渡辺直喜

担当した時アイデア実現できる

 王子段ボールと耕文社は担当制のもとに動いている。担当の指示で3S大会・検証が行われ、みるみる社内が綺麗になっている。担当の手順は

1、エクセルのフォーマット確定=Planを決める

2、指示を出して実行させる=Do

3、フォーマット通りに実行されたか検証する=Check

4、Planに微修正があればフォーマットに変更を加える=Planを磨くーで動いている。

 一旦担当になれば自分の好きなように推進できる。傍から見ていて「見事だ」「まるで進んでいない」と判断できる。

 進んで担当になり1-4の輪を回転させると面白い。「あれよ、あれよ」と社内が変わって行くのが分かる。

 これが世に言うマネジメント技術なのである。

みずほ支店長に正直に応えた

 5/15夕、宇野忍みずほ五反田支店長が来訪した。「1つ質問してもいいですか」というので「何ですか」と私。「御社の財務体質が異常にいいのは何故ですか」と聞く。相手が銀行だから正直に応えた。

 ①新規開拓をやる営業部にしている。だから主要生産物の変更が可能だ。

 ②印刷機械を買わない。だから大きな借入金が発生しない。

 ③外注さんにお願いしている比率が高い。支払いを早めたり外注さんのためになることをやって逃げられないよう気を使っている。

 反対にこちらから質問した。「五反田支店は営業の訪問件数が1日2軒じゃ少な過ぎる。1日5軒取引先を回らなきゃだめだ」と私。銀行に言いたいことを言えるのは、みずほの借入残高がゼロだからだ。

業界成長率-7%、王は+25%

 段ボール業界の①原紙②シート③製箱の3業界とも2023.3月までの年間売上の前年比は-7%だった。これに対する王子段ボール㈱の製箱売上の前年比増加率は+25%だ。

 要は1企業と業界の伸縮率とは関係ないのだ。王耕がスピード応対に磨きを掛ければ異常なほどの売上伸長を果たす。

 王耕のビジネスモデルに基づいて全社員がやって行けば業界の数値とはかけ離れた売上増が可能になる。

体重85キロの攻防

 4/5心不全で入院時、体重は90キロあった。1か月と10日経って85キロ±1キロで推移している。一時は80キロを目指したが、とても無理と分かった。

 86キロ超えで落胆し、84キロ台で歓喜している。85キロを挟んでの攻防だが、自分では適正な数値と思っている。

5月は柏餅が旨い

 スーパーで売っている和菓子の品質が馬鹿にしたものではない。1パック300円前後の和菓子がどれも良くできているのだ。

 「これでは小さな和菓子店は大変だろう」と思いながら1日遅れの20%引きの和菓子パックをせっせと買い物かごに入れている。

 商品のレベルがどんなに高くなろうとも和菓子業界では無言の業界内競争が行われ、私たちはその結果の旨くなった分を享受している。

 5月に入り柏餅ばかり買っている。旨い。

 和菓子業界の人たちは季節の変わり目を意識しつつ無言の業界内競争を楽しんでいるのかもしれない。

磨きをかける動作を面白くやる

 現在ある当社の分析したエクセル表に手を加え、その効果を倍にする。

 例えばTDB(帝国データバンク)の倒産予測値。この表を基にお客様に受取手形の短縮をお願いすることを始めた。「90日以上の手形は受け取らない」が決まった。

 当社HPの内容も磨きをかけるようにした。沿革のページが甚だ不明瞭だった。例えば代表名が入れてなかった。私が「1978年に社長になった」と入れた。これで読者は興味深く耕HPを読んでくれると思う。

 エクセル表は沢山ある。これに磨きをかけることで効率よく売上・利益増に繋がっていく。

働く人の3つの仕合わせ

1、原理原則を教えてくれる上司

2、価値観を共有できる部下

3、心の休まる友人

この3人に巡り合った人は仕合わせである。

①部下がいたら「原理原則を教え続けているか」

②上司に仕えていたら「上司と価値観を共有できているか」

③友人に「会って心の休まる人はいるか」

を問い続けると面白い。

3年ぶりの公庫懇親会 笑顔笑顔

 日本政策金融公庫 営業1部懇話会に5/9参加した。80社が集まり雑談で盛り上がった。名前は忘れたが昔からの面々に懐かしくあいさつした。

 耕文社は公庫の借入残高はゼロだ。それでも耕旧館・新館は公庫に根抵当に入れたままだ。理由は懇話会に継続して入っていたいためだ。

 懇話会幹事が「渡辺さんの要望通り秋に1泊企業見学会をやることになった」と言ってきた。ありがたい話である。私は「サンキュウ」と応えた。

シュレッダー2台を廃棄

 耕文社総務課と制作課に配置されていたシュレッダーを5/2廃棄した。これで耕にはシュレッダーが無くなった。

 情報の外部流出を防ぐための機械だが最近はほとんど使わなくなった。細かく裁断するのに時間がかかるためだ。当社ではお客様情報は破いて廃棄するなどで充分に秘密情報の外部流出は防げている。

 稼働しない機械を職場に置いておく必要は無い。職場はスカスカの状態にして社員が効率よく移動できるようにしておくものだ。

伝言ゲームは禁止

 8:00の耕文社の課長朝会で伊野さんが「総務課の請求書発行のやり方を改善して欲しい」と言った。それに澤本総務課長が「担当の岩本さんに伝えます」と応えた。

 総務課員の不備を営業課長が課長朝会で言う方もおかしいが 、請ける方はもっとおかしい。「それは担当の岩本さんに直接言ってください」というべきだ。総務課長自ら伝言ゲームの伝言役になってしまうのだから始末に悪い。

 未熟者同士の会話が進行している。この程度の議論しかできないのであれば課長朝会は止めた方がいい。

文章には固有名詞と数字を入れる

 どんなに短い文章でも固有名詞と数字を文章に入れる。にわかに分かり易くなる。

例えば

✖ 私は近日中にスマホの先生の指導を受ける。

○ 私は5/11、ソフトバンクスマホアドバイザーの松前さんの30分スマホレッスンを受ける。

 文章は読む人に分かってもらうために書くのである。○の方が遥かに状況がイメージでき分かり易い。固有名詞と数字を文章に入れて〇の文章を書けるよう練習すべきだ。

地獄のGW始まる

 毎年のことだ。行楽地は人であふれ、電車は混み、安ホテルは満杯。これだけで外出する意欲は無くなる。

 4/29は戸塚CCに行った。天気良く今年初めて半ズボンで回った。サッポロビールをガブガブ飲み気分のいい1日だった。

 5/3―7のGW地獄の後半は近場をウロウロすることで乗り切ろう。

肩パット無しの背広で銀座を闊歩

 肩パット無しの既製品背広(52,000円)の修繕が終わった。

 軽い上に首の後ろに服の重さが掛からない。ジャンバー感覚で着られる。

 4/27は天気良く銀座大通りは明るい。「これで俺も人並みに背広をいつも着て歩ける」。そう思うと心は弾んだ。

 肩パット無しの背広で社交界を優雅に泳ぎ回ろう。

4人掛け升席がうれしい

 電車に乗るときはなるべく4人掛け升席のある車輌に乗り、升席に座るようにしている。

 移動者が顔を見合わせて座る空気は快いものだ。王子段ボール㈱に行くときは6:11品川発高崎行き前から2輌目の升席に座る。26分で赤羽に着く。東京駅を過ぎるとガラガラだ。会社までは赤羽からバスで15分だ。

 こんな愉快な出勤はない。

外注さんに資金繰り負担を強いるのは罪悪だ

 手形のことである。お客様からの代金回収が1ヵ月後なのに外注さんへの支払いは5ヵ月後という会社がある。資金繰りのシワ寄せを外注さんに追いかぶせた行為だ。

 これは私の趣味に合わない。「支払うものは一刻も早く払ってしまえ」が私の主義だ。王子段ボール㈱と㈱耕文社の支払いは20日締めの10日後の銀行振込だ。

 王耕では3か月以上の手形を発行しているお客様に「手形サイトは3か月内にしてください」とお願いをしている。一方的に「支払いが3か月以上の仕事はやりません」とも言明している。

 弱い者(外注さん)にしわ寄せする経営は止めるべきだ。外注さんへの手形短縮のために社長は自腹を切って現金化を早めるべきだ。

体に変調来したら最近多く食べている食物を止める

 心不全になった理由をアレコレ考えて、最近多く食べている食物は①ライフのプライベートブランドのヨーグルト飲料1㍑パック②伊藤園のトマトジュース900gペット入りーの2種だ。

 早速飲むのを止めた。

 私はパンと乳製品が好きだ。入院中は朝がパンで昼夜が米飯だったが3食パンにしてもらった。牛乳1㍑は簡単に飲んでしまう。ヨーグルト飲料・トマトジュースはいくらでも入る。しかし命あっての物種だ。1回で1㍑パック空にしてしまう牛乳のバカ飲みも止めた。

1日2会場行く忙しさ

 会合が増えてきた。私の目的は講演を聞くことではなく、その後に開かれる懇親会だ。初対面の人と名刺を交換してあれこれ相手の状況を詮索するのが好きなのだ。

 「商売はどうですか。私の印刷業は落ち目の三度笠です」「意味が分からない」「諸国を巡り歩く渡世人も落ち目になると地元やくざの1宿1飯にもありつけなくなる―という意味です」。続けて「マーケットの流れには逆らえません。印刷はもう駄目です」。

 これだけ自分説明をやるとさすがに相手は私の質問に全部応えてくれる。これが面白いのだ。

 以前出席は1日1会場だったが目的が懇親会だから、そこさえ出席できれば100%〇だ。例えば

 ①8:00-15:00ゴルフコンペ

 ②17:30―都内ホテルで他団体の懇親会―も出席可能になる。

 5,6月で1日2会場出席日が3日ある。75歳で行く所がこれだけあるのは仕合わせだ。

塩分を摂らない大所の方法

 心不全にかかって以来、医者には「心臓の病気の大敵は塩分だ。1日6g内にしなさい」ときつく言われている。

 高輪病院の栄養士の指導を受けた結果、「汁を飲まないことで1日の摂取塩分を大幅に減らせる」ことが分かった。ラーメン・日本そばの汁を飲まないだけで結構塩分を減らせる。塩分少量の食物を食べるのを止めても効果は薄い。

 汁を飲まないことに集中することはできそうだ。

 75歳の今、若い頃のようにはいかない。「私は心不全」とお題目を唱えていれば予防措置が自然ととられる。

肩パットの無い背広

 有楽町の洋品店の美人店員に肩パットの無い出来合い背広を勧められた。「これなら肩が凝らないわよ」。この店員の悪い所は私に対して馴れ馴れしいことだ。

 試着して驚いた。ジャンバーを着ているようだ。襟のラインがズシンと首の付け根に重く垂れさがってくる感覚がイヤで私は背広を着ない。昨年は馬喰町の仕立て屋で採寸してもらい肩パットの無い背広を作った。これがまるで背広の体をなしていない。襟の尖った上着で直ぐにゴミとして出した。

 今回の既製品はとりあえず上着の体をなしている。大満足である。これからは肩パットの無い背広を着て社交界を泳ぎ回ろう。

徳川家臣団大会に参加

 4/16(日)静岡市で開かれた徳川家臣団大会に参加した。

 徳川宗家19代当主の徳川家広さん(58)はじめ徳川四天王の酒井・本多・榊原・井伊家の子孫の当主も参加した。団体では柳営会、牧之原開拓幕臣子孫の会、咸臨丸子孫の会など錚々たる血筋の人たちが集まった。

 面白いことに「徳川家御家再興」を目論んでいる人は参加者の中に1人もいない。

 今どきよくもまあこのような団体が活動しているものだと感心するが、かく言う私・渡辺家の御先祖様は徳川御三卿の1つの田安家に下級士として仕えていた。

 あまり関係はないが面白いから毎年の家臣団大会に勇んで参加している。

ほほえましい叙勲祝い記事

 ラベル新聞に九州工組役員の叙勲祝賀会の記事が載っていた。写真を見ると質素なパーティーのようだがニヤニヤしながら読んだ。

 そもそも叙勲とは公務員にやる気を起こさせるための明治来公務員のための制度だ。戦後、叙勲対象が民間人にも広がったわけだが、知人友人がこの機に挙げてお祝いをするのは微笑ましい。

 私が印刷業界に転職した46年前、印刷業盛んで業界で「富士講」があった。富士山信仰で印刷業界人が富士に参拝する講だ。とても奥深い業界に思えたものだ。もちろん叙勲祝賀パーティーもあちこちで開かれていた。

 その印刷業界はマーケットの縮小とともに崩壊し続け、生き残った業者がなりふり構わず需要を漁っている。叙勲祝賀、富士講どころではない。

 その中でラベル業界の叙勲祝賀会は40年前の余裕のあった印刷業界を思い起こさせるほほえましい記事だった。

心不全で9日間入院

 今年に入って夜中に苦しくて起きることが多くなった。肺の中に空気が半分しか入らないのだ。原因が分からないまま「どうなっちゃうのだろう」と不安が続いた。そして近くの東京高輪病院に駆け込んだ。診断結果は心不全。

1、心臓が肥大して血液を押し出す力がなくなっている。

→治療は①食物の塩分を減らし血圧を下げる。②血液サラサラになる薬を飲む。③肥大化した心臓は元に戻ることはない。

2、血流が無くなると体内の水分が減らない。体中に水分が溜まった。肺の中にも水が溜まり空気が入らなくなった。

3、対策として入院中は1日の水分摂取量は1㍑内。排出した尿は1.3㍑/日。計算上は0,3㍑/日体内水分が減った→肺の水が減り呼吸が楽になった。足のむくみも無くなった。

4、退院後の生活は

①塩分を採らない

②水を控える

③体重を減らす。89→65kg

④薬を必ず飲む。

5、これで何とか持ちそうだ。

旨いもの山盛り東武物産展

 池袋東武百貨店で「北陸3県と岐阜・滋賀物産展」をやっていた。いずれも私にとって垂涎の名物がある地域だ。

 入口を入ってまず食べたものが五平餅(100円、岐阜)、次がおろし蕎麦(680円、福井)。そして、香箱カニ弁当(2,800円、石川)琵琶湖の鮎の佃煮(1,000円、滋賀)を買って帰った。

 居ながらにしてこれだけの食物が手に入る。つくづく東京は便利なところだ。

 売子は「皆お花見に行ちゃって、物産展の入場者が少ない」とブツブツ。「自分の努力不足を反省しろ。他人のせいにするな。まして桜が悪いとはもってのほかだ」と私は声を荒げた。私の怒りに売子たちはニヤニヤ笑って居た。 -4/4まで。

王耕半年間中途入社6人のうち4人が女

 結論を言えばどの女社員もしっかりしている。私は得をした気分だ。彼女らが働くことで王耕の売上・利益は増える。清新な気分で皆がPSを使うとしたら大変な戦力である。

 今まで困っていたことは、定年過ぎた契約社員が「いつ辞めてもいいんだ」と繰り返されてきたことだ。私は「そんなこと言わず元気に仕事して頂戴」と言ってきた。無駄な言葉だ。

 出処進退すべてご本人が決めることだ。

新規お客様増はエクセルでやる

 耕営業の新規をとる動作が眠ったままだ。これを是正するために

  1. 担当を浅井→森屋に替えた。
  2. 新しい新規表を森屋―渡辺のキャッチボールで作った。
  3. この新・新規表を毎日の日銭朝会資料に組み込んで発表する。

 否が応でも各営業の①今期の新規獲得数 ②新規の累売上額―が毎日開示される仕組みだ。

 新規お客様を獲らない営業は半期で5万円[1] の罰金を払う取決めだ。

 新規を獲れば毎朝その成果を称賛され、新規を獲らない営業はその無能さ加減を冷ややかな目で見られる。

 こうなれば馬鹿でも新規を獲り出すだろう。


 [1]

池袋東口をニコニコ散歩

 西口のラーメン屋ばかりに行っていたので東口界隈は知らなかった。

 足立区新田の段ボール製箱会社からバスで来て、眠ってしまい降りたところが東口だった。「一丁、東口をグルグル回ってみよう」と思い、池袋駅前公園で明治のカップアイスクリームを食べ、風俗店だらけの淫靡な町筋を行き来する若者たちを見ていると嬉しくなってしまう。若者は清濁併せ飲みながら生長していくのだ。

 広い池袋南公園では乳母車がズラリと並び、若いお母さんたちが芝生の上で子供たちを遊ばせていた。サクラは満開。幼児たちの走り回る姿は見飽きることがない。しかもタダだ。75歳の私は呆然と眺めていた。

 駅前の広くて古い喫茶店は入口に5,6人がいつも並んでいる。中年のウェイターに「儲かちゃってしようがないだろ」「あたしの所には回ってこない」。こんな奴の相手をしていても時間の無駄だ。サッサと駅に向かった。

物凄いあんぱんに体壊しそう

 東急目黒線武蔵小山駅近くに「コミネ」パン屋がある。ここのあんぱんが凄い。あんこの量があんぱんの9割を占めている。値段は1個140円。店によると「あんこはここで作っている」。白あん、こしあん、ウグイス、選び放題だ。

 品川区西品川1の当社から自転車でチンタラチンタラ20分かけて行って、薄暗い工場の見える店先に立つと「ほっ」とする。「これで今日の甘味は十分だ」。

 「パンは直接持つな」「並んで頂戴」。うるさいかみさんにだけ我慢すればいい。

疲れ気味のベンチャー企業

 若手経営者育成の会に2つ入っている。75歳の私自身が育成されることを狙っての入会だが、参加者を見ていると若者たちが目指す方向を絞り切れていない。結果は最初の意気込みからの後退、ビジネスモデルの不明確化に陥っている。

 基本は「米の飯」である。例えどんなに利益が出なくても「私はこの商売でご飯を食べている。米の飯の商売をやり切ることで食べていける」という決心が必要だ。

 どんなに不器用で、パッとしなくても地味に商売をしていくスタンスが大事だ。もがいているうちにアイデアが湧いてくる。それを1つ1つやってみることだ。

三つ又地蔵で線香7束焚いた

 品川区大井1-55‐7の 三ツ又地蔵尊によくお参りに行く。昔、夏目雅子主演の映画「時代屋の女房」の舞台になった所だ。

 近くにナポリタンのやたらと旨い食堂「ハピネス」があるから昼食がてら行くのでどうしてもお参りの回数は増える。

 私の癖として「お線香が好き」なのだ。手を合わせる前にお線香を焚かないと気分が乗らない。3/27は風もないし安全だ。思い切って7束に火を点けた。持って行ったわら半紙は勢い良く燃え上がり着火も順調でもうもうたる煙に包まれた。

 私は真摯な気持ちで手を合わせた。近所の婆さんが大変な線香の煙に「これ幸い」とばかりに間借りお参りをして行った。

 文京区の地藏堂商店街の入り口にある地蔵尊は線香禁止になってしまった。残念だ。その点三つ又地蔵は貴重だ。

アイデア出しの毎日は面白い

私は何らかのアイデアを毎日出している。

 3/24 掃除の時は椅子を机の上に上げよう。掃除機が動き易くするためだ。

 3/27 毎日やっていた机の上に上げるのを週1に減らそう。

 目的は職場を綺麗にして売上・利益増を楽に実現するためだ。このような小さな新実行を数多くやって行くうちに売上・利益増が本物になっていくものだ。気づかないうちに目的が完了してしまう寸法だ。

 アイデアの威力は物凄い。私は社員のアイデアには無条件で乗っかる。必ずいい未来が拓けるからだ。

大手町パレスHエステールで昼食とった

 1度は行ってみたい食堂だった。皇居を見下ろし景観は言うことなし。ウェイターの接客も面白い。

問題は料理だ。コースで客を満足させればいい。コース料理が2つほどでそれぞれがコンセプトを秘めたものであれば十分だ。

 ところが客に選ばせる料理が多すぎる。客の方はどれが旨いか分からない。結果、下町の大衆食堂みたいになっている。注文した魚料理はそれほどでもなかった。

 パンは3種出たがすべて硬くて75歳の老人には食べづらかった。料理がこれでは折角のロケーションが生かされない。もったいない。

続く鑑賞会

 地唄舞、デキシーランドジャズの鑑賞会にこのところ小まめに参加した。行けば同じ鑑賞に来た初対面の人と雑談の花が咲く。

 徳川家の流れをくむおばさんはジャズの歌手でもある。私の知り合いだった会津の殿様との昔話をしたら涙を流し始めたのには驚いた。殿様とはいい思い出があったのだろう。かなり前に亡くなられた殿様は気持ちの広い方で我々観光旅行者と会津市内を一緒にまわった時は地元の人たちが「殿様、殿様」と寄って来たのには感動した。

 初対面の人は意外なニュースを教えてくれる。取り留めのない話を延々としていると鑑賞舞・音楽よりも面白い。

五体満足が1番の仕合わせ

 75歳になって階段の上り下りは必ず手摺りに掴まるようになった。転げ落ちたら大変だ。最近は右足のつけ根に激痛が走る。自然とメニエール患者のような小股歩きになる。

 先日山手線の吊り革に掴まっていたら背の高い若い男が席を譲ってきた。こんなこと初めてだ。「どうぞお座りください」。同伴者らしい横に座っていた若い女2人がニヤニヤ笑っている。

 私は断った。男はなおもしつこく席を勧めるのに「大きなお世話だ」と言った。2駅ほど行くと反対側の後ろの席が空いたので私はそこに座った。3人組はいつの間にかいなくなっていた。

 私は譲られた席に感謝しながら座るのは嫌だ。不羈独立で生活したい。そうならばその分自分で用心しないといけない。右足のつけ根の激痛にも我慢しなければいけない。いつかは回復するだろう。

  兎も角「医者に頼らずやって行きたい」。私の格言は「医者を見たら泥棒と思え」だ。

耕文社3S(整理・整頓・清掃)が急に磨きがかかった

 2つの事をやった結果だ。

1、掃除機をサイクロン式から紙袋式に切り替えた

  吸引力がまるで違う。床が見る見るうちに綺麗になった。

2、個人の3Sのやることを短い文章にした

  個人のやることを明確にした。過不足があれば文章を修正すればいい。

  磨きがかかり過ぎてどっかの宗教施設のようになったならそれでいい。3Sの行き届いた職場からは①公正なモラル②良品生産がなされる。

マスクする必要なし

 私はマスクを極力しないできた。息苦しいからだ。公共交通機関に乗るときも遠慮がちにマスク無しで外を眺めていた。この度「マスクは個人の判断」となって「ほっ」としている。

 そもそもコロナが収束に向かったのは、人類に抗体ができたからだ―と私は思っている。所詮感染症が収まるには、その動物に抗体ができるまで待たなければならない。

 私たちは大いに深呼吸して大声で仕事をやりましょう。

商工中金大森支店ゴルフ会に50人参加

 盛況であった。キャンセル待ちが4社あったという。

 コロナ下で金融機関はすべての行事を自粛していたが大森支店だけは行事を開いていた。これも二岡支店長の決断だった。「コロナ下でも半年ごとにゴルフ会を開いてくれてありがたい」とは取引先の言葉。

 「他行が自粛しているから当行も自粛する」がほとんどの銀行の方針だった。それを打ち破った二岡さんはご自身の考えで決断する人だ。偉い。

 4/1から浜松町の商工中金東京支店の執行役員として支店長に栄転するという。当然の人事だ。

納税しているが優申会に入れない耕

 品川法人会事務所に行ったついでに村山勉事務局長に「当社は毎年多額の法人税を納税しているが優良申告法人にする―という連絡が来ない。どういうことか」と詰め寄った。

 村山局長は「品川税務署が決めることだ。当法人会は推薦も何もやっていない」という。過去、優申会の法人の中には、納税額100万円の所もあった。耕は3,000万円納めている。

 話は長くなるといけないので打ち切って早々に引き上げた。優申会の会員になることは「それほど魅力的なことではない」と私は思っている。

 要はどっちでもいい。

銀行の機能は3つしかない

  1. 調達=借入
  2. 運用=預金
  3. 決済=振込・入金

 私がこの3機能を知ったのは今から25年前の50歳の時だった。アメリカでファンドマネージャーをやっている男が講演の切り出しで言った言葉だ。「銀行なんてチョロいものだ」と考え始めた。魑魅魍魎の組織が、急に単純なものに見えた。頭の中が整理されたことで変にバタつくことは無くなった。

 しかし、まだまだ苦労は続いた。銀行の仕組みが分かっても印刷会社の利益が出ないのだ。利益が出なければ余資が増えるはずもない。

 以来「利益を増やすにはどうしたらいいか」だけを考えるようになった。余計なことを考えなくなると利益増のアイデアも湧いてくるもだ。

王生産限度5万→10万/日にした

 段ボール箱のリピート受注が急激に増えている。感覚的には昨年の倍の受注が来ている。

 段ボールシートを王子段ボールで買う社内生産の1日の生産限度は75万㎡としていたが、社内生産では消化しきれず外注さんに丸投げで生産する量が増えている。

 こうなることを想定していたが、王買収後10年目の今回の爆発的な受注増に私は驚いている。あとはサービスの質を落とさず、来た仕事はすべて請けてやっていくだけだ。

 丸投げは王管理課で一定の外注差益率を取り、外注さんがシートを買って生産するやり方だ。1日に6件ある。従来は2件だった。

 増えた理由は王の ①スピード応対 ②見本提出の機敏さ―である。段ボール業界でやられて来なかった王営業の①②の動きにお客様が「便利な会社だ」と認めてくださった結果だ。

帝国データバンク(TDB)の創立は1900年

 分かり易い創立年である。であるならTDBは今年で2023-1900で創立123年だ。

私ほどA₄1枚のTDB資料(株主構成が入っていると1,760円)を参考にしている者はいないだろう。

1、名刺交換したらTDB資料

2、ニュースに社名が出たらTDB資料

3、お客様・外注さん新規開拓されたらTDB資料

4、会社のHPを見るより先にTDB資料だ。

その会社の買掛金支払能力を示すTDB評点は信用できる。毎日送られてくる日刊TEIKOKU NEWSは私の愛読書だ。

広島焼食べて仕合わせ

 品川区・戸越銀座商店街の中原街道近くに汚いお好み焼き屋がある。3/8、初めて入ったが味はマアマアだ。親子か聞きそびれたが、おばさんと若い女が笑顔で接客してくれる。

 私は関西の粉もの料理が好きだ。祭りでテキヤが排除されて広島焼、たこ焼きもなかなか食べられなくなった。「こんな単純な料理に何故こだわらなければいけないのか」と思うが、旨いものは旨いのだ。

 根底には「関西には文化がある」という先入観がある。ソースのべっとりついた粉もの料理は文化の一端であるように思う。

戸塚CCで高齢者平日競技

 75歳以上の競技だ。平日来場者を増やすのが目的だが、元気な高齢者が増えて暇を持て余しているからゴルフ場のアイデアによる新しい競技会だ。私は「絶好の競技会」と思って参加した。今年2回目の開催で参加者は40人。

 本日の同伴者は79歳と75歳のリタイヤ―組。2人とも経歴など自分説明をスラスラとやるし、マナーでうるさいことは言わない。天気よく快適な1日であった。

 世の中には馬鹿みたいに自分説明を細かくやる人がいるが、こういう人は「正直な人」と思う。プラスになることばかりだ。私はこういう人に好感を持つ。

王シート受注が4万/日超えた

 「突発的なことではない。1日4万㎡超の受注がこれから続きそうだ」と幡野さんの観測。製函課は仕事が溢れニッチモサッチも行かなくなる。

 王子段ボール㈱責任者の菅原さんは当面

①製函課人員を1人増やす。

②管理課は丸投げを受注と同時に決断し、製函課の仕事を空き気味にする―をやるという。

 買収当初、私は王工場の1日の生産限度量を5万㎡と見ていた。それが限度量に近づいてきたら一刻も早く体制を作らないといけない。王の特徴は「極端な短納期を実現する」ことでお客様の支持を得ているからだ。

 王営業は「受注を控える」という発想はない。闇雲に仕事を取ってくる―しか頭にない。困ったものだ。

うんざりする研究者の中国観測

 ズバリ分かり易い中国の未来像予測は面白い。

1、関西の大学教授が数年前「阿片戦争前の版図が中国の狙いだ」の言明は分かり易かった。清朝末期だが中華民族が支配した最大国土だ。

2、元外務省専門家の10数年前の予言「中国はまず香港化し、次に台湾化する」。

 1,2が私の記憶に残っている分かり易い中国観測だった。その後の状況を見ると「外れた」と思えるものもあるが、当時のものとしては貴重な分析だったと思う。

 ところが白黒はっきりしない観測がとても多い。当たるも八卦、当たらぬも八卦である。1,2のように言い切った予想は歓迎だ。反対に訳の分からない学者の予想は願い下げだ。そんな講演を昨日(2/28)聞いた。

5コンサルに社員が担当で着いた

 王耕には①弁護士=担当:関口 ②会計士=澤本 ③社会保険労務士=杉本 ④TDB=森屋・芝崎 ⑤WEBの5人のコンサルがいる.今回⑤のキュードの海野さんの担当に王は芝崎、耕は山口さんがなった。

 コンサルとの直接の会話で社員が啓発されていくと思う。両者で決めたことで良い結果が出てくればこの上なく嬉しいことだ。特に⑤WEBコンサルと担当の結論でHP受注が増えてくれば分かりやすい結果となる。

 コンサルが多いのはいいことだ。王耕はコンサルの知恵を借りて成長していく。

東京商工会議所品川支部ゴルフ部会に参加

 2/26(日)場所は大磯町のレイクウッドGC。ここでゴルフをやるのは30年ぶりだ。富士山を横に丹沢山塊を眺めながらのロケーションに「さすがいいゴルフ場だ」と思った。

 40人の参加者はいずれも品川区で働いている人たちで同伴した2人は「外資系金融機関の社長秘書と映画会社に勤務している遊び人風おばさん。

 私はこういう訳の分からない正体不明の人たちと回るのが好きだ。旧知の人とでは新鮮味がない。3年前に切った左足首のじん帯もだいぶ肉がくっ付いてきたらしく歩行も楽になった。

 ここで気を緩めると、また怪我をする。近くの手摺りに掴まっての歩行は以前と同じだ。

自宅パソコンが1ヵ月ぶりに復旧

 自宅のパソコンが1カ月間通信不能になった。困った。メールはほとんど来ないが、心待ちにしている同期会の知らせを外したら大変だ。

 2/23(祝)秋葉原のヨドバシカメラ1Fにある「パソコン相談コーナー」に持って行ったら1時間で修理してくれた。あのコーナーは私にとってありがたい駆け込み寺だ。

 担当の説明では、パソコンはウインドウズ10だが2013のソフトなので私の通信を管理しているジェイコムでも手が出なかったのだろう。ジェイコムが復旧操作ができるようにするにはパソコンを買い替えないといけない―という。

 おおよそ納得しての帰宅は軽快一だった。問題が1つ解決するとすべてが上手く行った気がする。

ゴミは発見次第捨てる

 王耕にはごみの集約袋がある。①資源 ②燃える ③燃えないゴミ と分別している。最近は前田さんが担当になって④粗大ゴミ集めが活発になってきた。

 そこで提案。

 ゴミは発見次第捨てる―を実行してもらいたい。机の上に余分な納本があったら②に捨てる。いらないパソコンがあったら④に捨てる。

 従来と違うところは、3S時にやるのではなくて、その場ですぐ集約袋・粗大ごみ置き場に置くことだ。目についたゴミは即①―④の集約場所に入れる

 目の前に不要物がなくなれば社員の頭脳には新たな発想が湧いてくる。ここが大事なのだ。ゴミは発見次第捨てる―を完璧にやってもらいたい。本日2023.2.22から

王子段ボール 2月売上28.5%増

 王売上増が止まらない。前年比 22%増で今期推移してきたが、2月は28.5%増の4,582万円(前年3,563万円)を売上た。

 これもマーケットの要望に王社員がまともに応えた結果だ。マーケットに拡大機運があればすかさずポイントをつかんでお客様満足に持って行くのが商売というものだ。

 私は王工場の1日生産限度を5万㎡と10年前の買収当時から予測していた。その限度㎡に近づいてきた。

 これからは別な知恵が必要になってくる。条件としては工場拡張・新設はやらない。別な方策で年売上300億円、経常利益30億円に持って行く。

車椅子で登場した女司会者

 静岡市の大会場の催事で女司会者が車椅子で登場した。「何事か」と思って説明によると、出勤途中、駅の階段を踏み外して転び足首をはく離骨折した―という。

 大きな催し前によく起きる事故だ。以前岐阜県内の1泊旅行でハイヒールを履いた女引率者が段差を踏み外して、その後は車椅子で我々を引率したことがあった。

 笑い事ではない。かくいう私も3年前、ゴルフ場で転び左足首のじん帯を切った。まだびっこを引きながら歩いている。

 年を取ると「何が起きるか分からない」。身を守るのは自分しかいない。今は階段の上下には必ず手摺りに掴まるようにしている。

下田船渠(ドック)解散後、さびれる町

 1987年に下田船渠解散後「(静岡県)下田市は寂れるだろうと」言われてきた。36年後、2/16 町を1周して「これはひどい」と思った。何十年も経って味のある商店の町並みはボロボロである。

 「景勝の地・下田で生活基盤を作ろう」と思ってきた人にとってこの30年はなんだったのだろうか-と推測した。産業が発展してこそ人口が増え、生活も豊かになる。

 結論を言えば「『他の地』に移転するか年ごとに見極めるべきである」。

 私は神奈川県三浦郡三崎町に勤務したことがある。その時思ったことは「半島の突先にある町に産業は育たない」だ。交通の便が悪いためだ。

 その点王子段ボール、耕文社は恵まれている。「交通の便はいいしとりあえず23区内だ」。この有利な条件を生かさない手はない。

自損事故の車、10日で修理終わる

 2/4(土)駐車場の柱にぶつけて運転席の扉が開かなくなって修理に出していた車が戻ってきた。平成2年(1990)の購入だから33年間乗ってきた愛車だ。

 「扉を探してやっと1枚見つけた」とセイリンモータースの工場長。見た目では事故前と変わらない立派な出来だ。修理代は28万円。深くお礼を言って引き取った。

 これで車の問題は解決した。いろんな問題が次々発生して手早く次々解決していく。こんな痛快なことはない。

アイデアで時間半分にしたら定時退社する

 2023スローガン「アイデアで時間半分」にしたら17:45定時退社する。

 余裕あるビジネス生活を送っていると人間の頭脳はアイデアが湧いてくる。そのアイデアで更に時間半分にすれば生産性はますます高くなる。誠に良い循環になる。

 どうせ働くなら良い循環の中に身を置きたいものである。良い循環を作り出すのはアイデアである。

華正樓で花やかな演奏会

 戸塚CC会員の安藤浩行さん(89)主催のデキシージャズバンドの演奏会に120人が参加した。

 面白いことに安藤さんはゴルフ場の①フロント②キャディマスター室③所属プロ④キャディ―各部署の従業員に声を掛けていた。会費は従業員2,000円、会員は20,000円。この公平感がいい。

 9人編成のバンドの音は凄い。何の屈託もなく全員が飲んで食っての大はしゃぎだ。私は喉が涸れるくらいしゃべった。

 横浜中華街の愉快な夜だった。

電動自転車で転倒

 裏通りを乗り慣れない電動自転車でノロノロ走っていて転倒した。自転車の重みでしばらく立ち上がれないでいると前から軽自動車を運転してきたお婆さん(70ぐらい)と後ろから自転車できたおばさん(40ぐらい)2人が私の両脇を抱えて助け起こしてくれた。

 恥ずかしかった。丁重にお礼を言った。

 サドルを少し高くしたのがいけなかった。右足が地面に着かず倒れた。最近はよく自転車で転倒する。ハンドルを持つ手も水平が取れずおぼつかない。75歳になると安全のことだけを考えているがこの始末だ。

 「自動車を廃車して、自転車を卒業する」ことが頭に浮かぶ。公共交通機関とタクシーで移動するのだ。ただ両車の便利さを思うと決心がまだつかない。

中目黒が古着屋街になっているのに驚いた

 目黒区役所に行く用があって60年ぶりに東横線中目黒駅を降りた。駅前の中目黒銀座商店街を歩くと古着屋ばかりだ。「なんでこんなに古着屋ばかりなのか」店員に聞いたがはっきりした回答はなかった。面白くない通りだ。

 商店街とは「住民がその日のおかずを買う通り」を言う。食料品店は無く古着屋ばかりでは近所の住民の生活の便にはならない。

 私は、色々なものを売る個人経営の立ち並ぶ猥雑な町が好きだ。例えば武蔵小山(品川区)、砂町(江東区)商店街はいい。

楽しいスマホ電話

 毎午前中、私は8本ほどスマホ電話を入れる。相手はほとんどが社員だが反応を聞いていると面白い。私は(いん)に褒めたり、露骨に注意したり。ここは私の会話力の技術が発揮されるところだ。

ポイントは

①結論を先に言う。

②結論の理由を言う。

③早く切る

ーの3点だ。

これなら電話の受け手も特に不快な思いはしていないはずだ。

1、突っつけば反発してくる。

2、褒めれば喜ぶ。

3、相手の発言は100%黙って聞く。

社員と綱引きをしているような感触が面白い。

月経常利益 王子段ボール㈱ 500、㈱耕文社1000万円が基準

 1月経常利益は王600、耕1000万円だった。表題の数字は私の毎月「これだけの利益は欲しい」の基準だ。

 社員がアイデアを気楽に出していけば毎月上の数字になるだろう。血を吐きながら利益を出す必要はない。全社員がいい頃加減にやりながら利益を出せばいい。

 ただしアイデアは出してもらいたい。アイデアが出ている限り、後のことは気にする必要はない。自然、利益が積み上がってくる。

闇雲(やみくも)に目標に向かわせる

 私の弱点は焦点を絞り切れないことだ。いつの間にか散漫になってズルズル日にちが経って行く。75年生きてきてその連続だった。

 今からでも遅くはない耕の4商品売上を伸ばすことに専念する。中心は営業の担当だ。パッケージ=稲嶺 手提げ袋=福田 シール=森屋 カレンダー=伊野の4君だ。

 戦略4商品の売上を増やす動作はゲームである。「死ぬの生きるの」の話ではない。営業・工場のアイデアの出し合いのゲームなのだ。1発のアイデアで売上が急伸するかもしれない。アホばっかりだったら停滞するだろう。

車庫入れで運転席ドア壊す

 2/4 (土)自宅の車庫に1990年製クラウンをバックで入れるときに右の鉄筋コンクリート柱にぶつけてドアを壊した。窓もドアも閉まらなくなってしまった。不覚だ。修理業者がやっていたので、自分で運転して車を届けた。業者曰く「ドアを取り換えなくてはダメだ」。

 原因はバック時にアクセルを踏み込み過ぎて、勢いよくバックしてしまったためだ。75歳ともなると何が発生するか分からない。一瞬「廃車するか」とも考えた。

 「どうせ近場しか乗らないから今回の自損事故の再発防止策をきちんと決めて継続してこの車を使おう」と決めた。 再発防止策は「この日は草履をはいて運転していた。今後は草履の時は裸足でアクセル・ブレーキペダルを踏む」だ。 

名刺のHPQRコードは便利だ

 王子段ボール、耕文社2社の名刺にHPに繋がるQRコードを入れた。スマホをかざしてみると耕のHPが綺麗に出てきた。名刺を交換して自分の持っているスマホで簡単に繋がれば相手は当社のHPを見てくれるだろう。「便利だ」と思った。

 QRコードでアンケートに答えるのは面倒だが、一方的に相手会社のHPを見る動作は誰にでも簡単簡単だ。HPを見てもらうだけはQRコード向きだ。

 QRコードを名刺に入れる提案は王営業の高桑さんが1月の役員会で出し議決されたものだ。アイデアである。アイデアこそが会社をいい方向に動かしていく。

社会と接点持てば認知症にならない

 これは認知症予防の私の思い込みだ。

 医者は認知症には①通院と②薬の服用―を勧める。しかし、誰も直してくれはしない。が、ご自身の工夫で認知症にならないようにすることができる。

 以下私の予防法だ

  • 社会と接点持つ
  • 働いていくばくかのお金を稼ぐ
  • 他者との約束事を実行する

 私の周りには認知症はいないが、自ら積極的に動くことであらゆる病を回避できる。簡単に言えば自分を忙しくすればいい。 NHK ラジオ深夜便の「認知症カフェ」を聞きながら、以上のようなことを考えた。

冬の賞与(12/3) 1人当たり支給額

㈱耕文社=前年比19.4%増  王子段ボール㈱=56.3%増

 大変な増加率だ。我ながら数字を見て驚いた。

 会社というものは利益さえ出ていれば社員への配分は如何様にも増やすことができる。特に賞与は半期の業績に連動する。

 王は10年前の2012.6.29の買収以来、社員には低月給・賞与で我慢してもらってきた。「いずれ耕並みにしたい」と思っていた。ようやく一部実現した格好だ。

課題1つずつ完了、快感

 今年に入り私がやるべき課題が6つあった。①我が家のフローリングの貼り換え。②社内報72号の発行。③スカウト会社との訴訟の決着・・・・。いずれも完了したり完了形が見えるようになってきた。

 例えば社内報。原稿の集まりが悪く、従来の半分の8ページぐらいしか埋まらない。今号の主張すべき内容が固まらないーで進行しないままウロウロしていた。

 原稿締切りから3週間過ぎて社内報の主張は「オフセット印刷からの脱却」に固まってきた。原稿も増えてきた。

 焦ることはない。しかしスピード完了を意識しないと課題は完了しないままになってしまう。

上野駅構内のたいめいけんでハンバーグライス食べた

 たいめいけんと言えば洋食の名門。最近は川崎や亀有などに出店が盛んだ。年末、上野駅構内にも店があるのを見つけたので1/26入ってみた。

 ハンバーグを食べたが、期待したほどではなかった。知人の話では「あそこはオムライスがいいよ」とか。これからは上野駅でたいめいけんメニューを1品ずつ賞味していくつもりだ。

売上1社依存は✖

 帝国データバンクニュース(1/25)によると大阪府門真市の印刷会社が倒産した。「大手電機メーカーを主要得意先」とあるのでお客様はおそらくパナソニックだろう。

 いずれにせよ1社依存の売上構成では、私だったら不安でしようがない。お客様の方針はいくらでも変わる可能性がある。工場移転とか生産中止、発注先変更など。

 耕文社も20年間は日本電気様の売上が90%だった。危険な20年だった。当社がやっていたコンピュータマニュアルは冊子からDVDに代わった。現在、耕の日本電気様の売上はゼロだ。

 2桁の複数大口お客様と取引して私はやっと安眠できる。

渋谷スクランブルに登った

 渋谷駅に直結した渋谷スクランブル12Fの中華料理店で都立広尾高校の同窓会があった。窓が大きく、下を見るとほぼ垂直に地面が見える。「今の高層建築はこういうものか」と思った。鉄筋コンクリートの建物と違って壁が薄いのだ。その分部屋も広くとれるしガラス窓は大胆に大きくはめ込まれている。明るさ、景観が大きく広がっている。

 今、アチコチの高層建築が立て直しに入っている。浜松町の貿易センタービル、品川駅前の品川グースは取り壊しが進んで土台を残すだけになっている。建築資材の強化に伴い設計も革新された。最新設備に入れ替えるための建て直し投資が盛んに行われている。

 しかしここで踏み止まるべきだ。西欧では築150ー200年の建物がザラだ。旧い建築物を平気で使い切る精神が必要だ。減価償却も終わっているから利益を生み出すビルを使うべきだ。

 渋谷スクランブルも年月が経てば、いつの間にか使い勝手の悪い旧いビルになる。最新ばかりを追いかける必要はない。

中国富裕層、日本移住の関心高まる

 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版(1/20)の記事である。

 「コロナ、政治的緊張の母国にうんざり」。中国富裕層が経営・管理ビザで入国、移住は米国から日本にシフトーと見出しが躍っている。

 確かに東京都北部・埼玉県にかけて起業する中国人が増えている。王子段ボール㈱のお客様は中国人が多い。中国人ネットワークがあるようで「王の段ボ―ル納品体制は早くて便利だ」と連絡が行くらしく王に次々見積りが来ている。

 果たして富裕層に日本移住の動きがあるか私は確信は持てないが、中国人は商売民族だ。誰もが「自分で商売をしたい」と思っている民族なのだ。日本が自由で安全な国だと思えば多くの若い中国人が移住して来るだろう。

増上寺の山門の2階に上った

 「あそこには登ることはないだろう」と思っていた浜松町の増上寺の山門の2階に上った。阿弥陀像を中心に羅漢さんがずらり並んでいた。何よりも感動したのが2階から直線で浜松町駅まで見通せたことだ。

 私が入っている徳川みらい学会の1日見学会で徳川家の菩提寺の増上寺と皇居を見て回った。

参加者は皆静岡県の人たち30人で私だけがよそ者だった。しかし、今まで行ったことのない所も見れたし昼食は帝国ホテルのバイキングだった。よそ者だったけど大いに喋った。1人参加の人も多く喜んで私に応じてくれた。

竹内まりあ「駅」を毎日聞いている

 竹内まりあの声は華やかでいい。ユーチューブの画像が中央線だが、何の変哲もない駅風景がいい。日頃歩いているホーム上の動作が自分と重ね合わされる。

 そこに竹内まりあの声である。毎日「駅」を聞いて、次にサンドウィッチマンのコントを見る。便利な世の中になったものである。便利さを積極的に享受していこう。

うどん入り広島焼食べた

 小雨の中、自転車で品川区の武蔵小山商店街にお好み焼きを食べるため㈱耕文社から15分かけて行った。

 私は葛飾区生まれだが粉もの料理が好きだ。お好み焼き、たこ焼き、明石焼きなど。いずれの料理も関西の歴史が詰まっている気がする。「日本の文化は西から来た」という偏見を私は持っている。

 武蔵小山商店街の2Fの広島焼き屋に入ったら「うどんかそばか」聞かれた。反射的に「うどん」と応えたが、祭りでテキヤが作った広島焼は中身は全部キャベツのはずだった。「テキヤはうどんなんか入れないぞ」と言ったら、年取った料理人は「あっちは偽物だ」という。

 雨に濡れながら遠出して来ただけにうどん入りの広島焼は旨かった。関西出身の当社社員に言わせると「そば入りのそばは中華麺だ。麺入りは焼きそば、焼きうどんと言った方がいいのではないか」。

 これで課題ができた「どこのお好み焼きが旨いか」追究の旅に出ることになる。私はますます忙しくなる。

昼食でスッポン鍋(880円)食べた

 北区赤羽1番街の川魚専門店まるます家でスッポン鍋(880円)を食べた。あっさりした味でなかなか品のいい料理である。

 千円でベロベロになれるというセンベロ赤羽の中心店だけにまるます家の料理は豊富だ。鯉・鰻料理、馬刺し、ドジョウ鍋など昔からの郷土料理が軒並み食べられる。

 私はお茶で食事だがメニューを見ているだけで豊かな気分になれる。老女店員は「(スッポン鍋は)京都で食べれば20,000円だよ」という。それが880円だからありがたい話である。

労働環境は課長が作るもの

 部下が職場で不満を持っていたら

①課長はその内容を知らなければいけない=部下との雑談

②課長は不満解決のためその場で決定をする=その場解決

 これさえやって行けば、マネジメントは面白くなる。自分も部下も順調に回転しだすからだ。

 1つの業務で部下が苦しんでいたら、察知し次第その業務をはずしてやる。仕事の配分は課長しかできない。課長である権限者が再配分を決定すればいいだけだ。

 部下との雑談は「個人面談」などと大げさに言わずに階段の途中ででも気軽にやるものだ。回数多くやるといい。「今の希望を1つだけ言って頂戴」「やりたくない仕事は何」。

 天気の話などしないで部下の今の気持ちをしゃべらせるのが最高の雑談だ。

老舗を名乗ちゃダメ

 銀座5丁目の老舗洋食店N亭の昼食でビーフシチューを食べた。これがひどい。牛肉の塊が3つあるだけだ。肉は固いし香りもない。私としては珍しく1つを残してしまった。

 この店のウリは昭和8年創業だ。銀座のど真ん中の洋食店であれば誰でも魅(ひ)かれる。50席のうちこの日の昼客は4人。オープンキッチンでは6人が何をやっているのか分からないがしきりに動いている。従業員の話では店の場所は2回かわった、オーナーは3人目だという。TDB資料はない。私だったらこういう店の経営には手を出さない。  

 王子段ボール㈱は創業75年、㈱耕文社は70年だ。社歴の長さを言っても効果ゼロで、かえって社員の気が緩むだけだ。そこで王耕は2021年9月「ベンチャー宣言」をした、両社は「老舗どころかベンチャーである」「社員のアイデアと汗でお客様の共感を得ないとつぶれてしまう会社です」と訴えた

増加する無版印刷

 オフセット印刷はPS(アルミ)版に画像を焼き付けて大量印刷するシステムだ。近年は出版物、チラシ、パンフレットが必要なくなった。伝達手段がスマホ、パソコンに置き換わったからだ。

 そこで脚光を浴びてきたのがオンデマンド印刷だ。PS版を使わずトナーから色を転写するからデータから直接印刷が出来る。無版印刷である。無版印刷は①小部数はコストが低い②10分で印刷できる―という利点がある。

 ㈱耕文社はこの流れに乗りやすい体制にある。

  1. ここ10年オフセット印刷機を買っていない。
  2. 印刷機機長は自主保全で今のオフセット印刷機を更に25年使っていくつもりでいる。
  3. 使わない設備は直ぐ廃棄する社風がある。

 不良資産を持たない身軽な耕はアイデア次第でマーケットの需要を大きく取り込むことができる。これからが「わが世の春」である。兜の緒を締めて時代に向き合っていきたい。

恥ずかしながら満75歳になりました

 1/7で満75歳になった。10歳上の老人たちに「10年なんて『あっ』という間だよ」と脅かされ続けてきたから私も『あっ』という間に85歳になるのだろう。75は85歳への第1歩だ。

 しかしやりたいことは一杯ある。

1、スマホの習得

2、王子段ボール㈱ 経常利益30億円(2022実績 0.26億円)、㈱耕文社 売上 30億円(同 9.2億円)にする

3、若者と同じ速さで歩けるようになる

4、入会団体数を20→30にする

5、安全第1

2023 渡辺の抱負

王子段ボール㈱、㈱耕文社のビジネスモデル=優秀な外注さんに良品を作ってもらう

王=超大口(月売上100万円超)新規を営業部員×年2件とる

耕=4(①パッケージ  1月目標200万円

    ②シール        600万円

    ③手提げ袋       300万円

④カレンダー 年末までに4000万円

   戦略商品の売上目標額を達成する

  

Yシャツを既製品にした

 「ゆったりしたYシャツで勤務したい」と思っていた私は御徒町駅前のユザワヤでYシャツを誂えていた。ところが採寸して作ったYシャツがどうも今年はきつい。

 有楽町駅前のグランパックに行き私の担当の横山嬢に「ゆったり目のYシャツを作ってくれ」と採寸をお願いした。40分かけて採寸を終わって横の棚を見ると実に多種多様なサイズの既製品Yシャツが並んでいる。

 「これで間に合うかな」と私。「既製品で間に合うとさっきから言っているじゃないのよ」と横山譲。試しに彼女が選んでくれたYシャツを着てみた。ゆったりしていてこれまた実にいい。ポリの入っていない綿製だ。「この既製品を着ると俺のビジネスは格段にスピードUPする」という予感がした。早速10着発注した。

 ちなみにグランパックで誂えると1着1.3万円、既製品だと6,500円だ。

年380万円売上お客様に取引中止を通告

 王子段ボール営業2課の丸田貴宏さん担当の㈱興亜紙業さんは支払いから現金化までが4か月と10日だった。「何とか現金化までの期間を短縮して欲しい」と2年前からお願いしていた。「他の所と支払サイトは同じだから変更できない」と興亜さんの回答が続いていた。

 12月に入り「いよいよこのままではいけない」と思った私は丸田さんの上司である芝崎孝一さんに「サイト短縮を強硬にお願いできないか」と言った。そして12/23(金)夕の芝崎さんの回答が「丸田さんが『来年2023から末締め翌末振込にしてくれなければ仕事を請けられない』と興亜紙業さんに通告した」という。

 これには驚いた。受注ストップ覚悟の通告だ。丸田さんは以前ちょっとした信用不安のあった調理会社との取引を中止した前歴がある。「サイトが3か月になれば上々」と思っていた私の方がビックリした。丸田さんの結論は過激だが「サイトの長いお客様との取引は是正する」という王耕の方針は貫けられた。

 これでとんでもない額の焦げ付きが発生することは無くなった。商売は爆弾を抱えながらやるものではない。互いに安心して商取引をすべきだ。

 だから王子段ボールと耕文社は外注さん・取引先への支払いは「締めて11日後の振込」にしている。

王子段ボール出勤は楽だ

 自宅のある品川駅近くから高崎線に乗って赤羽駅まで5駅目だ。乗車時間は28分。東京駅を過ぎると車両はガラガラ。4人掛けボックスに1人で座って快適な出勤である。王子段ボールは赤羽駅からバスで15分の環7沿いにある。

 耕文社出勤だとタクシーが拾える道まで歩かないといけない。カネはかかるし足は疲れる。これに比べたら公共交通機関好きの私にとって王子段ボールへの通勤は天国だ。

 車窓から町の風景を眺めていると「私はつくずく 幸運な男だ」と思う。

一時停止違反で罰金7,000円とられる

 12/17(土)会社からの帰りに大崎のT字路でいつもの通り右折したら右端に白バイが2台縦に止まっていた。「まずい」と思ったがミスミスネズミ捕りにひっかかってしまった。

 笑顔でやってきた白バイ隊員に違反切符を切られた。「君らはどこの署員だ」と聞くと「第2高速警らたい」という。仕方なくサインした。

 再発防止としては、このT字路では必ず一時停止する。

柿とバナナ

 このところ食べたいと思うものがない。品川区北品川本通り商店街の八百屋で熟れたバナナ3本100円と拳骨ほどもある立派な柿2つ(200円)を買った。双方の熟し具合から「食べたい」と思った。食欲が湧くのは暫くぶりだ。「ありがたい」と思った。

 秋の味覚というのがある。本当に旨いのだ。季節の果実を味わうほど贅沢なものはない。10月に京都府丹波篠山の料理屋でマツタケのすき焼きと栗ご飯が出てきた。その時は「秋の味覚はマツタケと栗である」としばしうなずいたものだ。夢中になって食べた。 時と場所によって秋の味覚は変化する。それでも「おいしい」と思う気持ちは何よりも貴重だ

12/22 今日は冬至

 私は冬至が好きだ。これから日1日と陽が長くなるからだ。希望が広がる。

 6:40 赤羽駅前の喫茶店「友露有トモロウ」2階の窓から東口バス停を見ると暗い中でバス待ちの人の列がある。夜が長かろうと職場に急ごうとする人たちだ。人の営みである。

 生きている人たちの活力である。

電子手形が増えている

 紙の手形に代わって電子手形の入金が増えている。12/19(月)だけで耕文社には4件380万円入金があった。現金化の期日は1-2ヵ月後。わずかな決済先延ばしでどれだけの意味があるのか分からない。

 紙でも電子でも同じだ。経営者の体質の問題なのだ。早く決済してしまうか、先に持ち越すかの選択なのだ。王耕には「その場解決」という言葉がある。問題が発生したらその場で問題解決まで持って行く動作をいう。解決してしまえばあとは何も考える必要は無い。次の課題に向かっていける。

 王子段ボール、耕文社で利益が出る理由はそこにある。全社員が問題解決先送りをやり始めたら地獄だ。全社員が後片付けに追われる仕事ばかりで利益などはどこからも生まれない。

 一言で言えば「早く終わらしてしまうことだ」。それだけやっていれば効率UPし利益が出てくる。電子手形は問題先送りのアホ経営の象徴である。

牡蠣ばかり食べている

 季節柄牡蠣ばかり注文している。浜松町の老舗更科蕎麦屋に行けば牡蠣そば、田町駅近くの居酒屋では生牡蠣4個。困るのは温そばの汁がしょっぱいこと、生牡蠣は海水が入っていてまともに全部食べると塩分過多になる。寝ていても喉がカラカラだ。

 体に良くない。塩分の多い牡蠣料理は暫く敬遠しよう。

福島県の工場用地見学会に参加

 12/13(火),14(水)の2日間、県海側の浜通りの自治体で売り出している工場用地12ケ所を見て回った。いずれも発売してから5年超経っているため60%の土地は売約済だった。自治体にとって工場誘致が最大の税収増になるからどこも必死だ。

 私は用地を買う予定はない。今回は「目的は観光」ということでなんとかお許しを願って参加した。

 12/14は福島第1原発の瓦礫になった建物を間近に見た。冷却用電源の断絶が原子炉爆発の原因だった。これは明らかに防災対策の不備による人災である。逆に考えれば「炉の冷却電源だけを確実に通していけば原子炉は安全ではないか」―と思った。

静岡市の「戸隠そば」のもりは旨い

 私は家の近くの品川駅から1時間で着く静岡市によく行く。30代の若い頃は静岡県伊豆半島の海が好きだったが、年と共に東海道の県内の駅ごとの町を歩く方が良くなった。特に知人はいないが静岡県は温暖で明るいから私好みの土地だ。

 地元で主催している徳川みらい学会など3つの会に入って行事ごとに講演会、見学会に参加している。ゴルフに行くよりよっぽどいい。

 なぜだか市内には旨い蕎麦屋が多い。どこも水準が高いのだ。中でも市役所前の呉服町「戸隠そば」のもり(680円)は旨い。いっぱい添えられたネギ。ツユは文句なしに旨い。そばも何故だかいい味だ。呉服町店で他のメニューは旨いと思わない。もりだけがダントツだ。行けばもりをひたすら手繰っている。いい老人の休暇である。

ちなみに「戸隠そば」は市内に3店ある。

神田駅から有楽町駅まで雑談5ヵ所

 山手線神田駅で降りて日本橋大通りを南下する道が私の主たる午後の散歩のけものみちだ。標高が神田の方が少し高いせいか道は緩やかに下っている感じがいい。

12/7(水)は

1、神田駅ガード下のジンギスカン「ヤマダモンゴル」で羊肉の端切れの入ったカレー(700円)で昼食。女店員に「もう少し福神漬けが多いといいんだけどなあ」。無表情で「店長に言っときます」。

2、大通りの甘味処の「瓢箪」でみたらし団子2本とところてん(全部で620円)。店員に町内裏通りの喫茶店のオヤジの悪口をさんざん言う。「あのバカは店に出ている女房に私が話しかけると真っ青になって怒り出す。この前は『出ていけ』と言われた。異常だ」。「そんな風には見えないけど」「ともかく女房のことになると前後見境がなくなる男だ」と私。

3、日本橋のたもとの富山県アンテナショップで奥に置いて直径70㎝、売値200万円の巨大ケイスを2回たたき入口のコンセルジュの机で一休み。「あんたのいい所は私に『出ていけ』と言わないところだ」と褒める。無反応。

4、「東洋」でホットコーヒー(500円)。レジでマネージャー(40代)に「56歳のウェイトレスは元気でいいね」と言ったら「うちのウェイトレスの年を言わないでください」と注意された。「だって本人が俺に言うんだからしょうがないだろう」。

5、有楽町駅南口前のキングサイズ洋品店「グランパック」で店のテーブル席に腰掛けようとしたら「予約客が来るので空けといてください」。いつも話し相手になってくれていた中年女店員は冷たくなった。何も買わないで長居する老人が店の目障りになったようだ。

余計なことをしゃべり続ける午後の散歩は結構面白い。

今日(12/7)から冬支度

  1. 半そでの下着を着た。夏は下着を着ないでYシャツ1枚
  2. ズボンを夏用ポリエステルから厚手のポリに
  3. ジャンバーは少し綿の入っている冬用に
  4. 自転車通勤時に毛糸の手袋をはめた

これだけで充分だ。温かさが沁み渡ってくる。冬の喜びである。

六本木最大級ナイトクラブZEUSUに行った

 天井高7m、300人収容。音響は抜群、黒の網タイツの体格のいい美女がウヨウヨいる。グラス片手の客が密集している。1980年代のバブル期のデスコナイトクラブがまだあった。

 バブルから40年、こっちも34→74歳と年を取って大音響には辟易だ。「いまどきこんなナイトクラブ商売が成り立つのか」と思いながら異空間に見とれた。

 12/2 ファーストビレッジ(FV)㈱クリスマスパーティに行った。FVは若手経営者を支援する会社だ。「1番高い研修費用で1番効果を上げるFV」を標榜している。海のものとも山のものとも分からない若い経営者たちがたくさん来ているところが面白い。連中には「会社は6年続かないと信用されないぞ」と私は言っている。今回の参加費は5.5万円。

早急な取引中止で焦げ付き逃れる

 「支払いサイトを延ばして欲しい」との㈱インドア様の要請に「怪しい」と思い王子段ボール㈱営業1課、高桑学さん(51)は即刻、取引中止した。その後最近になって「インドアさんが倒産した」というニュースが入ってきた。

 高桑さんは「判断が早くて良かった」といっているが、私に言わせれば「赤飯ものだ」。立派な判断の結果、倒産後の売掛金回収という厄介な後始末をしないで済んだのだ。

 営業には2つの使命がある。①売上目標達成と②売掛金100%回収―である。ある倒産会社の売掛金を分解したら80%が回収不能債権だったという。お金が入ってこなかったら材料費、給料は払えない。その会社の杜撰(ずさん)な与信管理の結果の倒産である。

  高桑さんは褒めると伸びるタイプなので私は滅茶苦茶に褒めたい。高桑さん、あんたは商売人だ

本日 2022.12.5 から実名記入にします

折り機機長の梱包技術に驚いた

 当社㈱耕文社加工課のミャンマー人アルバイトのアウンさん(45)が自分の折り機で折った製品を片っ端から梱包していた。その速さと梱包の美しさに私は目を見張った。

 折り機の排出口の横の台で梱包をやるから製品の移動距離はゼロ。みるみる梱包された製品が積みあがっていく。これぞ効率UPの好例である。アウンさんの梱包技術を知らなかったから私たちの驚きも大きい。

 アウンさんに耕加工課①折り機機長と②梱発担当をお願いすれば梱発人員を1人減らすことができる。

東京商工会議所の議員名鑑

 東京商工会議所の活動を担う150人の写真入りの議員名鑑が送られてきた。2022.11.1-2025.10.30の3年間の任期で東商最高議決機関である議員総会の構成メンバーだ。

人形町の濱田家で赤坂芸者3人と写真撮る

 立候補制で東商会員の投票で決まる。私は東商品川支部の会員だから投票権はあった。しかし面倒だから推薦状(投票権)は書かなかった。名鑑に乗っているのは大会社、中小企業の社長・会長など様々だ。なりたい人が選ばれるのだから公平だ。そこが東商の良さである。

 どうせ活動するなら特徴あることをやってもらいたい。例えば伝統文化の継承はどうだろうか。地方によっては「芸者文化を絶やさないように」と商工会議所が手を差し伸べているところがある。新議員の目標は「日本再生・変革に挑む」だが、芸者文化を応援するのも東商目標とたがわないと私は思う。

メンテナンスしないなら売却する

 奈良県のKゴルフ場に行った。薬品会社が開いて61年という。清掃はされているが何となく乱雑だ。ガレス窓が1枚割れていた。山岳コースで道にタイヤ止めが無いからカートで動くのもおっかない。谷底に落ちたら大変だ。月曜だったから客も少ない。風呂場は大き過ぎ。どう見ても儲かっているように見えない。

 「私だったら売却する。値段はいくらでもいい。興味がなくなった物件は一刻も早く自分の視界から消す」と思った。

 一方で経営者の美意識が伝わってくる「センスのいい施設」がある。滋賀県の大手スーパー平和堂のやっているゴルフ場は、金は掛けていないが1つ1つの施設に納得がいった。枝木が道に落ちていることはない。藪の中にゴミもない。指摘するところがないのだ。

 私の所の当2社も同様だ。質素で小規模でも外来者に「なるほど」と思ってもらえるメンテナンスをやっていきたい。

アントキの猪木(49)を見た

 東京ビッグサイトで開かれたIGAS(印刷機材展)2022に行った。この展示会が開かれると胸がわくわくしたものだ。「どんな新しい印刷機が登場するのか」印刷業界の将来を占ううえで方向性が見えてくるのだ。

 ところが今年はサッパリ機材への興味が失せてしまった。効率UPの機械を買おうと思わないのだ。「生産性UPは外注さんがやってくれる。設備投資は外注さんがやってくれる」と思うからだ。上から目線で展示会を見ているのだ。はなはだ不遜な態度だが仕方ない。印刷会社のビジネスモデルが変わったせいだ。

 印刷会社のビジネスモデルは

  1. 最低限の基幹生産設備を持ってプラスαの生産は外注さんにお願いするーだ。

 小さなブースでレスラーの格好をした顎のしゃくれたピン芸人「アントキの猪木」が吠えていた。「侍ジャパンが何だっていうんだ。昨日は何見ていた」「サッカーだ」と私が言ったら「そんなもの見るの止めろ…」。何を言っているのか分からない芸人だ。馬鹿馬鹿しいからその場を離れた。ブースを出したメーカーは何のために意味不明の科白しか言わない芸人を呼んだのか。それでもニヤニヤ見ていた私にはささやかな息抜きになった。

品川法人会ボウリング大会に参加した

 品川駅前の品川プリンスホテルのボウリング場で11/22 開かれ60人が参加した。足元がふらつき初めて参加した私のボウルはガーターばかりだった。私が最低のスコアーだった。参加者は70代が多く皆さん元気だ。元気だから出てきた―ともいえる。

 ホテルの中華料理店懇親会で飲んだ紹興酒は旨かった。しみじみと酒の香りを楽しんだ。ビールダメ、梅酒ダメでたどり着いたのが紹興酒だった。やはり中華料理には紹興酒だ。

 近くにいた爺さん連中がロクでもない男たちなので中座して帰宅した。ホテルの西隣が我が家だ。

俺っきゃいない

 ドーハで開かれているサッカーワールドカップ対ドイツ戦で2点目のゴールを決めた浅野拓麿選手の言葉だ。スポーツ選手はこうでなくてはいけない。戦っているのは本人1人だ。途中出場を指名され「(点を入れるのは)俺っきゃいない」と心に決めて駆け出す。これぞサッカー選手である。

「皆さんのおかげです」などと言ったら当社の営業マンになってしまう。

名古屋産業人クラブに入って22年

 日刊工業新聞社が各地に作っている産業人クラブの名古屋に入ったのが2000.9.11だ。22年も経ってしまった。名古屋という製造業の本丸という土地柄に魅力を感じて工場見学や全国の集合旅行に参加してきた。参考になった。

 11/18 は岐阜関カントリークラブの大阪・名古屋合同ゴルフ会に参加した。大阪の中小企業主とも雑談ができ関西の空気にも接することができた。

 中に「親族がどんどん入ってきてニッチモサッチモいかなくなってしまった」といって自ら社長を退いた人がいた。「3人兄弟でもうまく行かないのにその子供たちが入ってきた。会社中親戚だらけだ。たまらない」「それでよく会社が持ったね」「金は回ってきた」「たいしたものだ」。話す人にウソはない。

 こちらも「印刷がダメで段ボール箱を作り始めた。7年間毎年赤字で現在債務超過は3.4億円だ」「でも段ボールはいいんじゃないの」「印刷と違ってマーケットは少しずつ広がっている。我々の業界は箱だけ作っていればいいんだ。椅子だのベッドを段ボールで作り出したら赤字が膨らむだけだ」。お互い事実だけをしゃべっているから話はグーッと面白くなる。

江戸川区企業の意欲感じた

 11/19(土) 江戸川区船堀のタワーホール船堀で開かれた「産業ときめきフェアin edogawa」に行った。地元中小企業50社がブースをもって展示・説明をやっていた。どこに行っても笑顔で丁寧に応対してくれるので面白くもありがたかった。

 ベルトのバックルを作っていた金属加工の職人が「ここに20年毎年出店してきたが商売に1件もならなかった」とぼやいていた。「あんたの主な収入は何か」と聞いたが明確な応えはなかった。それでも自分の製品を展示しようという意欲だけでも私は貴重だと思った。製造業の人間は誠実な人間が多い。

 駅近くの路地の「レモン」という喫茶店に入った。喫煙可で店も夫婦もレトロだ。注文したナポリタンは、ケチャップジャブジャブの昔ながらの喫茶店のナポリタンだった。「暫くぶりでいい喫茶店に巡り合った」と言ったら70ぐらいの店主は異常に喜んだ。

当段ボール製箱会社はアスクルより圧倒的に安い

 営業の山崎優介さんの伝言板で、中国人社長の高允(こういん)商事さん(台東区、食料飲料卸売業)が「これまでアスクルで買っていた段ボール箱を全部当社に切り替える」という。理由は簡単で、当社が圧倒的に価格が安いからだ。

 「そうか見積りはアスクルより圧倒的に安いのか」と私は念を押した。「そうだ」と山崎さん。これは売りになると思った。

アスクルより圧倒的に安い当社

 当社にはプラスαのスピード応対がある。「鬼に金棒」「弁慶に7つ道具」である。圧倒的な優位性をお客様に訴えることができる。こうなると商売は面白い。この筋書きで行くと営業の情熱でいくらでもお客様は増えることになる。