谷石採石跡地、24㌶の竹林などを見て回った。
集まった公庫融資先27人はいずれも元気で大いに缶ビールを飲み、大声ではしゃいでいた。私は缶ビール1本で充分だった。参加者が元気だったのではなく、元気だから参加したともいえる。
なかでも梱包機製造会社ストラパック(株=TDB評点64)名誉会長の下島敏男さん(89)は私より足腰がしっかりしていた。私(75)は下島さんの次の高齢者だった。
こういう会だと他社社長との会話が面白い。底抜けに明るい婿さん社長や自分のことを喋らない陰険な男やそれぞれ違う。それを黙って観察して人物判定する。1人大柄な真面目そうな男がいたが「あれは中身がダメだろう」が私の判定だったから話し掛けなかった。
金庫製造会社が「商売止める」と言った。とくに追加質問しなかったが、倒産ではなく誰にも迷惑を掛けずに会社清算することは「立派なこと」と私は思っている。
公庫の当社担当課長が「お金を借りて頂戴」というので「75歳になると投資意欲は減退したままです。新規借入なんてとんでもない」とお応えした。
ともかくよく歩かされた旅行だった。クタクタになって帰宅した。
品川区上大崎4-6-9 公益財団法人14世喜多六平太記念能楽堂で9/20東京商工会議所品川支部主催の視察会に参加した。
「品川区にこんなに立派な能楽堂があったのか」が第1感だった。1階が306、二階が79席の大劇場だ。舞台の屋根は檜皮葺で実に綺麗に葺いてある。これだけの舞台があるだけで区民は自慢できる。
次に思ったことは①どんな資金で作ったのか。②月の収支は如何ほどか―金のことばかり考えてしまった。
青年能楽師5人が「はしとみ」を舞ってくれた。堂々たる舞だがやはりあのペースにはついていけない。
喜多流には38人の能楽師がいるが「この人たちは食べて行けるのか」と私の考えることはお金のことばかりだった。
最近こういう人によく遭遇する。3言ほど会話すると分かる。「こりゃダメだ」「話すだけ無駄だ」と思ってしまう。
1例は健康体操を指導している75歳の婦人の娘(40)と息子(37)だ。御2人ともスタイルはいいし立派な目鼻立ちをしている。いわゆる見栄えのする男女だが会話はどうもちぐはぐだ。
「こんな立派な子供たちが何で健康体操の普及をしなければいけないのか。第一食べて行けるのか」と思った。
2例目は出入りの業者さん。私の所にあいさつに来た時「これはダメだ。ピントが外れている」と思った。風采はいいし言語明瞭だが、どうもおかしい。
案の定機械の操作説明に来てもらったのが、別の機械のプレゼンテーションを30分やってくれた。要は「自分がなぜ呼ばれたか」。ポイントが分かっていない人には話をさえぎってでも話を軌道修正させる必要がある。
見た目で80点、話してみると20点という人が多い。これも人生経験の1つだ。その時の動作は ①まず、お試し会話をしてみる。②20点の人には近づかなければいい。
長生きしているとまだまだ学ぶことがある。
オフセット印刷機インキコントロールシステムを500万円で更新した。60代の販売店社員が説明に来て30分喋ったがサッパリ要領を得ない。
「将来2段階の追加設備が必要だ」などと機械のプレゼンテーションをやっている。すでに当社購入済みのシステムの動かし方、効果の実演はゼロだ。「この馬鹿」と思いながら30分我慢した。
この日の再発防止策としては、途中で遮って、話してもらいたいことを再度私が言う必要があった。販売員も「ハタッ」と気づいて方向転換しただろう。
結局、機械操作の実演ゼロで、販売員は「上手く説明できた」との満足した表情で帰って行った。これでは両社不幸のままである。
結論は60代の販売店社員を呼びつけて再度システムを動かしながらの説明させる。
東京ビッグサイトで開かれている国際物流展に行った。金曜というのに大変な盛況だった。私の印象は「かご台車に関連するプラスα製品」が多かった。例えば台車の床を上げたり、自動で線上を動くシステムなど。
かご台車とは、開口部以外の3面がパネルで囲まれているキャスター付きの運搬用台車(カゴ付きの台車)をいう。古典的物流道具であるため王子の近くにあるヤマト運輸の広大な倉庫には何百台とあるかご台車がフルに動いている。宅配営業所にはかご台車だけで荷の分別しているのが見える。
そう広くない物流スペースしかない王耕ではモーターで動く牽引車は必要ではなく、人力でかご台車を動かすだけで充分だ。
王の菅原さんに「かご台車を買増す気はあるか」聞いたら「今の台数で充分だ」との回答だった。
かご台車の有用性を再認識できただけで物流展に行った甲斐はあった。
エムアイ(三越&伊勢丹)カードからの手紙で71万円の引き落し予定が来た。身に覚えのない金額に驚いて問い合わせたところ原因は①私が暗証番号を他人に教えた②ランダムに数字を打ち込んでたまたま当たったのが私のカードということが考えられるという。
カード会社はよくあることらしく応対した女社員は落ち着いたもので「引き落しはしない」と言ってくれた。
そもそもデパートのカードを持っているからこういうことが発生する。 「君子危うきに近寄らず」である。電話でカード解約を伝えた。
スポーツで1番好きなのが大相撲だ。NHK午前3時45分からの名古屋場所ダイジェスト版は小気味よく、力の入った技には思わず声が出る。叩かれて自分から砂被りに飛び込んでいく玉鷲の後ろ姿は腹を抱えて笑った。深夜とはいえ私にとっては忙しい時間だ。
注目するのは元大関の御嶽海、正代だ。平幕に陥落してから相撲を伸び伸びととっている。そこで押しの強さがちらッと見えると「いい所見せるじゃないか」と私は手をたたく。
上位にいるかの問題ではない。今日の相撲をどうとるか―が重要だ。力士が普段通りの相撲を取っている姿に私の気持ちは和んでくる。番付ではない。最も気楽に相撲が取れる番付で長くやるのがいい。
仕事も同じだ。習得した技術で会社に貢献できればいい。技術が増えれば貢献のレベルが違ってくる。また次のレベルで気楽に貢献すればいい。無理することはない。
9/5の耕工場3S大会のBefore-afterの写真を見て感心した。荷が半分になっている。3Sの趣旨はまず捨てることにある。ゴミ工場で横のものを縦にしても3Sにはならない。ものを半減してスタートするのが3Sだ。
今回の寺岡さん主導の耕工場3S大会は、初めて第1の動作(捨てる)を完璧に終わらせた後の清掃・整頓だった。
これには日頃から「何か捨てるものはないか」「何か捨てるものはないか」という目で見る必要がある。タレントの奈美悦子はこの手の性格で自宅に物はないという。とても優秀な人間である。
捨てて悪いことは何も発生しない。まず捨てることで次の世界が開けてくる。
3Sとは
1 | 整理 | 徹底して捨てる。捨て切る。 |
2 | 清掃 | 一番汚い所・手の届かない所を、濡れた雑巾で拭く。 |
3 | 整頓 | 種類別に、水平・垂直に並べ直す。 |
品川区東五反田2のスーパーfoodiumのカードを紛失した。このイオン系スーパーは買った物を自分で集計する機械が多いためwaonカードが必要だ。
1枚目は作るのに入力が上手く行かず完了するまで2週掛った。2回目はQRコードの設問に答えるのに15分で完了した。なによりもタッチペンでやったので正確な印字ができた。
こんなことが1人前にできると小さな自信になる。
昨日の伝言板に安武印刷課長の計上に「消費税10%乗せたものがあった」という澤本工場長のコメントが書き添えてあるのに対し私が「懲戒にしろ」と書き加えた。
よく聞いてみると仕入れ品1点の価格に消費税を載せた額を記入したことだった。私は印刷課売上に消費税上乗せしたものと解釈して「懲戒にしろ」と追記した。
仕入れ品の計上は消費税抜きでなければならない。今回の消費税プラス記入は単なる勘違いである。安武課長に悪意はなかった。よって私の「懲戒にしろ」は撤回する。
月300万円のオフセット印刷の売上があった製薬会社さんから「これからはオンデマンド印刷でやる」と通告してきた。
オンデマンド印刷とはコピー機の延長のような印刷機だ。①1部でも印刷できる。②必要な時に必要な部数が印刷できるから在庫が要らない。このような利点から製薬会社さんはオンデ印刷を選択された。
耕文社にとっては年3600万円の売上減だが「これも時代の流れ」と受け止めている。ではどうするか。
大まかに言えば「オンデ印刷物の受注を増やす」だ。確かに売上構成はオンデ印刷は前年3%だったものが今年は10%に伸びている。伸びた分はマニア向けシール印刷の受注がほとんどだ。マーケットとしてははなはだ心もとない。
社会が必要とする大道(たいどう)の製品を製造したい。オフセット印刷減少に対する具体的対策は出ていない。具体策に行き着くまでが、私たちの知恵の出し合いゲームだと思っている。
耕文社の8月の売上が前年比10%減った。それに伴って工場(制作課、印刷課、加工課)の課別損益は軒並み悪化した。
早速営業課長を集め対策会議を聞いたが売上目標未達の伊野、稲嶺2課長から確信の持てる回答はなかった。「これはどうだ」「あれはやる価値はあるか」。アイデアの出し合いをやりたいのだが当事者からは案は出ない。
「まず、これから始めよう」でともかく課長がやるべきことを決める。たとえば、思い付いた対策を2項書いてくる。そして毎翌朝2つのやるべきことが「完了したか」の会議を開く。15分ほどの会議を毎朝やって行くことで対策が少しずつ明確になってくる。
ポイントは、会議は15分内にすることだ。15分内であれば課長も耐えられる。対策への意欲が折れなくて済む。対策が半歩進んだような気がし出せば大成功だ。こんな呼吸で対策が出来上がってくる過程は面白い。
要約すると
①まず対策に着手する。着手は見当外れでもいい
②着手の結果を確認する。次の着手を決める。
こうなると朝の15分課長会議がゲームになってくる。
港区魚籃坂下から同区麻布台の東京アメリカンクラブまでスマホナビで9/1 初めて到着した。徒歩30分かかったが言うに言われぬ達成感に浸った。
グーグルナビが分かりにくかったのでyahooナビに替えての快挙である。「習うより慣れろ」と言われているが、1回成功すると「この手順でいいんだな」と妙な自信がつく。それがいい。
クラブでの会合はベンチャー企業を起こした生意気な連中の集まりだったが、参加者の非礼さも気にならなかった。何故ならスマホナビを使いこなせるようになったのだから。
腹も一杯になったことだし帰りはタクシーで自宅まで一目散。料金は丁度2,000円だった。
夏の風物詩である。
8/30 5:30 JR品川駅広いコンコースの真ん中で若者が口を開けて眠っていた。「毎度のこと」として通行人は避けて先を急いでいる。私もニヤニヤしながら「俺もこんな風に熟睡したい」といつも思う。冬の寒風が吹き抜けるときはこういう輩はいない。
眠ることはいいことである。私は会社で眠くなると床に段ボールを敷いて眠ることにしている。眠るのは20分内。それ以上だと夜眠れなくなる。
机にうつ伏せになって眠るのはダメだ。姿勢が良くない。社員にも就業中であっても段ボール仮眠を推奨しているが、実行してくれるのは社員の5分の1の10人ほどだ。
眠気と闘いながら仕事をするのはくだらない。サッサと段ボール仮眠を取る方がよっぽど効率が上がる。
A, 名古屋まで行くのが面倒だ。やめようか
B, 1日に2件も予定が入ると窮屈だ
C, たいした会じゃないからキャンセルするか
D, 同じ日に近場の会があるからそっちにするか
頭がごちゃごちゃだと収拾がつかない。「まずは1つずつ確定して行こう」と5時間かけて今後2か月間の予定を確定した。
主催者に電話したりしているうちに構成が固まってくる。行事があることはありがたいことだが日程が重なると途端に迷いが出る。「どっちにしようか」。
手帳をスカスカにしておかないと、どうも頭が回らなくなる体質のようだ。
今回のポイントは日本政策金融公庫全国大会だ。この参加を懇親会だけにして前後左右の催し物の参加・欠席を決めていった。とりあえず今後 2ヵ月の参加・不参加を相手方に表明したことで、これで変更なしだ。これを基準に毎朝、1日を組み立てればいいのだ。
京都市の女子大で開かれた日本笑い学会(本部・大阪市)全国大会に8/26・27参加した。参加者はコロナ前と比べると半分以下だったが、盛沢山の演目を楽しんだ。
これだけの演目を3,000円で楽しめるのだから安いものだ。
笑いとは難しいものだ。全国から集まった参加者は何とか周りの人を笑わそうとするのだが、何となくぎこちない。1点だけこれらの人に共通点は「声が大きい」ことだ。言っていることが聞こえなければ、笑いもへったくれもない。
この不器用で声だけ大きい人の集まりはやはり面白い。
宮本社長の電話の趣旨は「渡辺さんの退会メールに驚いた。自分は電話は嫌いではない。連絡はメールを使わないで電話でやっている。今まで渡辺さんに返電しなかったのはたまたまで、今後はすぐ返電する」声はかすれ芝居じみた宮本さんのお詫びの電話に私はCEO退会を撤回した。
CEO倶楽部はベンチャー企業を集めて月3万円の会費で勉強会、懇親会を開いている。75歳の私は会員最高齢だ。見たことのない華やかな青山・六本木の会場での催しに私は刺激を受けてきた。
30・40代の若い社長は生意気だが、それさえ我慢すれば面白い倶楽部だ。
兎も角返電をよこさない輩には鉄槌を加えていく。それを聞かない人間とはお別れする。
静岡県内25店舗と周辺地域で住民に親しまれていた衣料品のトラヤが9月末までに全店閉店する。県内の女店員から聞いてびっくりした。
私の靴下は全部トラヤで買ったものだ。安くて丈夫な商品があるので地元では人気の店だ。それがなぜ。がっかりという他ない。
中小企業が商売を止めるのはよくあるケースだ。なかでも誰にも迷惑を掛けずに清算して止めるのは立派なことだ。トラヤも立派な止め方であるが、やはり「惜しい」。
町からトラヤがなくなるのは寂しい。