渡辺直喜

うんざりする研究者の中国観測

 ズバリ分かり易い中国の未来像予測は面白い。

1、関西の大学教授が数年前「阿片戦争前の版図が中国の狙いだ」の言明は分かり易かった。清朝末期だが中華民族が支配した最大国土だ。

2、元外務省専門家の10数年前の予言「中国はまず香港化し、次に台湾化する」。

 1,2が私の記憶に残っている分かり易い中国観測だった。その後の状況を見ると「外れた」と思えるものもあるが、当時のものとしては貴重な分析だったと思う。

 ところが白黒はっきりしない観測がとても多い。当たるも八卦、当たらぬも八卦である。1,2のように言い切った予想は歓迎だ。反対に訳の分からない学者の予想は願い下げだ。そんな講演を昨日(2/28)聞いた。

5コンサルに社員が担当で着いた

 王耕には①弁護士=担当:関口 ②会計士=澤本 ③社会保険労務士=杉本 ④TDB=森屋・芝崎 ⑤WEBの5人のコンサルがいる.今回⑤のキュードの海野さんの担当に王は芝崎、耕は山口さんがなった。

 コンサルとの直接の会話で社員が啓発されていくと思う。両者で決めたことで良い結果が出てくればこの上なく嬉しいことだ。特に⑤WEBコンサルと担当の結論でHP受注が増えてくれば分かりやすい結果となる。

 コンサルが多いのはいいことだ。王耕はコンサルの知恵を借りて成長していく。

東京商工会議所品川支部ゴルフ部会に参加

 2/26(日)場所は大磯町のレイクウッドGC。ここでゴルフをやるのは30年ぶりだ。富士山を横に丹沢山塊を眺めながらのロケーションに「さすがいいゴルフ場だ」と思った。

 40人の参加者はいずれも品川区で働いている人たちで同伴した2人は「外資系金融機関の社長秘書と映画会社に勤務している遊び人風おばさん。

 私はこういう訳の分からない正体不明の人たちと回るのが好きだ。旧知の人とでは新鮮味がない。3年前に切った左足首のじん帯もだいぶ肉がくっ付いてきたらしく歩行も楽になった。

 ここで気を緩めると、また怪我をする。近くの手摺りに掴まっての歩行は以前と同じだ。

自宅パソコンが1ヵ月ぶりに復旧

 自宅のパソコンが1カ月間通信不能になった。困った。メールはほとんど来ないが、心待ちにしている同期会の知らせを外したら大変だ。

 2/23(祝)秋葉原のヨドバシカメラ1Fにある「パソコン相談コーナー」に持って行ったら1時間で修理してくれた。あのコーナーは私にとってありがたい駆け込み寺だ。

 担当の説明では、パソコンはウインドウズ10だが2013のソフトなので私の通信を管理しているジェイコムでも手が出なかったのだろう。ジェイコムが復旧操作ができるようにするにはパソコンを買い替えないといけない―という。

 おおよそ納得しての帰宅は軽快一だった。問題が1つ解決するとすべてが上手く行った気がする。

ゴミは発見次第捨てる

 王耕にはごみの集約袋がある。①資源 ②燃える ③燃えないゴミ と分別している。最近は前田さんが担当になって④粗大ゴミ集めが活発になってきた。

 そこで提案。

 ゴミは発見次第捨てる―を実行してもらいたい。机の上に余分な納本があったら②に捨てる。いらないパソコンがあったら④に捨てる。

 従来と違うところは、3S時にやるのではなくて、その場ですぐ集約袋・粗大ごみ置き場に置くことだ。目についたゴミは即①―④の集約場所に入れる

 目の前に不要物がなくなれば社員の頭脳には新たな発想が湧いてくる。ここが大事なのだ。ゴミは発見次第捨てる―を完璧にやってもらいたい。本日2023.2.22から

王子段ボール 2月売上28.5%増

 王売上増が止まらない。前年比 22%増で今期推移してきたが、2月は28.5%増の4,582万円(前年3,563万円)を売上た。

 これもマーケットの要望に王社員がまともに応えた結果だ。マーケットに拡大機運があればすかさずポイントをつかんでお客様満足に持って行くのが商売というものだ。

 私は王工場の1日生産限度を5万㎡と10年前の買収当時から予測していた。その限度㎡に近づいてきた。

 これからは別な知恵が必要になってくる。条件としては工場拡張・新設はやらない。別な方策で年売上300億円、経常利益30億円に持って行く。

車椅子で登場した女司会者

 静岡市の大会場の催事で女司会者が車椅子で登場した。「何事か」と思って説明によると、出勤途中、駅の階段を踏み外して転び足首をはく離骨折した―という。

 大きな催し前によく起きる事故だ。以前岐阜県内の1泊旅行でハイヒールを履いた女引率者が段差を踏み外して、その後は車椅子で我々を引率したことがあった。

 笑い事ではない。かくいう私も3年前、ゴルフ場で転び左足首のじん帯を切った。まだびっこを引きながら歩いている。

 年を取ると「何が起きるか分からない」。身を守るのは自分しかいない。今は階段の上下には必ず手摺りに掴まるようにしている。

下田船渠(ドック)解散後、さびれる町

 1987年に下田船渠解散後「(静岡県)下田市は寂れるだろうと」言われてきた。36年後、2/16 町を1周して「これはひどい」と思った。何十年も経って味のある商店の町並みはボロボロである。

 「景勝の地・下田で生活基盤を作ろう」と思ってきた人にとってこの30年はなんだったのだろうか-と推測した。産業が発展してこそ人口が増え、生活も豊かになる。

 結論を言えば「『他の地』に移転するか年ごとに見極めるべきである」。

 私は神奈川県三浦郡三崎町に勤務したことがある。その時思ったことは「半島の突先にある町に産業は育たない」だ。交通の便が悪いためだ。

 その点王子段ボール、耕文社は恵まれている。「交通の便はいいしとりあえず23区内だ」。この有利な条件を生かさない手はない。

自損事故の車、10日で修理終わる

 2/4(土)駐車場の柱にぶつけて運転席の扉が開かなくなって修理に出していた車が戻ってきた。平成2年(1990)の購入だから33年間乗ってきた愛車だ。

 「扉を探してやっと1枚見つけた」とセイリンモータースの工場長。見た目では事故前と変わらない立派な出来だ。修理代は28万円。深くお礼を言って引き取った。

 これで車の問題は解決した。いろんな問題が次々発生して手早く次々解決していく。こんな痛快なことはない。

アイデアで時間半分にしたら定時退社する

 2023スローガン「アイデアで時間半分」にしたら17:45定時退社する。

 余裕あるビジネス生活を送っていると人間の頭脳はアイデアが湧いてくる。そのアイデアで更に時間半分にすれば生産性はますます高くなる。誠に良い循環になる。

 どうせ働くなら良い循環の中に身を置きたいものである。良い循環を作り出すのはアイデアである。

華正樓で花やかな演奏会

 戸塚CC会員の安藤浩行さん(89)主催のデキシージャズバンドの演奏会に120人が参加した。

 面白いことに安藤さんはゴルフ場の①フロント②キャディマスター室③所属プロ④キャディ―各部署の従業員に声を掛けていた。会費は従業員2,000円、会員は20,000円。この公平感がいい。

 9人編成のバンドの音は凄い。何の屈託もなく全員が飲んで食っての大はしゃぎだ。私は喉が涸れるくらいしゃべった。

 横浜中華街の愉快な夜だった。

電動自転車で転倒

 裏通りを乗り慣れない電動自転車でノロノロ走っていて転倒した。自転車の重みでしばらく立ち上がれないでいると前から軽自動車を運転してきたお婆さん(70ぐらい)と後ろから自転車できたおばさん(40ぐらい)2人が私の両脇を抱えて助け起こしてくれた。

 恥ずかしかった。丁重にお礼を言った。

 サドルを少し高くしたのがいけなかった。右足が地面に着かず倒れた。最近はよく自転車で転倒する。ハンドルを持つ手も水平が取れずおぼつかない。75歳になると安全のことだけを考えているがこの始末だ。

 「自動車を廃車して、自転車を卒業する」ことが頭に浮かぶ。公共交通機関とタクシーで移動するのだ。ただ両車の便利さを思うと決心がまだつかない。

中目黒が古着屋街になっているのに驚いた

 目黒区役所に行く用があって60年ぶりに東横線中目黒駅を降りた。駅前の中目黒銀座商店街を歩くと古着屋ばかりだ。「なんでこんなに古着屋ばかりなのか」店員に聞いたがはっきりした回答はなかった。面白くない通りだ。

 商店街とは「住民がその日のおかずを買う通り」を言う。食料品店は無く古着屋ばかりでは近所の住民の生活の便にはならない。

 私は、色々なものを売る個人経営の立ち並ぶ猥雑な町が好きだ。例えば武蔵小山(品川区)、砂町(江東区)商店街はいい。

楽しいスマホ電話

 毎午前中、私は8本ほどスマホ電話を入れる。相手はほとんどが社員だが反応を聞いていると面白い。私は(いん)に褒めたり、露骨に注意したり。ここは私の会話力の技術が発揮されるところだ。

ポイントは

①結論を先に言う。

②結論の理由を言う。

③早く切る

ーの3点だ。

これなら電話の受け手も特に不快な思いはしていないはずだ。

1、突っつけば反発してくる。

2、褒めれば喜ぶ。

3、相手の発言は100%黙って聞く。

社員と綱引きをしているような感触が面白い。

月経常利益 王子段ボール㈱ 500、㈱耕文社1000万円が基準

 1月経常利益は王600、耕1000万円だった。表題の数字は私の毎月「これだけの利益は欲しい」の基準だ。

 社員がアイデアを気楽に出していけば毎月上の数字になるだろう。血を吐きながら利益を出す必要はない。全社員がいい頃加減にやりながら利益を出せばいい。

 ただしアイデアは出してもらいたい。アイデアが出ている限り、後のことは気にする必要はない。自然、利益が積み上がってくる。

闇雲(やみくも)に目標に向かわせる

 私の弱点は焦点を絞り切れないことだ。いつの間にか散漫になってズルズル日にちが経って行く。75年生きてきてその連続だった。

 今からでも遅くはない耕の4商品売上を伸ばすことに専念する。中心は営業の担当だ。パッケージ=稲嶺 手提げ袋=福田 シール=森屋 カレンダー=伊野の4君だ。

 戦略4商品の売上を増やす動作はゲームである。「死ぬの生きるの」の話ではない。営業・工場のアイデアの出し合いのゲームなのだ。1発のアイデアで売上が急伸するかもしれない。アホばっかりだったら停滞するだろう。

車庫入れで運転席ドア壊す

 2/4 (土)自宅の車庫に1990年製クラウンをバックで入れるときに右の鉄筋コンクリート柱にぶつけてドアを壊した。窓もドアも閉まらなくなってしまった。不覚だ。修理業者がやっていたので、自分で運転して車を届けた。業者曰く「ドアを取り換えなくてはダメだ」。

 原因はバック時にアクセルを踏み込み過ぎて、勢いよくバックしてしまったためだ。75歳ともなると何が発生するか分からない。一瞬「廃車するか」とも考えた。

 「どうせ近場しか乗らないから今回の自損事故の再発防止策をきちんと決めて継続してこの車を使おう」と決めた。 再発防止策は「この日は草履をはいて運転していた。今後は草履の時は裸足でアクセル・ブレーキペダルを踏む」だ。 

名刺のHPQRコードは便利だ

 王子段ボール、耕文社2社の名刺にHPに繋がるQRコードを入れた。スマホをかざしてみると耕のHPが綺麗に出てきた。名刺を交換して自分の持っているスマホで簡単に繋がれば相手は当社のHPを見てくれるだろう。「便利だ」と思った。

 QRコードでアンケートに答えるのは面倒だが、一方的に相手会社のHPを見る動作は誰にでも簡単簡単だ。HPを見てもらうだけはQRコード向きだ。

 QRコードを名刺に入れる提案は王営業の高桑さんが1月の役員会で出し議決されたものだ。アイデアである。アイデアこそが会社をいい方向に動かしていく。

社会と接点持てば認知症にならない

 これは認知症予防の私の思い込みだ。

 医者は認知症には①通院と②薬の服用―を勧める。しかし、誰も直してくれはしない。が、ご自身の工夫で認知症にならないようにすることができる。

 以下私の予防法だ

  • 社会と接点持つ
  • 働いていくばくかのお金を稼ぐ
  • 他者との約束事を実行する

 私の周りには認知症はいないが、自ら積極的に動くことであらゆる病を回避できる。簡単に言えば自分を忙しくすればいい。 NHK ラジオ深夜便の「認知症カフェ」を聞きながら、以上のようなことを考えた。

冬の賞与(12/3) 1人当たり支給額

㈱耕文社=前年比19.4%増  王子段ボール㈱=56.3%増

 大変な増加率だ。我ながら数字を見て驚いた。

 会社というものは利益さえ出ていれば社員への配分は如何様にも増やすことができる。特に賞与は半期の業績に連動する。

 王は10年前の2012.6.29の買収以来、社員には低月給・賞与で我慢してもらってきた。「いずれ耕並みにしたい」と思っていた。ようやく一部実現した格好だ。

課題1つずつ完了、快感

 今年に入り私がやるべき課題が6つあった。①我が家のフローリングの貼り換え。②社内報72号の発行。③スカウト会社との訴訟の決着・・・・。いずれも完了したり完了形が見えるようになってきた。

 例えば社内報。原稿の集まりが悪く、従来の半分の8ページぐらいしか埋まらない。今号の主張すべき内容が固まらないーで進行しないままウロウロしていた。

 原稿締切りから3週間過ぎて社内報の主張は「オフセット印刷からの脱却」に固まってきた。原稿も増えてきた。

 焦ることはない。しかしスピード完了を意識しないと課題は完了しないままになってしまう。

上野駅構内のたいめいけんでハンバーグライス食べた

 たいめいけんと言えば洋食の名門。最近は川崎や亀有などに出店が盛んだ。年末、上野駅構内にも店があるのを見つけたので1/26入ってみた。

 ハンバーグを食べたが、期待したほどではなかった。知人の話では「あそこはオムライスがいいよ」とか。これからは上野駅でたいめいけんメニューを1品ずつ賞味していくつもりだ。

売上1社依存は✖

 帝国データバンクニュース(1/25)によると大阪府門真市の印刷会社が倒産した。「大手電機メーカーを主要得意先」とあるのでお客様はおそらくパナソニックだろう。

 いずれにせよ1社依存の売上構成では、私だったら不安でしようがない。お客様の方針はいくらでも変わる可能性がある。工場移転とか生産中止、発注先変更など。

 耕文社も20年間は日本電気様の売上が90%だった。危険な20年だった。当社がやっていたコンピュータマニュアルは冊子からDVDに代わった。現在、耕の日本電気様の売上はゼロだ。

 2桁の複数大口お客様と取引して私はやっと安眠できる。

渋谷スクランブルに登った

 渋谷駅に直結した渋谷スクランブル12Fの中華料理店で都立広尾高校の同窓会があった。窓が大きく、下を見るとほぼ垂直に地面が見える。「今の高層建築はこういうものか」と思った。鉄筋コンクリートの建物と違って壁が薄いのだ。その分部屋も広くとれるしガラス窓は大胆に大きくはめ込まれている。明るさ、景観が大きく広がっている。

 今、アチコチの高層建築が立て直しに入っている。浜松町の貿易センタービル、品川駅前の品川グースは取り壊しが進んで土台を残すだけになっている。建築資材の強化に伴い設計も革新された。最新設備に入れ替えるための建て直し投資が盛んに行われている。

 しかしここで踏み止まるべきだ。西欧では築150ー200年の建物がザラだ。旧い建築物を平気で使い切る精神が必要だ。減価償却も終わっているから利益を生み出すビルを使うべきだ。

 渋谷スクランブルも年月が経てば、いつの間にか使い勝手の悪い旧いビルになる。最新ばかりを追いかける必要はない。

中国富裕層、日本移住の関心高まる

 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版(1/20)の記事である。

 「コロナ、政治的緊張の母国にうんざり」。中国富裕層が経営・管理ビザで入国、移住は米国から日本にシフトーと見出しが躍っている。

 確かに東京都北部・埼玉県にかけて起業する中国人が増えている。王子段ボール㈱のお客様は中国人が多い。中国人ネットワークがあるようで「王の段ボ―ル納品体制は早くて便利だ」と連絡が行くらしく王に次々見積りが来ている。

 果たして富裕層に日本移住の動きがあるか私は確信は持てないが、中国人は商売民族だ。誰もが「自分で商売をしたい」と思っている民族なのだ。日本が自由で安全な国だと思えば多くの若い中国人が移住して来るだろう。

増上寺の山門の2階に上った

 「あそこには登ることはないだろう」と思っていた浜松町の増上寺の山門の2階に上った。阿弥陀像を中心に羅漢さんがずらり並んでいた。何よりも感動したのが2階から直線で浜松町駅まで見通せたことだ。

 私が入っている徳川みらい学会の1日見学会で徳川家の菩提寺の増上寺と皇居を見て回った。

参加者は皆静岡県の人たち30人で私だけがよそ者だった。しかし、今まで行ったことのない所も見れたし昼食は帝国ホテルのバイキングだった。よそ者だったけど大いに喋った。1人参加の人も多く喜んで私に応じてくれた。

竹内まりあ「駅」を毎日聞いている

 竹内まりあの声は華やかでいい。ユーチューブの画像が中央線だが、何の変哲もない駅風景がいい。日頃歩いているホーム上の動作が自分と重ね合わされる。

 そこに竹内まりあの声である。毎日「駅」を聞いて、次にサンドウィッチマンのコントを見る。便利な世の中になったものである。便利さを積極的に享受していこう。

うどん入り広島焼食べた

 小雨の中、自転車で品川区の武蔵小山商店街にお好み焼きを食べるため㈱耕文社から15分かけて行った。

 私は葛飾区生まれだが粉もの料理が好きだ。お好み焼き、たこ焼き、明石焼きなど。いずれの料理も関西の歴史が詰まっている気がする。「日本の文化は西から来た」という偏見を私は持っている。

 武蔵小山商店街の2Fの広島焼き屋に入ったら「うどんかそばか」聞かれた。反射的に「うどん」と応えたが、祭りでテキヤが作った広島焼は中身は全部キャベツのはずだった。「テキヤはうどんなんか入れないぞ」と言ったら、年取った料理人は「あっちは偽物だ」という。

 雨に濡れながら遠出して来ただけにうどん入りの広島焼は旨かった。関西出身の当社社員に言わせると「そば入りのそばは中華麺だ。麺入りは焼きそば、焼きうどんと言った方がいいのではないか」。

 これで課題ができた「どこのお好み焼きが旨いか」追究の旅に出ることになる。私はますます忙しくなる。

昼食でスッポン鍋(880円)食べた

 北区赤羽1番街の川魚専門店まるます家でスッポン鍋(880円)を食べた。あっさりした味でなかなか品のいい料理である。

 千円でベロベロになれるというセンベロ赤羽の中心店だけにまるます家の料理は豊富だ。鯉・鰻料理、馬刺し、ドジョウ鍋など昔からの郷土料理が軒並み食べられる。

 私はお茶で食事だがメニューを見ているだけで豊かな気分になれる。老女店員は「(スッポン鍋は)京都で食べれば20,000円だよ」という。それが880円だからありがたい話である。

労働環境は課長が作るもの

 部下が職場で不満を持っていたら

①課長はその内容を知らなければいけない=部下との雑談

②課長は不満解決のためその場で決定をする=その場解決

 これさえやって行けば、マネジメントは面白くなる。自分も部下も順調に回転しだすからだ。

 1つの業務で部下が苦しんでいたら、察知し次第その業務をはずしてやる。仕事の配分は課長しかできない。課長である権限者が再配分を決定すればいいだけだ。

 部下との雑談は「個人面談」などと大げさに言わずに階段の途中ででも気軽にやるものだ。回数多くやるといい。「今の希望を1つだけ言って頂戴」「やりたくない仕事は何」。

 天気の話などしないで部下の今の気持ちをしゃべらせるのが最高の雑談だ。

老舗を名乗ちゃダメ

 銀座5丁目の老舗洋食店N亭の昼食でビーフシチューを食べた。これがひどい。牛肉の塊が3つあるだけだ。肉は固いし香りもない。私としては珍しく1つを残してしまった。

 この店のウリは昭和8年創業だ。銀座のど真ん中の洋食店であれば誰でも魅(ひ)かれる。50席のうちこの日の昼客は4人。オープンキッチンでは6人が何をやっているのか分からないがしきりに動いている。従業員の話では店の場所は2回かわった、オーナーは3人目だという。TDB資料はない。私だったらこういう店の経営には手を出さない。  

 王子段ボール㈱は創業75年、㈱耕文社は70年だ。社歴の長さを言っても効果ゼロで、かえって社員の気が緩むだけだ。そこで王耕は2021年9月「ベンチャー宣言」をした、両社は「老舗どころかベンチャーである」「社員のアイデアと汗でお客様の共感を得ないとつぶれてしまう会社です」と訴えた

増加する無版印刷

 オフセット印刷はPS(アルミ)版に画像を焼き付けて大量印刷するシステムだ。近年は出版物、チラシ、パンフレットが必要なくなった。伝達手段がスマホ、パソコンに置き換わったからだ。

 そこで脚光を浴びてきたのがオンデマンド印刷だ。PS版を使わずトナーから色を転写するからデータから直接印刷が出来る。無版印刷である。無版印刷は①小部数はコストが低い②10分で印刷できる―という利点がある。

 ㈱耕文社はこの流れに乗りやすい体制にある。

  1. ここ10年オフセット印刷機を買っていない。
  2. 印刷機機長は自主保全で今のオフセット印刷機を更に25年使っていくつもりでいる。
  3. 使わない設備は直ぐ廃棄する社風がある。

 不良資産を持たない身軽な耕はアイデア次第でマーケットの需要を大きく取り込むことができる。これからが「わが世の春」である。兜の緒を締めて時代に向き合っていきたい。

恥ずかしながら満75歳になりました

 1/7で満75歳になった。10歳上の老人たちに「10年なんて『あっ』という間だよ」と脅かされ続けてきたから私も『あっ』という間に85歳になるのだろう。75は85歳への第1歩だ。

 しかしやりたいことは一杯ある。

1、スマホの習得

2、王子段ボール㈱ 経常利益30億円(2022実績 0.26億円)、㈱耕文社 売上 30億円(同 9.2億円)にする

3、若者と同じ速さで歩けるようになる

4、入会団体数を20→30にする

5、安全第1

2023 渡辺の抱負

王子段ボール㈱、㈱耕文社のビジネスモデル=優秀な外注さんに良品を作ってもらう

王=超大口(月売上100万円超)新規を営業部員×年2件とる

耕=4(①パッケージ  1月目標200万円

    ②シール        600万円

    ③手提げ袋       300万円

④カレンダー 年末までに4000万円

   戦略商品の売上目標額を達成する

  

Yシャツを既製品にした

 「ゆったりしたYシャツで勤務したい」と思っていた私は御徒町駅前のユザワヤでYシャツを誂えていた。ところが採寸して作ったYシャツがどうも今年はきつい。

 有楽町駅前のグランパックに行き私の担当の横山嬢に「ゆったり目のYシャツを作ってくれ」と採寸をお願いした。40分かけて採寸を終わって横の棚を見ると実に多種多様なサイズの既製品Yシャツが並んでいる。

 「これで間に合うかな」と私。「既製品で間に合うとさっきから言っているじゃないのよ」と横山譲。試しに彼女が選んでくれたYシャツを着てみた。ゆったりしていてこれまた実にいい。ポリの入っていない綿製だ。「この既製品を着ると俺のビジネスは格段にスピードUPする」という予感がした。早速10着発注した。

 ちなみにグランパックで誂えると1着1.3万円、既製品だと6,500円だ。

年380万円売上お客様に取引中止を通告

 王子段ボール営業2課の丸田貴宏さん担当の㈱興亜紙業さんは支払いから現金化までが4か月と10日だった。「何とか現金化までの期間を短縮して欲しい」と2年前からお願いしていた。「他の所と支払サイトは同じだから変更できない」と興亜さんの回答が続いていた。

 12月に入り「いよいよこのままではいけない」と思った私は丸田さんの上司である芝崎孝一さんに「サイト短縮を強硬にお願いできないか」と言った。そして12/23(金)夕の芝崎さんの回答が「丸田さんが『来年2023から末締め翌末振込にしてくれなければ仕事を請けられない』と興亜紙業さんに通告した」という。

 これには驚いた。受注ストップ覚悟の通告だ。丸田さんは以前ちょっとした信用不安のあった調理会社との取引を中止した前歴がある。「サイトが3か月になれば上々」と思っていた私の方がビックリした。丸田さんの結論は過激だが「サイトの長いお客様との取引は是正する」という王耕の方針は貫けられた。

 これでとんでもない額の焦げ付きが発生することは無くなった。商売は爆弾を抱えながらやるものではない。互いに安心して商取引をすべきだ。

 だから王子段ボールと耕文社は外注さん・取引先への支払いは「締めて11日後の振込」にしている。

王子段ボール出勤は楽だ

 自宅のある品川駅近くから高崎線に乗って赤羽駅まで5駅目だ。乗車時間は28分。東京駅を過ぎると車両はガラガラ。4人掛けボックスに1人で座って快適な出勤である。王子段ボールは赤羽駅からバスで15分の環7沿いにある。

 耕文社出勤だとタクシーが拾える道まで歩かないといけない。カネはかかるし足は疲れる。これに比べたら公共交通機関好きの私にとって王子段ボールへの通勤は天国だ。

 車窓から町の風景を眺めていると「私はつくずく 幸運な男だ」と思う。

一時停止違反で罰金7,000円とられる

 12/17(土)会社からの帰りに大崎のT字路でいつもの通り右折したら右端に白バイが2台縦に止まっていた。「まずい」と思ったがミスミスネズミ捕りにひっかかってしまった。

 笑顔でやってきた白バイ隊員に違反切符を切られた。「君らはどこの署員だ」と聞くと「第2高速警らたい」という。仕方なくサインした。

 再発防止としては、このT字路では必ず一時停止する。

柿とバナナ

 このところ食べたいと思うものがない。品川区北品川本通り商店街の八百屋で熟れたバナナ3本100円と拳骨ほどもある立派な柿2つ(200円)を買った。双方の熟し具合から「食べたい」と思った。食欲が湧くのは暫くぶりだ。「ありがたい」と思った。

 秋の味覚というのがある。本当に旨いのだ。季節の果実を味わうほど贅沢なものはない。10月に京都府丹波篠山の料理屋でマツタケのすき焼きと栗ご飯が出てきた。その時は「秋の味覚はマツタケと栗である」としばしうなずいたものだ。夢中になって食べた。 時と場所によって秋の味覚は変化する。それでも「おいしい」と思う気持ちは何よりも貴重だ

12/22 今日は冬至

 私は冬至が好きだ。これから日1日と陽が長くなるからだ。希望が広がる。

 6:40 赤羽駅前の喫茶店「友露有トモロウ」2階の窓から東口バス停を見ると暗い中でバス待ちの人の列がある。夜が長かろうと職場に急ごうとする人たちだ。人の営みである。

 生きている人たちの活力である。

電子手形が増えている

 紙の手形に代わって電子手形の入金が増えている。12/19(月)だけで耕文社には4件380万円入金があった。現金化の期日は1-2ヵ月後。わずかな決済先延ばしでどれだけの意味があるのか分からない。

 紙でも電子でも同じだ。経営者の体質の問題なのだ。早く決済してしまうか、先に持ち越すかの選択なのだ。王耕には「その場解決」という言葉がある。問題が発生したらその場で問題解決まで持って行く動作をいう。解決してしまえばあとは何も考える必要は無い。次の課題に向かっていける。

 王子段ボール、耕文社で利益が出る理由はそこにある。全社員が問題解決先送りをやり始めたら地獄だ。全社員が後片付けに追われる仕事ばかりで利益などはどこからも生まれない。

 一言で言えば「早く終わらしてしまうことだ」。それだけやっていれば効率UPし利益が出てくる。電子手形は問題先送りのアホ経営の象徴である。

牡蠣ばかり食べている

 季節柄牡蠣ばかり注文している。浜松町の老舗更科蕎麦屋に行けば牡蠣そば、田町駅近くの居酒屋では生牡蠣4個。困るのは温そばの汁がしょっぱいこと、生牡蠣は海水が入っていてまともに全部食べると塩分過多になる。寝ていても喉がカラカラだ。

 体に良くない。塩分の多い牡蠣料理は暫く敬遠しよう。

福島県の工場用地見学会に参加

 12/13(火),14(水)の2日間、県海側の浜通りの自治体で売り出している工場用地12ケ所を見て回った。いずれも発売してから5年超経っているため60%の土地は売約済だった。自治体にとって工場誘致が最大の税収増になるからどこも必死だ。

 私は用地を買う予定はない。今回は「目的は観光」ということでなんとかお許しを願って参加した。

 12/14は福島第1原発の瓦礫になった建物を間近に見た。冷却用電源の断絶が原子炉爆発の原因だった。これは明らかに防災対策の不備による人災である。逆に考えれば「炉の冷却電源だけを確実に通していけば原子炉は安全ではないか」―と思った。

静岡市の「戸隠そば」のもりは旨い

 私は家の近くの品川駅から1時間で着く静岡市によく行く。30代の若い頃は静岡県伊豆半島の海が好きだったが、年と共に東海道の県内の駅ごとの町を歩く方が良くなった。特に知人はいないが静岡県は温暖で明るいから私好みの土地だ。

 地元で主催している徳川みらい学会など3つの会に入って行事ごとに講演会、見学会に参加している。ゴルフに行くよりよっぽどいい。

 なぜだか市内には旨い蕎麦屋が多い。どこも水準が高いのだ。中でも市役所前の呉服町「戸隠そば」のもり(680円)は旨い。いっぱい添えられたネギ。ツユは文句なしに旨い。そばも何故だかいい味だ。呉服町店で他のメニューは旨いと思わない。もりだけがダントツだ。行けばもりをひたすら手繰っている。いい老人の休暇である。

ちなみに「戸隠そば」は市内に3店ある。

神田駅から有楽町駅まで雑談5ヵ所

 山手線神田駅で降りて日本橋大通りを南下する道が私の主たる午後の散歩のけものみちだ。標高が神田の方が少し高いせいか道は緩やかに下っている感じがいい。

12/7(水)は

1、神田駅ガード下のジンギスカン「ヤマダモンゴル」で羊肉の端切れの入ったカレー(700円)で昼食。女店員に「もう少し福神漬けが多いといいんだけどなあ」。無表情で「店長に言っときます」。

2、大通りの甘味処の「瓢箪」でみたらし団子2本とところてん(全部で620円)。店員に町内裏通りの喫茶店のオヤジの悪口をさんざん言う。「あのバカは店に出ている女房に私が話しかけると真っ青になって怒り出す。この前は『出ていけ』と言われた。異常だ」。「そんな風には見えないけど」「ともかく女房のことになると前後見境がなくなる男だ」と私。

3、日本橋のたもとの富山県アンテナショップで奥に置いて直径70㎝、売値200万円の巨大ケイスを2回たたき入口のコンセルジュの机で一休み。「あんたのいい所は私に『出ていけ』と言わないところだ」と褒める。無反応。

4、「東洋」でホットコーヒー(500円)。レジでマネージャー(40代)に「56歳のウェイトレスは元気でいいね」と言ったら「うちのウェイトレスの年を言わないでください」と注意された。「だって本人が俺に言うんだからしょうがないだろう」。

5、有楽町駅南口前のキングサイズ洋品店「グランパック」で店のテーブル席に腰掛けようとしたら「予約客が来るので空けといてください」。いつも話し相手になってくれていた中年女店員は冷たくなった。何も買わないで長居する老人が店の目障りになったようだ。

余計なことをしゃべり続ける午後の散歩は結構面白い。

今日(12/7)から冬支度

  1. 半そでの下着を着た。夏は下着を着ないでYシャツ1枚
  2. ズボンを夏用ポリエステルから厚手のポリに
  3. ジャンバーは少し綿の入っている冬用に
  4. 自転車通勤時に毛糸の手袋をはめた

これだけで充分だ。温かさが沁み渡ってくる。冬の喜びである。

六本木最大級ナイトクラブZEUSUに行った

 天井高7m、300人収容。音響は抜群、黒の網タイツの体格のいい美女がウヨウヨいる。グラス片手の客が密集している。1980年代のバブル期のデスコナイトクラブがまだあった。

 バブルから40年、こっちも34→74歳と年を取って大音響には辟易だ。「いまどきこんなナイトクラブ商売が成り立つのか」と思いながら異空間に見とれた。

 12/2 ファーストビレッジ(FV)㈱クリスマスパーティに行った。FVは若手経営者を支援する会社だ。「1番高い研修費用で1番効果を上げるFV」を標榜している。海のものとも山のものとも分からない若い経営者たちがたくさん来ているところが面白い。連中には「会社は6年続かないと信用されないぞ」と私は言っている。今回の参加費は5.5万円。

早急な取引中止で焦げ付き逃れる

 「支払いサイトを延ばして欲しい」との㈱インドア様の要請に「怪しい」と思い王子段ボール㈱営業1課、高桑学さん(51)は即刻、取引中止した。その後最近になって「インドアさんが倒産した」というニュースが入ってきた。

 高桑さんは「判断が早くて良かった」といっているが、私に言わせれば「赤飯ものだ」。立派な判断の結果、倒産後の売掛金回収という厄介な後始末をしないで済んだのだ。

 営業には2つの使命がある。①売上目標達成と②売掛金100%回収―である。ある倒産会社の売掛金を分解したら80%が回収不能債権だったという。お金が入ってこなかったら材料費、給料は払えない。その会社の杜撰(ずさん)な与信管理の結果の倒産である。

  高桑さんは褒めると伸びるタイプなので私は滅茶苦茶に褒めたい。高桑さん、あんたは商売人だ

本日 2022.12.5 から実名記入にします

折り機機長の梱包技術に驚いた

 当社㈱耕文社加工課のミャンマー人アルバイトのアウンさん(45)が自分の折り機で折った製品を片っ端から梱包していた。その速さと梱包の美しさに私は目を見張った。

 折り機の排出口の横の台で梱包をやるから製品の移動距離はゼロ。みるみる梱包された製品が積みあがっていく。これぞ効率UPの好例である。アウンさんの梱包技術を知らなかったから私たちの驚きも大きい。

 アウンさんに耕加工課①折り機機長と②梱発担当をお願いすれば梱発人員を1人減らすことができる。

東京商工会議所の議員名鑑

 東京商工会議所の活動を担う150人の写真入りの議員名鑑が送られてきた。2022.11.1-2025.10.30の3年間の任期で東商最高議決機関である議員総会の構成メンバーだ。

人形町の濱田家で赤坂芸者3人と写真撮る

 立候補制で東商会員の投票で決まる。私は東商品川支部の会員だから投票権はあった。しかし面倒だから推薦状(投票権)は書かなかった。名鑑に乗っているのは大会社、中小企業の社長・会長など様々だ。なりたい人が選ばれるのだから公平だ。そこが東商の良さである。

 どうせ活動するなら特徴あることをやってもらいたい。例えば伝統文化の継承はどうだろうか。地方によっては「芸者文化を絶やさないように」と商工会議所が手を差し伸べているところがある。新議員の目標は「日本再生・変革に挑む」だが、芸者文化を応援するのも東商目標とたがわないと私は思う。

メンテナンスしないなら売却する

 奈良県のKゴルフ場に行った。薬品会社が開いて61年という。清掃はされているが何となく乱雑だ。ガレス窓が1枚割れていた。山岳コースで道にタイヤ止めが無いからカートで動くのもおっかない。谷底に落ちたら大変だ。月曜だったから客も少ない。風呂場は大き過ぎ。どう見ても儲かっているように見えない。

 「私だったら売却する。値段はいくらでもいい。興味がなくなった物件は一刻も早く自分の視界から消す」と思った。

 一方で経営者の美意識が伝わってくる「センスのいい施設」がある。滋賀県の大手スーパー平和堂のやっているゴルフ場は、金は掛けていないが1つ1つの施設に納得がいった。枝木が道に落ちていることはない。藪の中にゴミもない。指摘するところがないのだ。

 私の所の当2社も同様だ。質素で小規模でも外来者に「なるほど」と思ってもらえるメンテナンスをやっていきたい。

アントキの猪木(49)を見た

 東京ビッグサイトで開かれたIGAS(印刷機材展)2022に行った。この展示会が開かれると胸がわくわくしたものだ。「どんな新しい印刷機が登場するのか」印刷業界の将来を占ううえで方向性が見えてくるのだ。

 ところが今年はサッパリ機材への興味が失せてしまった。効率UPの機械を買おうと思わないのだ。「生産性UPは外注さんがやってくれる。設備投資は外注さんがやってくれる」と思うからだ。上から目線で展示会を見ているのだ。はなはだ不遜な態度だが仕方ない。印刷会社のビジネスモデルが変わったせいだ。

 印刷会社のビジネスモデルは

  1. 最低限の基幹生産設備を持ってプラスαの生産は外注さんにお願いするーだ。

 小さなブースでレスラーの格好をした顎のしゃくれたピン芸人「アントキの猪木」が吠えていた。「侍ジャパンが何だっていうんだ。昨日は何見ていた」「サッカーだ」と私が言ったら「そんなもの見るの止めろ…」。何を言っているのか分からない芸人だ。馬鹿馬鹿しいからその場を離れた。ブースを出したメーカーは何のために意味不明の科白しか言わない芸人を呼んだのか。それでもニヤニヤ見ていた私にはささやかな息抜きになった。

品川法人会ボウリング大会に参加した

 品川駅前の品川プリンスホテルのボウリング場で11/22 開かれ60人が参加した。足元がふらつき初めて参加した私のボウルはガーターばかりだった。私が最低のスコアーだった。参加者は70代が多く皆さん元気だ。元気だから出てきた―ともいえる。

 ホテルの中華料理店懇親会で飲んだ紹興酒は旨かった。しみじみと酒の香りを楽しんだ。ビールダメ、梅酒ダメでたどり着いたのが紹興酒だった。やはり中華料理には紹興酒だ。

 近くにいた爺さん連中がロクでもない男たちなので中座して帰宅した。ホテルの西隣が我が家だ。

俺っきゃいない

 ドーハで開かれているサッカーワールドカップ対ドイツ戦で2点目のゴールを決めた浅野拓麿選手の言葉だ。スポーツ選手はこうでなくてはいけない。戦っているのは本人1人だ。途中出場を指名され「(点を入れるのは)俺っきゃいない」と心に決めて駆け出す。これぞサッカー選手である。

「皆さんのおかげです」などと言ったら当社の営業マンになってしまう。

名古屋産業人クラブに入って22年

 日刊工業新聞社が各地に作っている産業人クラブの名古屋に入ったのが2000.9.11だ。22年も経ってしまった。名古屋という製造業の本丸という土地柄に魅力を感じて工場見学や全国の集合旅行に参加してきた。参考になった。

 11/18 は岐阜関カントリークラブの大阪・名古屋合同ゴルフ会に参加した。大阪の中小企業主とも雑談ができ関西の空気にも接することができた。

 中に「親族がどんどん入ってきてニッチモサッチモいかなくなってしまった」といって自ら社長を退いた人がいた。「3人兄弟でもうまく行かないのにその子供たちが入ってきた。会社中親戚だらけだ。たまらない」「それでよく会社が持ったね」「金は回ってきた」「たいしたものだ」。話す人にウソはない。

 こちらも「印刷がダメで段ボール箱を作り始めた。7年間毎年赤字で現在債務超過は3.4億円だ」「でも段ボールはいいんじゃないの」「印刷と違ってマーケットは少しずつ広がっている。我々の業界は箱だけ作っていればいいんだ。椅子だのベッドを段ボールで作り出したら赤字が膨らむだけだ」。お互い事実だけをしゃべっているから話はグーッと面白くなる。

江戸川区企業の意欲感じた

 11/19(土) 江戸川区船堀のタワーホール船堀で開かれた「産業ときめきフェアin edogawa」に行った。地元中小企業50社がブースをもって展示・説明をやっていた。どこに行っても笑顔で丁寧に応対してくれるので面白くもありがたかった。

 ベルトのバックルを作っていた金属加工の職人が「ここに20年毎年出店してきたが商売に1件もならなかった」とぼやいていた。「あんたの主な収入は何か」と聞いたが明確な応えはなかった。それでも自分の製品を展示しようという意欲だけでも私は貴重だと思った。製造業の人間は誠実な人間が多い。

 駅近くの路地の「レモン」という喫茶店に入った。喫煙可で店も夫婦もレトロだ。注文したナポリタンは、ケチャップジャブジャブの昔ながらの喫茶店のナポリタンだった。「暫くぶりでいい喫茶店に巡り合った」と言ったら70ぐらいの店主は異常に喜んだ。

当段ボール製箱会社はアスクルより圧倒的に安い

 営業の山崎優介さんの伝言板で、中国人社長の高允(こういん)商事さん(台東区、食料飲料卸売業)が「これまでアスクルで買っていた段ボール箱を全部当社に切り替える」という。理由は簡単で、当社が圧倒的に価格が安いからだ。

 「そうか見積りはアスクルより圧倒的に安いのか」と私は念を押した。「そうだ」と山崎さん。これは売りになると思った。

アスクルより圧倒的に安い当社

 当社にはプラスαのスピード応対がある。「鬼に金棒」「弁慶に7つ道具」である。圧倒的な優位性をお客様に訴えることができる。こうなると商売は面白い。この筋書きで行くと営業の情熱でいくらでもお客様は増えることになる。

愛知県企業立地セミナーに参加した

 自宅の近くのグランドプリンスホテル高輪で開かれたので参加した。

 「トヨタ自動車のある愛知で更に企業を誘致する必要があるのか」と思ったが10万人前後の自治体では「もっとお財源が欲しい」らしい。いずれにせよ愛知は豊かな県だ。

 300人ほどが参加し10の自治体の長が5分間説明をやった。それぞれの市長・町長に特徴があってこれは面白かった。①交通の便がいい②補助金がある―が説明の骨子だが、豊川市長が豊川稲荷鮨の説明をしているのには笑った。

 続いての交流会では立食で酒、料理が山と出た。私はジュースを飲みながら鮨、そば、ひつまぶしを食べに食べた。雑談をしたのは2人だったが愉快だった。食べ過ぎて7分で自宅に帰り着き万年床に倒れ込んだ。

いい大トロに当たらない

 マグロの大トロが好きだ。ところが昼食であちこち行くがいい大トロに巡り合わない。運が悪いのか探し方が悪いのか。

 一時期常磐線三河島駅前の「鉄火丼」の暖簾の下がった2階の店に通った。ここの大トロ丼は凄かった。乗っている切り身は厚く本当の大トロだった。「ここの店は何でこんないい大トロを仕入れられるのか」1階の魚屋がやっている鉄火丼屋だがそんなことを考えながら夢中になって食べた。

 暫らくぶりに11/14 行くと切り身は昔の面影はなかった。食堂は繁盛しているが皆が食べているのは赤身、中トロだ。こっちの方が旨いのかもしれない。以前の大トロを出していたら店は赤字だろう。

 では私はどうすればいいか。旨い大トロを求めて街を歩き回ろう。些細な目標をもって歩ければ1日の張りになる。

ラジオ体操で効果抜群

 ラジオ体操を始めて7日になる。物凄い効果だ。両足跳びができなかったのがとりあえず両足で立てるようになった。今まで踵で立っていたから立って静止していられない。何とか指先に力を入れて立とうとしたが静止できなかった。

 それがラジオ体操で指先に力が入るようになった。格段の変化である。ラジオ体操しているうちに足の裏に力が入るようになったようだ。

 これまでは「人間歩いていれば健康だ」と言っていたが、歩いているだけでは足裏に力を入れられるようにはならない。歩き+ラジオ体操が必要だ。宗旨替えした。

 ラジオ体操1つで身も心も健全になる。

大橋建一さん(元和歌山市長、76歳)が亡くなった

 大橋さんは1971年毎日新聞社入社の同期だ。父上が和歌山県知事を務めた関係から56歳の時地元に担がれ和歌山市長を3期12年務めた。農夫然とした風貌で穏やかな人だった。

 毎年5月に71入社の同期会が開かれたが、幹事はまず大橋市長の空いている日を聞いてから開催日を決めていた。私は別世界の大橋さんと歓談するのが楽しみだった。

すしざんまい社長(70)の講話を聞いた

 築地で開かれた「木村清すしざんまい社長の話を聞く会」に11/9 参加した。狭い部屋に30人が詰め込まれ45分拝聴した。

 木村さんとは30年前、不動産業者の高桑誓治さんが主催していた勉強会「FMあさげ会」で一緒だった。当時木村さんは「私は商売を立ち上げるのは上手いが、どれも長く続かない」と言っていた。「正直な人だ」という印象だった。

 講話は得意の木村節だが声の出し方が特徴あり過ぎて何を言っているのかよく聞き取れない。うんざりして私は目をつぶって眠っていた。「あんた高桑学校の優等生だよ」と声を掛けに行ったのだがその意欲も失せて、早々に会場を後にした。

 出た鮨はまあまあだった。

洗濯機で洗った背広は格段に軽くなった

 初めて洗濯機で洗った背広で11/9 出社した。軽い。これまで染み着いた汗と垢が無くなったせいか。こんなに快適ならば背広を毎日着るのも悪くない。

 日頃はYシャツの上にジャンバーだ。身なりがラフだと軽く見られがちだ。2006年88歳で亡くなった父はおしゃれだった。身に着けるものは高額なものばかり。外に出るときはきちんと背広をきていた。

 私はそうはいかない。ゆるく着られればそれで十分なのだ。50代まではポロシャツで出勤していた。御徒町のユザワヤでYシャツを採寸して作ってからはYシャツの便利さに気づいた。夏は半そで、冬は長そでを10着ずつ作ってとっかえひっかえ着ている。

 当初はクリーニング出していたが昨年からは洗いざらしのままだ。快適である。

大手コルゲータが10台減少

 コルゲータとは巻き段ボールを平面シートにする機械だ。週刊包装ニュースによると従業員50人以上の大手では2013年278台から268台に減った。理由は機械の性能の向上のためだ。2013年と比べると1台当たりの生産能力は11.7%増えた。

 50人以下の中小はコルゲータが268台稼働、年生産能力は126億㎡と1986年比で29%伸びている。大手も中小も生産を増やしている段ボール業界の中で当製箱会社の戦略は以下の2点である。

1、売上は毎年25%増やす。

2、コルゲータは買わない。

 1台20億円のコルゲータを買ってしまうと毎日稼働させなければ元金返済できない。買った機械に人が追い立てられることになる。これはイヤだ。シートづくりは外注さんにお願いして当社はのんびりやって行きたい。

会社で1人ラジオ体操始めた

 私の出社は6:00だ。「どうせ会社に居るのだから」と家からトランジスタラジオを持ってきてNHK 6:30からのラジオ体操を11/5 に始めた。

 ここ10年腰の痛みに悩まされている。力を入れると左腰に鈍い痛みが走る。かばって歩くと自然と小股すり足の老人歩きになっている。パーキンソン病患者のようだ。哀れなものである。

 老人歩きの改善方法は分かっている。ラジオ体操をやればいいのだ。ラジオ体操は万能薬である。上手く組み立てられていて第1、第2をやればバランス良く体が伸縮し、血行が良くなる。中国の太極拳と同様に日本のラジオ体操は国民を健康にする礎(いしずえ)である。

 しかし面倒くさい。

 が、74歳の今、そんなことを言ってはいられない。腰痛と小股すり足の治療は喫緊の課題だ。鉄骨4階建ての印刷会社新館は飛んだり跳ねたりしてもびくともしない。4Fには6:30に出社している立派な社員は1人もいないから誰の邪魔にもならない。。問題は私が継続できるか―である。

三菱マテリアルは全社員(6,000人)にスマホ貸与

 「大企業はまだこんな段階か」と思ってしまう。当社・印刷会社と段ボール製箱会社の全社員スマホ貸与は3年前(2019.7.6)に完了している。

 10/25の日刊工業新聞によればマテリアルはスマホでイントラネット閲覧、全員がチャットできる―などの新機能を付けるという。だがポイントはスマホで会話するかしないかである。

ここで当2社のスマホ使用テーマを言えば

1時間に1回スマホ会話、返電は15秒内

1,1時間に1回スマホで会話する。1日=1回×8時間=8回スマホで会話しなければいけない。

2、返電は15秒内。

 この1,2が徹底されれば、当2社は日本1のスピード応対の会社になれる。簡単だ。

段ボール製箱会社の月末入金98.6%が現金

 10/31の入金は3,368万円あった。その内手形は2か月半の45万円1枚だけ。月末入金の98.6%が現金だった。変われば変わるものである。10年前 2012.6.29 製箱会社を買収した当時は現金入金は15%だった。

 営業のやり方次第で会社の安全度はいくらでも増す。倒産会社の原因を調べたら売掛金の70%が回収不能だったという例がある。回収不能であれば支払いに回せない→倒産という図式だ。

 手を緩めると回収不能売掛金は直ぐ増える。再発防止策は、支払い条件の悪いお客とは付き合わないことだ。「君子危うきに近寄らず」である。

教わったら当日3回実演する

 私は① 2週に1回ソフトバンク目黒のスマホアドバイザーに30分 ② 月1回WEBコンサルに60分講習

を受けている。

 しかし毎回その場で忘れてしまい、4回聞かないと自分でできるようにならない。これじゃとても効率が悪い。

 以後2つの事をやる。

  1. メモを取る。
  2. その日に教わったことはその日に3回実演する。

弁当屋の味噌汁パックを拝借

 早朝、五反田マルエツで菓子パンのほかにおにぎり、お稲荷さんを買うことがある。米飯にはどうしても味噌汁が欲しくなる。

 よく考えたら弁当屋が小さな味噌汁パックを山と持ってきて印刷会社5F台所の茶箪笥にある。アサリ味と油揚げ味の2種類だ。私は弁当を取っていないが、本日(10/28)は油揚げ味2袋を私の花瓶のような砥部焼の湯飲みに溶いて飲んだ。丁度いい。我ながら自分のアイデアに感心した。

 これでまた私の朝食は豊かになった。

まず、着手する

 100%完成形を目指しているとちっとも作業が進まない。まず、できることを始めると次の発想が湧いてくる。

 例えば「今日は天気がいいので日比谷公園に行った」とでも書けば「ベンチに30分座っていた」と続く。「少し休んだので新規開拓の意欲がモリモリ湧いてきた」と大展開になる。意味不明の言葉でも書き出せば後が続く。最初に書くことが重要なのだ。

 すべての行動はくだらないことでもまず着手すれば道は拓ける。今私には同人誌に作文を送る宿題がある。締切りは11/15だ。作文はなかなかまとまらない。そこで作文に添付する画像をパソコンから取り出して置く動作から始めた。使う画像2枚取り出したら作文が大いにはかどったような気がした。

稟議書に3項書く

 印刷会社と段ボール製箱会社には100万円超の支出には稟議書を提出するルールがある。

 ところが「○○万円の設備を買いたいので稟議いたします」だけの1行稟議書が横行している。これでは詳細が分からない。ダメだ。

 稟議書には以下の3点を書く

1、設備を買う理由  ①旧設備の購入年 ②メーカーの「部品がなくなる」ーはウソだ。

2、新機で良くなる点

3、部品交換で済まない理由  「部品がない」はウソだ。

私は目を皿のようにして回ってきた稟議書に1,2,3が書き込まれているか検査する。

席を蹴って帰った東日本銀行支店長

 2,000万円現金を入れるから「みずほ銀行五反田支店に送金してくれ」と電話で頼んだら東日本銀行大崎支店の課長が「何の金か。使い道は何か」と聞いてきたので「頼まない」と断った。

 後日「支店長に来るように」と当印刷会社総務課員に言わせたら10/24(月)中本泰司支店長が担当と2人でやってきた。200万円を超える送金は①金の出所②送金の理由を聞くように―と書かれた金融庁のパンフレットを見せながら「この指導通りやった」という。

 当社は大崎支店が近い・空いているため小口現金と決済用の銀行として使っている。決算書も毎年提出している。それでも当社に疑いの目で見続けるのならとても取引をやって行けない。うんざりだ。「要領の悪い銀行員を見ていると腹が立ってくる」と私が言ったら2人は席を蹴って帰ってしまった。

 商売をする前提は「まずお客様の要望を聞く」だ。その後の営業のスピード応対と柔軟性ある問題解決で取引は増える。「それが分からない男だ」と思った。当社は今後とも大崎支店を小口現金と決済用銀行として使うつもりだ。向こうから断ってきたら戸越銀座商店街の信用金庫に替える手はずは取ってある。

観光の4日間

10/20(木)京都・保津川下り

 /21(金)鞆の浦、尾道

 /22(土)呉港

 /23(日)厳島神社

60-80代19人の団体瀬戸内旅行をしてきた。

 1つだけ印象を言えば「戦争も効率UPが必要だ」と思った。呉港で戦艦大和の縮小艦を見て「こんな鉄の塊を作っても飛行機の爆弾で沈没してしまう。効率が悪い。

 軍備は『どんな戦い方をするか』で決まる。最小の費用で最大の効果を発揮する道を取るべきだ」などと考えた。

回答した「出席」は守る

 コロナがおさまり会の開催が増えてきた。私は「出・欠席」の回答は2日内に出すことにしている。一旦「出」と返信したら変更することはまずない。行っちゃうのだ。

 そのためやたらと忙しくなることもあるが何とか切り抜ける。会合参加は私の最高の娯楽だからだ。

チラシ更新は面白い

 今、印刷会社で配っているお客様新規開拓用のチラシは13種類だ。よく見ると半年前のものはかなりの修正が必要だ。

 例えば売上を増やしたい営業品目の1位はPOP、2位ノベルティ、3位封筒・はがき、4位梱包発送だった。それが8ヵ月後は1位パッケージ、2位シール、3位手提げ袋、4位カレンダーに代わった。時間の流れとともに「増やすべき品目」が代わってくる。

 いい進化だと思う。いつもマーケットとにらめっこしているという臨場感がある。

 動いている13種類のチラシを更新する作業は私の趣味を兼ねた仕事である。

新潟出張で学んだ専門職大学

 専門職大学とは2017年学校教育法の改正によって新たに設けられた職業大学だ。就業年限は4年で、卒業すれば学士(専門職)の学位がもらえる。

 日刊工業新聞社の100年経営の会の懇親会で隣に座った人が新潟市にある専門職大学の学務部長だった。「そんな大学があるのか」と新鮮に驚いた。初対面の人との会話には必ず新しい発見がある。だから私は初対面が好きだ。懇親会で旧い知り合いと隣同士で座っても意味が無い。知らない人こそ未知の世界を教えてくれる。

 現在専門職大学は18校ある。2019に認可の下りたのは以下の3校である。

  1. 高知リハビリテーション専門職大学(土佐市)
  2. 国際ファッション専門職大学(新宿区、大阪市、名古屋市)
  3. ヤマザキ動物看護専門職短期大学(渋谷区)

100年経営の会には入らない

 日刊工業新聞社が主催している「100年経営の会」が新潟市で開かれ私は初めて出席した。創業から100年以上の会社の集まりだが、結論は入らない。

 印刷会社、段ボール製箱会社ともに2021.9.1 にベンチャー宣言をしたばかりだが「何か得るものはないか」と思って行ってみた。創業○○年となると社長はどうしても過去の年数を意識してしまう。

 今回の講師の㈱ダイネツ(売上14億円)は堺市の大型金属成形業で文化10年(1836)の創業だ。何と創業186年の会社だ。社長(68)はきちんとした人で立派に経営されている。しかしだ―。なんだかんだ言いながらも長い社歴を考えてしまうと社長の体の筋肉が硬直してしまうのではないか―と私は拝察する。

 私の出自はどこの馬の骨か分からないのである。印刷会社も終戦直後のどさくさにできたガリ版会社だ。過去に自慢できるものは何もない。未知の将来に向かって面白おかしく商売ができればいいと思っている。

メールは表題に中身を書く

「お客様来社」との表題の会社メールが来ると開けてみないと誰が来るのか分からない。いわゆる要領の悪いメールだ。

 「〇〇さんが✖✖ 時に△△のため来社」とすればいい。これならメールを開ける必要がない。すべて分かってしまう。効率UP のためこのやり方を私は徹底し始めた。言えばすぐ分かってくれる社員が多い。それほど簡単なことだ。

 私には効率UPする喜びがある。小さな効率UPを実現すると沸々と喜びが湧いてくる。大げさに言えば、生きる喜びだ。

綿バスマットを買ってご満悦

 45×60㎝の綿製のバスマット4枚を印刷会社近くの蒲団屋櫻寝具で買った。1枚600円×4枚=2,400円の買物に私は100万円ぐらいお得な買物をしたような気分になった。

 理由① この手のマットが家で複数枚必要だった

 風呂場から廊下に出るとき1枚とか、布団の横に敷いて置くとものを食べるとき畳が汚れないとか。

 理由② 綿のマットが欲しかった

 誰かさんに「材質は綿だよ」と太鼓判を押して欲しかった。櫻寝具を切り盛りしている婆さん(74)は1000年前に朝鮮半島から渡って来たと言う。話好きで物事を断定する(たち)だ。「化繊は汗を吸い取らない。使っちゃだめだよ。このマットは綿だよ。体にいいよ」とお墨付きをくれた。「この人の言葉に間違いはない。安心して使える」と思って購入した。

 わずか1枚600円だが、このマットを我が家のあちこちに敷くことで私のマンション生活はとても豪華になった。

ヨーグルトばかり飲んでいる

 ヨーグルト飲料が好きだ。飲むとスッキリする。通勤途中にあるスーパーライフで売っている紙パック入り「のむヨーグルト」1000gがいい。2日で1パックのペースだ。

 もともと牛乳が好きで牛乳ならいくらでも入る体質だ。乳製品に片寄った食生活で「これでいいのか」とよく思う。酒を飲むと頭がおかしくなるが、ヨーグルト・牛乳はそういうことはない。

 取りあえず「牛に感謝」である。

同業の買収は意味ない

 印刷会社が印刷関連会社例えば製本会社を買収しても苦労が増えるばかりで益がない。当社は段ボール製箱会社を買って利益の出し方が分からなくて苦労した。それでもマーケットが違うから勉強のやり甲斐があった。縮小している印刷業界ではなくて成長が見込まれる段ボール業界だから希望があった。

 結論として違うマーケットの会社を買収するのは意義があると思う。しかしそれには余程の覚悟がいる。「買った会社から利益を出してみせる」という覚悟だ。幸いにしてM&Aの仲介会社から持ち込まれた物件が段ボール製箱会社だったから私は飛びついた。①工場は立派だし②環7沿いという立地もいい。利益に向かってのやりがいがあった。10年前のことだ。

 そうすると本体の印刷会社のビジネスモデルにも興味が行くようになった。営業品目を印刷以外に持って行くことを考え始めた。1番はパッケージ、2番目はシール、3番はカレンダーだ。この順で売上を増やしていくのだ。カタログ、パンフレット、出版印刷以外なら何でもいいというスタンスだ。マーケットが縮まるところ以外にターゲットを絞っていけばいい。

 そして今、毎日の全員参加の日銭朝会で3営業品目の売上が増える方向で話を持って行くようにしている。私としては面白い挑戦だ。朝会の社員の発言からまた増やすヒントをもらえそうだ

支店長にさんざん文句を言う

 小金井カントリー倶楽部でメイン(決済)バンク支店のゴルフ会に10/6 参加した。早く着いたので20分ほど支店長と立話をした。支店長は元々口数の少ない人なので会話は一方的に私がまくし立てた。

 主旨は

 私=三菱銀行が新規開拓で来ている。私だけでなく総務部長にもアプローチしている。貴行は新規開拓なんかやっていないでしょう。

 支店長=そんなことはない。スタートアップ企業に新規訪問している。

 私=それはそれでいいが、既存会社をとるべきだ。支店には営業がいっぱいいるが新規をやらない行員は営業でも何でもない。メインバンクにしている会社数のランクが1つ下がった。貴行はだらしない。

 支店長=決済数が増えてもあまり利益にならない・・・・・。

 私=銀行はまずメインバンクにならないと何も始まらない。支店長は小さなニュースをもって取引先を訪問すべきだ。中小企業の社長は喜びますよ。

 支店長=・・・・・・

 面と向かって言いたいことを言ったので私はスッキリした.こう言えるのも来月(11月30日)でメインバンクからの借入がゼロになるからだ。

アルバイトさん11年間助かりました

 印刷会社加工課女アルバイトのIさん(45)が9/30で退職した。高知県出身なので「いい所の出ですね」と私は繰り返しIさんに言っていた。

 次の職は「新大久保の日本語学校で教える」という。次の仕事に意欲を燃やしていた。とてもいいことだと思った。思い立ったら吉日である。転職は悪いことではない。

 区分はアルバイトだったので申し訳ないが退職金はない。

窓の締切り禁止

 今夏、保育園の送迎バスに園児が閉じ込められて熱中症で死ぬ事件が2件あった。いずれも運転手の退出時の確認ミスで、私は未来ある園児を殺してしまう運転手の重大な犯罪であると考える。

 視点を換えれば「バスの窓は締め切らないといけないものなのか」と思う。愛知県警察が日中の締め切った車内温度を測ったら45度だったという。少しでも窓が開いていたら園児は助かったかもしれない。運転手は日頃の生活習慣から車の窓を施錠してから下車する。それが当たり前の手順なのだ。今回はそれが殺人に繋がった。

 一方、コロナ対策で各天窓が5センチほど開けてあるバスがある。これは誠にいいことでそのバスの「運転手は立派である」と称賛したい。

 本日の私の結論は「窓は少し開けて風を通せ」である。車、会社、自宅すべてだ。会社の階段の窓は開けっ放しだ。いい風が室内を通っていく。こうしていれば皆健康だ。会社の窓の締切りは禁止する。2ヵ所を少し開けて置く。

ビルの建て替えは無駄

 品川駅高輪口、日本橋、日比谷―とビルの建て替えが進んでいる。一言でいうと無駄である。いつもの散歩コースの神田駅から東京駅までの日本橋大通りを10/3 歩いた。大型ビルの建設が盛んだ。「個性のない建物の街に変容していくのか」と思った。

 ヨーロッパの建物は150年、200年前に建てられたものが普通だ。当地の専門家は「ドアが閉まらなくなったりするがすべて修繕で解決している。構造強度は問題ない」という。

 丸の内の一連の建て替えは阪神淡路大震災(1995)を見て大家の三菱地所幹部が「丸の内があんな風になったら大変だ」と一気に全棟建て替えに入ったという。

 どんなに強烈な地震が来ても現代の建築物は簡単に壊れるものではない。印刷会社の旧館は築51年、1994年建設の段ボール製箱会社は築28年だ。しっかりしているから建て替えの予定はない。オフセット印刷機の買い替えもない。お金を使うのは優秀な人の採用にだけだ。

機械には買い時がある

 印刷会社でリコー社製のオンデマンド印刷機450万円を買っていよいよ10/3(月)から本格稼働に入る。新機への私の期待は大きい。稼働前にはしゃぐのは見っともないが今回は自信がある。

 15年前、浜松町の印刷会社で長さ10㍍のオンデマンド印刷機1,000万円を買ってメーカー技術者が3人がかりで色の調整をしていた。私は「的外れの設備投資だ」とその風景を眺めていたことがある。

 機械が成熟していないのだ。稼働させても不具合が次々に出てくるのが目に見えていた。色出しの調整をアナログ的に必死にやらなければ動かないのならオンデマンド機とは言えない。案の定その 1,000万円の機械はさほど活躍しなかった。

 オンデマンド印刷機の発祥はコニカミノルタ社であると私は思い込んでいた。それが制作課オンデマンド担当が選んだのはリコー製だった。驚いた。ところが製品見本を見て納得した。オフセット機の延長のような製品しかできなかった15年前と比べ使える用紙は1,000種と増え、見た目もカード、POP、色紙などまるで製造工程が別物の印刷物ができるようになっていた。

 「これならお客様は満足する」と製品見本を見て思った。つまり買い時なのである。オンデマンド印刷機で「お客様サービスは一層高度なものになる」。

 5年前の2017.1 段ボール製箱会社で工場長が梅谷製作所製の製函機を買った時と同じ予感だ。「新しい機械で工場効率は格段に上がる」と。

シャンソン歌手伊東はじめ(72)の会に行った

  9/28(水)夕、銀座ヤマハホールで開かれた。ヤマハに入るのは初めてで天井の高い立派なホールだった。

  会は伊東さんの出ずっぱり独演会で軽妙な語り口でシャンソンを語ってくれた。5人の女歌手が途中2曲ずつ歌うという趣向だ。そのうちの1人に無理矢理切符(6,800円)を買わされた。

 満席で観客は老婆ばかりだった。「いまどきシャンソンでもあるまいに」と思っているが「異空間には積極的に行く」が私の生活方針だ。飽きずに最後まで聞けた。

 本日思ったこと。人間好きなことをやるのが1番。例え収入が微小でも好きなことをやる姿は格好いい。

山本五十六の教育法

1、やってみせ 

2、言って聞かせて 

3、させてみて 

4、誉めてやらねば人は動かじ

 誠に合理的な教育法だ。大概の先生は1だけ完了したら「教えた」と思ってしまう。教わる方はサッパリ身につかない。

 習得と未習得の境界線は「1人でできるかどうか」である。特に3の「させてくれる」とありがたい。自信につながる。

パッケージは油性印刷で受注できる

パッケージは油性印刷で受注できる

 「パッケージ印刷は速乾性のあるUV印刷機で刷らないと良品ができない」という神話が崩れつつある。これまでは「UV印刷機で印刷しないと品質は保証できない。油性印刷機で刷ってインキの擦れ跡が出たら大変なことになる」と言われてきた。

 この論調の風向きが変わってきた。UV印刷代は油性の3倍だ。これに「高すぎる」と思うお客様が出てきたのだ。油性機でも十分時間を掛けて乾かせば不良は発生しない。印刷仕上がりは油性の方が綺麗だ。

 営業課長(49)は清月堂本店様から8月にサック箱 1,000個 13万円を受注して、9月には更に1,000個リピートが来た。「受注のポイントは印刷代の安さだった」という。印刷課課長は「パッケージは刷了後丸6日乾かさないといけない」という。乾き日数6日のルールを作って加工に回せば品質は何ら問題ない。

これからは「パッケージは油性にした方がメリットは大きい」と営業は堂々と言える時代になった。

仕事はゲーム性を加える

 印刷会社で3営業品目の目標を決めた。

①カレンダー=12/31までの受注累目標 3,000万円(前年2,650万円)

②シール=月売上500万円(前年403)

③手提げ袋=月売上200万円(前年182)

 漫然と「〇〇の売上を増やそう」といっても言われた方はよく分からない。目標額と前年実績を入れると(にわ)かに具体性を帯びてくる。基準の数値が示されたことで、それを「超えるか下回るか」のゲームになってくる。それが面白いのだ。前年を下回っても、目標達成してもしなくてもそれはどちらでもいい。

 マーケットが堅調である限り少し工夫すれば目標は達成できる。ご自身の工夫で今までのやり方を成果に結びつく動作に変えていくと驚くべき結果が出てくる。工夫→実行→成果→確認のサイクルは自分でアイデアを出し、自分で回し、自分で検証できるのだ。

 マネジメントする側はゲーム性を演出する必要がある。実行部隊に現実を分かってもらうための資料開示をしなければならない。ゲームをやって目標達成出来たら実行部隊、マネージャ―ともどもの喜びになる。

修理とは部品交換だ

 「○〇機の修理をする」とよくいう。しかし実際の行動は「○〇機の部品交換をする」と言った方が正確な場合が多い。修理提案する機長は故障個所の①清掃か②部品交換か明言してもらいたい。

 部品交換はお金がかかると思ってしまうが、機械メーカーの技術者が「部品交換が必要」といったら「承知」と即答してもらいたい。

 菊全判オフセット印刷機が部品交換やり続け購入当初の原型をとどめていなくなったら痛快だ。部品代の合計は新機購入の1.8億円はかからない。10年で6分の1の0.3億円ぐらいのものだろう。

 部品交換の利点は、機長の関心が部品にいくことだ。「これが結構大きな機能を果たしている。この部品を順調に動かすにはどうしたらいいか」考え始めるだろう。

iPhone 新機能は2つ

 「米アップル社が2022/9/8発表したiPhone14シリーズの新機能は何か」とスマホアドバイザー嬢(27)に聞いた。答えは「①写真の画素数が増えた②どこかで行倒れになったら近親者に連絡が行くシステムが追加されたーの2点だ」という。

 たいした追加機能じゃないのに価格は20%上がった。それでも「14シリーズへの問い合わせと来店者が殺到した」とアドバイザー嬢。

 私の印刷会社と段ボール製箱会社のビジネスモデルは「古い設備を部品交換で使い続ける」だ。例えば今買えば1.8億円の菊全判油性4色機は部品交換であと25年使える」というお墨付きを設備技術者からもらっている。2台の菊全油性4色機は15年前に購入したものだ。都合40年当社の基幹設備として使える計算だ。しかも刷り上りはUV印刷機より遥かに美しい。

 世の中には「新し物好き」がいる。毎年自家用車を買い替える人が好例だ。私のトヨタクラウンはタクシー仕様で32年前に180万円で買ったものだ。タクシー仕様だから面白いように故障がない。窓はハンドルを回して開ける。しかもエンジンは好調だ。

 2社全社員支給済みのiPhoneは100%最新の機能が組み込まれている。今やるべきことは内蔵されている機能を使い切ることだ。私は現在、機能の80%が分からない。だから1つ1つ習得することに生き甲斐を感じている。

訪問日時を決めようとしない不動産屋

 アパート管理をお願いしたい不動産屋(50)から電話がかかってきて初めて会話した。彼は大家さんからは絶大な信用がある。「いつおいでになりますか」と私。「手帳が無いので改めて電話します」。

 先方から電話を掛けてきて訪問日時の腹案が無いのだ。どの業界でもこのような会話が普通なのだろう。2時間後にまた電話してきてようやく訪問日時が決まった。

 当方のビジネス習慣では「○日14時にお伺いしたいのですがいかがでしょうか」と聞く。1発で面会日時を決めるのがスピード応対なのだ。

 私は不動産屋にイライラしたが、ジッと我慢した。「目黒区鷹番の私所有のアパート管理をやってくれるまで漕ぎ着ければいいのだ。それまでは我慢の連続でもいい」。

 当社の営業がお客様から好感をもって見られる理由はスピード応対にある。問題が完了するまでの時間が他社より遥かに短いのだ。お客様はイライラしなくても済む。「多少高くてもいい。お宅に発注しよう」となる。

 スピード応対によっていくらでも売上を増やすことができる。売上が頭打ちになったら、さらに時間短縮をやればいい。・

月1回六本木に降り立つ

 港区六本木で夕、月1回会合があり界隈を歩く。いいものだ。ゴチャゴチャしたいつもの光景だがその中に立つと妙な安堵感がある。「この街に立てば時代に遅れないだろう」。自宅近くの品川駅高輪口のバス停から40分揺られての時間もいい。東京のど真ん中を突き抜けている。

 9/14 はスーパーホテルの会長(80)の講演だった。気分が良かったせいかいつもはジュースだが本日はビール小瓶2本飲んだ。会場では35歳の女社長と名刺交換した。またバスに揺られて20時前に帰宅した。

ルーターを換えて気分一新

 私の住まいのネットワークはケーブルテレビのJコムの回線に乗っかっている。パソコンが動かなくなるとJコムを呼ぶ。9/13 パソコンがネットワークに繋がらくなってしまった。困った私はJコムを呼んだ。窓際の床に置いておいたルーターが壊れたらしい。

 私の部屋は7階建ての7階にあり広い窓だらけで東西南北に窓があるという不思議な設計だ。おまけに私はカーテンを閉める生活習慣がない。日当たりがよく天気のいい日は窓際は50℃ぐらいになる。この直射日光にさらされ続けた結果の機器故障だ。

 来た気持ちのいいJコム技術者は手際よく2台の機器を交換し場所を日陰に移してくれた。Jコムは設置・修理はすべて外注だという。「外注がやった方が安上がりだし、技術も確かだ」と私は余計な注釈を加えた。「うちの事務所は三田通りの春日旅館の近くです」「春日旅館の近くでうちは印刷業を事務所を借りて商売していたのだよ」と私。

 「これでパソコンは問題なく動きました。ついでにJコムチャンネルを検査したが問題ありません。機器の交換代は無料です」技術者は太鼓判を押してくれた。ネットワーク機器は日陰でしかるべきランプがキチンと点滅している。「これで完璧だ」私は大いなる満足を得た。

新規表に手を加えた

 段ボール製箱会社と印刷会社2社の新規お客様を増やすための(営業)新規(開拓)表を整理整頓した。

 エクセルでの表づくりのポイントは 

①文字数を減らす 

②罫線は目立たない2種に絞る 

③数字中心の見易い表にする

 表が分かりやすくなると社員がメキメキと働くようになる。理由は①自分の成果が分かる ②他社員との比較が明確になるーからだ。

 大声で「もっと真面目にやれ」と叫ばなくてもいい。表をコチョコチョと作り替えるだけで怠け者が勤勉社員になる。

勢力交代する印刷業界

 印刷機メーカーが主催する箱根1泊ゴルフ会に参加した。同社の機械を愛用している全国の印刷会社20社が参加した。

 参加社全体の空気として感じられたのは「これからの印刷マーケットがどうなるか分からない」―という迷いであった。ある中堅老舗会社の会長が「お宅はこれからも印刷業をやって行くつもりか」と聞いてきた。この問い掛けには驚いた。私は「マーケットに合わせて営業品目を変えてやって行く」と応えた。

印刷業界は①②の順で20年単位で流行があった。

① 40年前、オフ輪台数の増加=現在全国で1,400台有るが、500台で適正ともいわれている。一旦設備してしまうと後戻りが難しい。

② 20年前、UVオフセット機が印刷機の主流になった=印刷物の速乾性が魅力で「我も我も」とUVに移行した。 だが材料コストが従来の油性印刷機の3倍かかる。当初は「材料代は油性並みに下がる」と見ていたが、熱照射でゴムローラーの傷みが激しくなるなど必要費用が増えることもあり材料コストは下がらなかった。最近は油性機に戻す動きが出てきている。

 当社は①②双方の流行に乗らなかった。もし一旦設備してしまっていたら、私だったら①オフ輪工場の閉鎖 ②UV機の売却をやる。見切り千両だ。

 てなことで億単位の設備投資をしてしまった会社は元気がなくなり、自己資本比率90%の当社は変わらず元気だ。「リコーのデジタル印刷機を500万円で買った」と言ったら他社は「そんなにデジタルの仕事あるの」と驚いていた。

 マーケットに合わせることに腐心し、最初は外注さんに作ってもらうべきだ。余程のことがない限り億単位の設備購入に耕は行かない。

 業界の集まりで、私の声は年ごとに大きくなっている。

ゴム部品交換は大事

 印刷会社の折り機機長ののミャンマー人が9/8、メーカーのホリゾン技術者を呼んで紙を送る7本のゴムベルトの交換をしていた。ゴムは劣化するので定期交換が必要だ。

 私が通勤用に乗っている自転車は3年ごとにタイヤを交換している。安全のためだ。自動車のタイヤも同様だ。ともかくゴム部品の交換はマメにやることだ。

 ゴム劣化の要素は①オゾン②油③気温④水―があげられているが目視で判断できる。費用を惜しんではいけない。

 ゴム部品が正常に機能すれば人の心も軽快になる。

みずほダイレクトの機能を習得

 ネットバンキングの利用法を板橋区の支店お客さまサービス課の女次長に店頭で教わった。公共料金振込、為替取引など10項の利用法があったが私が使えるのは振込ぐらいだった。それでもみずほがうたうインターネットバンキングの全体像が分かった。

 知ってみると「その程度の機能か」と思うが全体の姿を習得した充実感が湧く。「1つ完了」。これが何とも言えない喜びなのだ。

 些細な項目を「1つ完了」「1つ完了」で生活できれば老後は面白くなる。

会社はビジネスモデルで決まる

 例えば印刷業の当社

①仲間(下請け)仕事はやらない。新規開拓で直請けお客様を増やす。

②優秀外注さんを増やす。支払い=20日締め月末振込

③設備投資は抑える。旧い設備を使い続ける。資金=いらない。

こんなモデルで商売している。結論は「楽だ」。あまり苦労が発生しない。

 ①で仲間仕事をやると単価を決められない。量も同業者次第。自社でコントロールできないから改善の手を打てない。

 一方、直請けであれば「仕事がなくなったら他からとってこい」「伸びるお客様と付き合え」「品質とサービスで勝負しろ」「モタモタするな」と発破をかけていればいい。楽だ。