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高齢社長の仕合わせな日々 265 | 2023年8月23日

メールは読まない。電話は聞く

 私は電話中心の生活をしている。着電があればすぐ返電、正体不明者からの電話にも返電をしている。返電は事態がよく分かるのと問題解決が早いので便利だ。

 メール中心の人達とはペースが合わない。事態が理解できないことが多い。

 8/22も静岡銀行(静銀)のコンサルと静岡県内で会う約束をしていた。ところが来ない。コンサルは「メールを送った」というが、意味不明の文章で、こちらはまともに読んでいない。私の携帯の電話番号もお知らせしていた。

 来ない理由は①私の普通預金が法人でないから②相談のテーマが不明確だからーとかだった。「何故電話してこないのか。テーマは電話でいくらでも確認できるではないか」と本人に言ったが50代の静銀コンサルはコンサルしない理由を長々としゃべる。

 「コンサルが相談者と会いたくなければ商売にならないだろう」と言ったが暖簾に腕押しだった。「あんた、静銀を退職しなさい」が私の結論だった。

 静岡県から帰宅すると、コンサルの上司が持ってきた菓子折りと名刺がドアの前に置いてあった。上司は「お詫びに」と私からの電話の後すぐ静岡から品川の私の自宅に来たのだ。上司の誠意は理解したが、コンサル本人の処分をすべきだ。

 メールだけの人間は会話しないでビジネスをやろうとする。これは会社として絶対禁止すべきである。

高齢社長の仕合わせな日々 264 | 2023年8月23日

ポイントはビジネスモデル

 ベンチャーのビジネスモデルを理解するのは大変だ。AI、ORなどの説明から言われると皆目外枠さえも見えない。

 要は「何で儲けるか」である。社長からゆっくり1時間ほどかけて話を聞かないと分からない。

 先週、不動産をフランチャイズで売買する会社の集会に出た。60人が狭い飲み屋でピザを食べながら酒を飲む会だ。ほとんどがフランチャイジー(加盟者)でフランチャイザー(加盟店本部)が対等の関係にある加盟者と良好な関係を持つための飲食会だ。会費は3,000円でフランクな会という印象だ。

 分からないのは加盟者がどうやって物件を集めるかだ。「月によって収入はとんでもなく差がある」「加盟者になっても食べられないので他でアルバイトしている」。

 加盟者を生かさず殺さず希望を持たせて運用するのが加盟店本部の腕らしい。

 3人の加盟者に根ほり葉ほり聞いてみたが、結局分からなかった。参加者は皆元気だ。なんで元気なのか分からない。不動産業界なので次からは参加しない。

高齢社長の仕合わせな日々 263 | 2023年8月23日

演者の○✖は時間通り終わるかで決まる

 作家の安部龍太郎さんの講演会が静岡市市民会館大ホールで開かれた。テーマは「徳川家康の生き方」である。NHK大河ドラマでは「どうする家康」をやっており、静岡市内の目抜き通りには「どうする家康」の垂れ幕があちこちに下がっている。私はこの後講釈的ドラマは見ないし家康にもいささかうんざりしている。

 安部さんの講演は14:30に始まり16:00に終わる予定だった。家康に興味のない私は講演中は眠っていた。「ハッ」と気づいて目を醒ますと広い会場のデジタル時計は丁度16:00を指していた。と同時に「これで私の話は終わります」と言って安部さんは演壇を後にした。

 見事な終わり方である。講演内容はほとんど記憶にない。しかし、この終わり方に安部さんの品格を感じた。

 「話は戸をバタンと閉めるように終われ」と言われている。将に安部さんはバタンと閉めて姿を消した。私には快感が残った。

高齢社長の仕合わせな日々 262 | 2023年8月18日

ロールスロイスの夢

 ホテル・ニューオータニの弁慶橋からの入り口にロールスロイスのショールームがあった。余りの豪華さに中に入って販売会社コーンズの女社員の説明を受けた。ここにある10台はすべて中古車という。価格は2,200万円~6,700万円。新車を買いたければ発注してイギリスで作るという。最新モデルだと1億円はする。

 「こんなにデカイと駐車に困るでしょう」「運転手がいますから」「2人乗りのスポーツタイプはどうするのか」「それはケースバイケースで」とはっきりしない。

 昔茨城県の潮来CCに通っていたころ、ゴルフ場社長の糸山英太郎さんはロールスロイスでゴルフに来ていた。ところがベンツに代わった。理由は「あの車は目立っちゃっていけねー」だった。

 兎も角使い勝手の悪い車だ。私は10台の車を見てそれぞれの後部座席に座った夢を見た。

高齢社長の仕合わせな日々 261 | 2023年8月18日

ベトナム女デザイナー(28)と会話弾む

 新幹線が台風7号で運休のため熱海から東海道線に乗った。隣の女が「この電車、東京駅に行きますか」と聞いてきた。仙台の印刷会社に勤めているという。それから話は盛り上がり私は名刺を渡してしまった。

 ホーチミン市(昔のサイゴン)の北隣の町出身だ。8人兄弟の7番目で伊豆の国市のホテルに勤めている妹を訪ねての帰りという。彼女は一方的に喋ったのではなく、私の質問に正直に応えてくれたのだ。

 向かいの椅子に座っている乗客には私たちは一緒に旅行している男女に見えたことだろう。私は品川で先に降りたが飽きることのない電車行だった。

高齢社長の仕合わせな日々 260 | 2023年8月17日

大日本印刷が目指す4商品

  1. リチウムイオン電池用バッテリーパウチ
  2. 用光学フイルム
  3. 有機ELディスプレイ製造用メタルマスク
  4. 写真プリント用昇華型熱転写記録材

 ひっくるめて言えば「工業用部材製造業」に転換して行くということだ。従来のオセット印刷機で紙に印刷する商品は消えている。

 北島義斉(よしなり、58歳。5年前に社長就任)さんの方針だろうが、今の義斉さんの使命は株価の維持と1万人余の社員を食べさせて行くことだ。

 そのための方針と実行であるならば私たちは否定できない。しかし「どういう会社になりたいのか」が分からない。「工業用部材製造業に変身して行く」では何となく格好悪い。

高齢社長の仕合わせな日々 259 | 2023年8月15日

PC 切ると聞こえるポケットラジオ

 ラジオ体操を聞くため6:30にポケットラジオ(PR)の電源を入れるが聞こえない。凄い雑音でかすかに聞こえる体操のメロディで体を動かしていた。

 昨日、PC(パソコン電源)を入れる前にPRスイッチONしたらNHKが鮮明に聞こえた。「なーんだ、PCの電波がPRを邪魔していたのか」と分かった。これでPRを廃棄しないで済んだ。これからも使える。

 ちょっとした気づきは生活を明るくする。生きる張合いを与えてくれる。大変な特効薬だ。気づきを与えてもらうには「前提条件を変えていろいろやってみる」ことだ。

高齢社長の仕合わせな日々 258 | 2023年8月13日

膨らむ耕工場労務費

 7月の耕損益表を見ると耕工場労務費が単月で300万円、率にして15%増である。由々しき事態である。

販管費の人件費は25万円増で穏当な増である。

 工場課長にすぐ手を打たせる。

高齢社長の仕合わせな日々 257 | 2023年8月10日

オンデマンド印刷売上比率が急上昇

 印刷業者は今、印刷手法の違う①オフセット印刷、②オンデマンド印刷の2つの印刷機を使っている。

 従来主流のオフセットは注文が激減している。オンデマンドは少しずつだが売上を増やしている。耕のオンデマンド比率は、前年は3%だったのが今年は10%と急激に増えた。

 耕にとってどちらの印刷機で印刷してもいいのだ。付帯する加工がどんなものであろうとオフかオンデで生産工程は区別する。

 過去、印刷技術は高精細印刷、FM印刷などが出て「新しい技術」として迎い入れられたが流行の波は直ぐに静まってしまった。オフという範疇の中での新技術であった。

 しかし、オフの受注減は確実に続くし、オンデの売上増は微数ながらも続く。そんな前提条件のもとに細かい施策を実行していけばいい。楽なものである。

高齢社長の仕合わせな日々 256 | 2023年8月8日

スーパーのカード独力で設定

 五反田のスーパーのポイントを貯められるカードの設定に挑戦した。QRコードから入るがどうも上手く行かない。1週やり続けてやっと終わった。それなりの達成感はあった。 

 ITは自分でやらないとダメだ。苦労して自力で完了すれば習得したことになる。他人が手際よくやるのを眺めていても何も得られない。

 スマホが好例だ。アドバイザーに2週に1回レッスンを受けているが反復操作しないからなかなか身に付かない。

 「IT は自分でやり切る」を前提にする。

高齢社長の仕合わせな日々 255 | 2023年8月6日

3S箇所示すと完璧に終わらす管理課

 耕管理課の3S大会のbefore―afterは毎月ラックの中身の並べ替えだった。余りに芸がないので成瀬課長代行に①壁側の本棚のもの半分、30ほど小引き出しのある収納事務用品を半分にするようお願いした。

 驚いたことに4時間後には2か所の捨てる作業は完了、本棚、30の小引き出しはスカスカになっていた。全員で捨てる作業をやったという。管理課員の機動力に私は2の句を告げられなかった。

 管理課員は気が付かなかっただけだ。一旦「ここをやる」となったら手際よく3Sをやる集団なのだ。

高齢社長の仕合わせな日々 254 | 2023年8月4日

日本製紙が物流改善

 倉庫配置、保管見直し、トラック待機削減に日本製紙が乗り出す―という日刊工業紙の記事があった。言うまでもなく物流改革は重要な改革である。できれば1年中連続して改革しなくてはならない重要事項だ。

 日々改革すると新しい状況が見えてくる。そのうえでまた新しい改革を上乗せしていくと急激に効果が出てくる。

 不合理な物流ほど無駄なものはない。ドライバーは決められたルールの下に日頃のルーチン運送をやっている。無駄と思っても改革できない。全社挙げて物流改革に臨めば利益はうなぎ登りに増える。

 王子製紙に比べ利益出しはかなり遅れている日本製紙だが物流改革を機に利益を増やす日本製紙に変貌していくかもしれない。

高齢社長の仕合わせな日々 253 | 2023年8月2日

虎ノ門ヒルズ超えた上海オフィス

 ジェイコムのアジドラで放送されている中国現代ドラマ「可愛い秘書には野望がある」を見ている。面白い。投資会社で働く女の物語だ。

 上海万博2010年の時1度だけ上海に行ったが、当時目についた傾いた密集民家の映像は出ない。とんでもなく洗練された高層ビル街だけが舞台だ。

 登場人物はロールスロイスに乗っている。社長室はガラス張りで耕営業部位有る。あくまでドラマであるが中国への認識を変えざるを得ない。

 登場する役者と脚本がいいからつい見てしまう。夏の夜の小さな楽しみだ。

高齢社長の仕合わせな日々 252 | 2023年8月2日

夏はカレーに限る

 このところカレーばかり食べている。14億2,860万人のインド人が食べているのだから間違いない食べ物だ。スープカレーのイギリスカレー、甘い香料の入ったものは苦手だ。

 ナンも好きだ。千切りながら小麦の香りを嗅いでいると異国情緒が湧いてくる。

 よく行くのは神田駅北口歩いて6分の所にあるジンギスカン料理のヤマダモンゴルの700円カレー、チェーン展開しているターリー屋(目黒店)のカレーだ。

高齢社長の仕合わせな日々 251 | 2023年8月1日

酒は百害あって1利なし

 7/22(土)の日経に載っていた。 

 「適度の酒量は健康にいい」と言われてきたが、最近はそれを打ち消す研究結果が多く出てきた。結論としては「酒は1滴でも体に害を及ぼす」である。

 記事によれば、ガン、心蔵疾患、脳血管障害あらゆる重大な病気は酒が原因で発症する。日本人の5%は酒を全く飲めないという。この人たちこそ最善だそうだ。

 長年私は「酒は体にいいはずない」と思ってきただけに、自分の予想を裏付ける記事に「ホッ」としている。

 しかし実際、私は4日に1回はサッポロビール中瓶かウイスキィーの水割りを飲んでいる。自己責任である。この生活習慣でどうなるかは本人も分からない。体の調子がいい時は笑顔で飲酒するだけである。

高齢社長の仕合わせな日々 250 | 2023年7月29日

天ぷら、肉を食べなくなった

 75という歳のせいか天ぷら、肉料理を食べなくなった。本人は「脂っこいもの食べなくなって、これ幸い」と思っている。

 年を取ったら野菜を食べていればいい。かと言って野菜の摂取量が増えている訳ではない。

 毎日、蕎麦とパンと牛乳だけは十二分に食べている。好きだから食べているのだ。

高齢社長の仕合わせな日々 249 | 2023年7月27日

モリサワ会に初参加

 フォント(書体)メーカーのモリサワの懇親会に7/26初めて参加した。耕ではモリサワとフォント使用の契約を結んでいる。1ライセンス39,000円×10PC=年39万円。王耕の名刺、HPのフォントは見易いモリサワ「RGゴ」を使っている。

 60人ほどの参加者はいずれも文章印刷の匂いのする人たちで懐かしくもあり話はいくらでも広がった。

 森澤彰彦社長の話では①フォントは年に200件新しいのを作っている。②世界170言語のフォントを流している。使用者からフォント使用料を取る商売だが、儲かる立派なビジネスモデルである。

 例によって言いたいことを言ってサッポロビールをガブガブ飲んで、とても愉快な晩であった。

高齢社長の仕合わせな日々 248 | 2023年7月25日

手足より頭を使え

 人間とはつくづく面白い動物だ。1つの事をやり続けていると学習効果を生み出す。世に言う「習うより慣れろ」だ。

 これにアイデアがプラスされると効率は飛躍的にUPする。慣れによるUPどころではない。かかる時間は半分、4分の1、10分の1-と桁違いに短縮される。

 それが人間だから恐ろしい。他の動物では太刀打ちできない。

 折角人間に生まれたのだからアイデアで生きていくのも1つの手である。「10分の1の労力でできないか」「「10分の1の労力でできないか」と世間を彷徨(さまよ)ってみようではないか。

高齢社長の仕合わせな日々 247 | 2023年7月25日

ゴム部品更新、明和さんに頼む

 工業用ゴム製品製造業の明和ゴム工業㈱さん(大田区、評点60)はオフセット印刷機メーカーの3分の1の価格でゴムローラーを再生してくれる。安武印刷課課長が発見してくれた。

 ゴム部品は重要である。4輪車・自転車のタイヤ、機械の接着面に使われている。ゴムさえ新品で正常に機能されていれば生産品も確実に良品ができる。このためにゴム交換の頻度を増やすという方法がある。

 王耕共にゴム接着面の多い設備がかなりある。王製函機にも数か所。耕CTP、折り機にもある。すべて明和さんに頻繁にゴム更新をしてもらうという手がある。

 今回の明和ゴム工業さんとの新規取引は王耕製品の品質向上に大いに貢献することになるだろう。

高齢社長の仕合わせな日々 246 | 2023年7月23日

連日サッポロビール中瓶で体調不良

 サッポロビール黒ラベルは1番美味しいと思っているから3日連続して飲んだらたちまちおかしくなってしまった。ノドが変に渇き、情緒が不安定になってきた。これはまずい。これから1週間酒を飲まなければ元に戻るはずだ。

 こんなことを繰り返している。ちょっとでも酒が過ぎると警鐘が鳴る。実に都合のいい体質だ。2018年、88歳で死去した酒がダメだったオヤジの体質を受け継いでいる。

 大酒飲みはダメだ。体を壊すし寿命も短い。

高齢社長の仕合わせな日々 245 | 2023年7月21日

銀行懇親会は楽しい

 みずほ銀行五反田支店の取引先懇親会がホテルで開かれた。4年振りとあって私は体調を整え満を持して参加した。

 昔の知っている人は5人ほどだった。それでも懐かしく言いたいことを言って愉快な時間を過ごした。

 感じたことは経営者の世代交代が進んでいることだ。「2年前社長になりました」という男には「社長は面白くやるものだ。社長が辛かったらサッサと交代した方がいいよ」「そんなことはない。頑張ります」「それなら好きなようにやれよ」。

 無責任な会話をビールを飲みながらやって私はますます好調だった。

高齢社長の仕合わせな日々 244 | 2023年7月20日

トラック配送のほとんどはオンデマンド印刷物

 耕管理課から外注さんへの見本10封筒を持って4tトラックドライバーの竹内さんは「これほとんどがオンデマンド印刷」と肩を落とす。

 急激に減るオフセット印刷の中で私は何で印刷しようが構わない。マーケットの要求するままの生産設備で作って行くだけだ。

 一方、オフセット印刷の自主保全が着実に進んでいる。①ローラー交換 ②ニップ調整 ③水の補充―この3点をやって行くだけで良品生産ができる。機長もポイントを心得ているから不良発生はない。

 マーケットは縮小するが印刷生産物の品質はますます安定してきた。こんな快感はない。何故なら耕文社は印刷会社なのです。

高齢社長の仕合わせな日々 243 | 2023年7月18日

電話かけるのを倍増させる

 懇親会に参加して交換した名刺はほとんどがゴミ箱の中である。これを改善する。再度お話を聞きたいと思った人には私からTELして面会を求めることをやってみたい。

 先方が「会いたくない」と言ったらそれでお終い。このところの会合で再度会ってみたい人が2人いた。自らベンチャー企業を始めようとしている母校の工学部の教授と都民ファーストの会幹事長代理の女都議だ。

 私の方から「電話をしたい」と思ったきっかけは話が面白そうだからだ。場合によってはこちらから何らかの提案をしてもいい。あくまでゲーム感覚だ。丁と出るか半と出るかの乾坤一擲の勝負ではない。ただのゲームなのだ。

 私はスマホでもショートメールはやらない。直接電話で声を聴きながら話をするとその人の気持ちが伝わってくる。そこが面白い。

高齢社長の仕合わせな日々 242 | 2023年7月15日

4年振りの大森中金会

 商工中金大森支店の総会が7/13(木)グランドプリンスホテル高輪で開かれた。

 気分が浮かれていたせいか初めから「飲みたい」と思った。前日の公庫営業1部の懇親会ではジュースだけだった。

 1人孤独に立っている人に「あんた、お仕事何」と声を掛け適当に雑談を交わす。これが愉快なのだ。こういう会に出席できるだけでありがたい。

高齢社長の仕合わせな日々 241 | 2023年7月14日

面白さない公庫会合

 日本政策金融公庫営業1部の会合に出席した。あまり面白くなかった。ニュースが無いのだ。

 公庫から借金をしていることで誇りを持っている中小企業主ばかりだ。借りる金に色がついている訳ではない。 

 それに借金する方に華やかさがない。「公庫からの資金で新しいベンチャーを始める」といった話が出るわけではない。

 「公庫の会合に出るのも考えるか」とチラリと思った。

高齢社長の仕合わせな日々 240 | 2023年7月13日

耕法人税1,198万円を納税

 ㈱耕文社は5/20決算で消費税939万円、都税654万円などオヨソ3,000万円を7/11納税した。王は都税、消費税だけだ。これで1件落着である。

 これからは新しい年の目標に向かって前進するのみだ。目標は王売上≂年300億円、耕は30億円である。

高齢社長の仕合わせな日々 239 | 2023年7月11日

早めに判断できる女社員

 ここ10か月で王耕に7人の女社員が入ってきた。新卒2人に中途採用5人だ。

 概観して言えることは「女は物事の白黒の判断が早い」である。結論が早いから始める動作は分かり易い。その点男社員はスタート前に「あーでもない。こーでもない」というが本人の結論が出てこない。結論がなかなか出せない男社員に付き合っているのが面倒になった。

 ひどい時は男社員をなだめながら実行させている。こんな連中と付き合っていたらこっちが病気になってしまう。

 女社員が増強されるたびに「頼りがいある社員がまた1人増えた」と思ってしまう。

 私の満75歳の抱負は「王を売上300億円、耕を30億円にする」ことだ。女社員はこの売上目標実現のために活躍してくれるだろう。男社員に期待する予定はない。

高齢社長の仕合わせな日々 238 | 2023年7月10日

裸足で立って決算報告した

 7/7(七夕)の耕文社決算報告会は気持ち良かった。報告書を組み上げてくれた張本人の岩本由美総務課主任が休みだったので急遽私が報告することにした。

 マイクを持って草履をはいていると足指の踏ん張りがきかない。途中から裸足でPタイルに立つとひんやりして気持ちいい。更に指先の踏ん張りも効いて体が安定した。

 皆さんにお知らせしたいことをジックリ焦点を押さえてしゃべることができた。報告会とはいえ半分は貸借対照表と損益計算書の仕組みの会計上説明だった。

 今回初めてやったことは「参加者全員が質問する」という形式だ。一通り報告が終わった後、左端から順番に質問に立った。まごまごしている社員は少なく、それぞれが「聞きたいことを聞いてきた」という感じだった。答える方も「分かりません」では済まない。なるべく具体例を出しながら答えるようにした。

 振り返れば「面白い決算報告会であった」。何よりも私が浮かれ、しゃべりがいのある会であった。

高齢社長の仕合わせな日々 237 | 2023年7月7日

段ボール箱の刷り色は18色

 全国段ボール連合会と全国紙器及び印刷インキ工業会は2024.4から段ボール用インキを標準色18色に集約する。

 この他補整色32色と特煉色があったがこの2種インキの生産量は全体の24%であった。

 この2種インキを止めて標準色18色に集約することでCO₂排出量の削減と段ボール印刷に関わる無駄が大幅に削減される。

 いいことづくめの18色集約に王製函課も便乗して効率UP を図る。

高齢社長の仕合わせな日々 236 | 2023年7月7日

衰退する固形物配信

 米国法人のチェーンコアが1曲1,551円で185ヵ国配信サービスをやっている。

 無名のアーチスト(歌手)はチェーンコアに載せて1発当たれば大アーチストになれる。曲を探す方も、例えば清涼飲料水の広告音楽を探していれば、チェーンコアから最適の楽曲を選べる。

 レコード、CDの楽曲の固形物販売は衰退しCD売上は98年ピーク時の20%だ。通信の簡便さに移行している現実だ。

 日経MJの6/23 記事の受け売りだが、王耕は ①段ボール箱 ②パッケージ ③シール ④手提げ袋 ⑤カレンダーの5品目の固形販促物の製造が本業である。

 さてどうするか。A、通信事業に手を出すか B、固形販促に通信を融合させるか。アイデアの出し所である。

高齢社長の仕合わせな日々 235 | 2023年7月6日

「見本作ってくれたのは初めて」

 王子段ボール、営業部1課の山崎優介さんの7/4伝言板によると、和光市の塗装卸売業のタケダ化成品様に見本1点と6.2万円の見積りを提出したら「段ボール箱の見本をもらったのは初めて」と言われた。

 お客様にとっては新鮮な驚きだったろう。見本1つでこんなに喜んでくだされば営業冥利に尽きる。私もその時のお客様の顔を見たかった。

 耕文社営業部の稲嶺裕喜さんの言う「お客様にプラスαの感動を与える営業こそ有能な営業パーソンである」。男も女も関係ない。

 「お客様の顔色が変わるところを見てみたい」。こんな風に営業をやっていると仕事ではなくゲームである。どんなに残業しても疲れない。

高齢社長の仕合わせな日々 234 | 2023年7月4日

西新井法人会旅行に参加

 1泊2日で宿泊先は福島県石川郡の母畑(ぼばた)温泉の八幡屋(やはたや)。過去には「プロが選ぶおもてなしの旅館」で金賞を取ったことがある。

 4年前同法人会の旅行も八幡屋だった。4年前はバス10台を連ねた400人だったが今回はバス5台133人の参加者であった。王子のある新田は私1人だった。1人「よそ者」ながらも会話は弾んだ。初対面の人との会話は愉快だ。

 土産物店での皆さんの爆買いには驚いた。名物と言われる饅頭セットを5箱、10箱と買っていた。西新井は景気がいいのである。

 2日目に立ち寄った石岡市の「いばらきフラワーパーク」は良かった。バラの花はしぼんでいたが香りが会場中に漂い実にいい気分になった。「また来たい」と思った。

 法人会の人たちは皆独立して商売をしている。出ガネ・入リガネを自分でやっている人たちだ。サラリーマンとは違う。

高齢社長の仕合わせな日々 233 | 2023年7月4日

比重増す物流産業

 古くから運送業と言われてきた物流が産業の中で重要度を増している。神奈川県内の物流業者は2,000社を超す。

 「これから大日本印刷は何をやるのか」と見ていたら「フィリピンで小規模店舗向けの低温配送網」の同社社員の論文がロジスティック雑誌に載っていた。オフセット印刷のマーケット縮小と同時に大日本さんはあらゆる産業の隙間で売上のネタを探しているようだ。

 最近の傾向で低温倉庫・物流が新しい産業として注目を集めている。冷凍食品の普及がその原因である。

 一方、物流費用の節減が大きなテーマとなっている。新幹線で貨物を運ぶ案も登場している。いずれも世の中の変化に合わせてシステムの変更があらゆる局面で発生する。アイデア勝負である。

高齢社長の仕合わせな日々 232 | 2023年7月1日

氷イチゴとクリームソーダ

 日本橋の喫茶店「東洋」で表題の2つを注文し、その上冷たい水をガブガブ飲んだ。気温30°Cの中、このメニューが1番だ。

 1,100円の代金を払いながらマネージャーに「足が疲れているのか、人生に疲れているのか分からなくなった」と言ったらMは真面目な顔で「両方じゃないですか」と言った。「バカヤロウ、なんちゅうことを言うんだ」と言って私は店を出た。

高齢社長の仕合わせな日々 231 | 2023年6月30日

10:30外出義務付ける 耕営業

 古手の営業は午前中社内にいることがある。これではどうにもならない。社内でパソコンに向かっていれば仕事をしていると思っているのだ。

 今後10:30までに外出することを義務付ける。営業とはお客様と面談してナンボの商売なのだ。

高齢社長の仕合わせな日々 230 | 2023年6月28日

オフセット印刷から脱却できない「印刷情報」

 印刷出版研究所発行の印刷情報を読んでいて相も変わらずの「用紙+オフセット印刷」の内容にうんざりしている。主たる営業品目を変更しないで「これからも紙への印刷は残る」と言っても説得力はない。

 縮小するマーケットに解説を加える雑誌とはおさらばすべきだ。 「印刷情報」に価値があるとすれば昔からの同業者の動向を知るには便利だ

高齢社長の仕合わせな日々 229 | 2023年6月28日

1日の達成は○、未達は✖

 1日の目標件数は①耕文社が見本提出6件、②王子段ボールは10。③王新版14、④シート発注平米1.8万、⑤受注件数60、⑥丸投げ10-と目標が決められている。

 全員メールの表題に達成は○、未達は✖を6/26から付けるようにした。数値の達成か未達だから中間のあやふやな結論はない。スポーツ競技のように明快だ。

 王耕の強みは見本戦術である。お客様が想定している形状見本を60分内にお持ちする。お客様は抽象的に考えていたものが急に目の前に提出されれば驚く。

 繁々と見て抽象的考えがみるみる具体的形状として明らかになる。お客様にとってこんなありがたいことはない。ご自身の思う最終形が決められるからだ。

 見本60分内提出は王耕のとてつもない魅力になる。だから○✖検証を始めた。

高齢社長の仕合わせな日々 228 | 2023年6月26日

ゴルフ場ロッカーに名刺を保管

 ゴルフ場は私にとって便利な社交の場である。

 1人で行く。ゴルフ場で組み合わせてもらった3人と廻る。当然初対面の人が多い。歩いているうちに互いに自己開示をしているうちに大体その人の輪郭が分かってくる。

 「私(75)品川駅の近くに住んでいます」「私(82)は目黒区碑文谷です」「私目黒6中を優秀な成績で卒業しました」「私は7中です」。こんな具合だ。

 風呂から上がって再度顔を合わせたら名刺を渡すことにした。そのため名刺をロッカーに保管しておけば何時でも手渡せる。私の名刺などは駅前で配っているティッシュと同じだ。闇雲に配るものだ。

 6/25(日)は1枚配った。

高齢社長の仕合わせな日々 227 | 2023年6月23日

驚くべきザパック㈱の底力

 大阪市の上場会社ザパック(TDB評点67)の第1四半期売上は前年比12%増の214億円であった。主業=角底紙袋製造業、従業=段ボール箱製造業で、丁度王耕一緒にした営業品目をやっている会社だ。王耕が目指す会社だ。相手にとって不足はない。

 恐ろしいほどのスピード応対を王耕がやっていればザパックを超えることができる。

 超えるためのやるべきポイントは2つだ

  1. 新規表(担当:中野)の徹底活用
  2. 見本戦術(担当:富吉、営業))の徹底-である。

高齢社長の仕合わせな日々 226 | 2023年6月23日

耕新規表を第2の表舞台に出す

 耕文社売上増戦術の「1日6件見本提出「」に次ぐ第2弾は「新規表(担当:中野)を使っての厳しい検証」である。

 前提条件は「王耕営業部員は全員が半期に1件は新規を獲る」である。半期新規ゼロは10万円の罰金を科す。

 マーケット縮小に伴って総生産額が減少を続けている印刷業界だが,何故か耕は生き残っている。さらに将来の展望もはっきりしている。「4商品で売上を増やす」である。

 根底にあるのは「新規開拓をやってこその営業部員」という風土が定着しているからだ。ルート営業しかできない社員はいずれ営業部から出て行ってもらう。

 新規表の特徴は、とった新規の売上を1年過ぎても逐一プラスしていくフォーマットになっていることだ。。初年度の売上が10万円でも2年目が200万円になれば大変な成果である。3年目に300万円になれば万々歳である。こういう経過が分かるようにした。

高齢社長の仕合わせな日々 225 | 2023年6月21日

今日(6/21)は夏至

 1年で1番昼の長い日だ。

 もっとも嬉しい日だ。長い日中時間を利用して遠出をしよう。

高齢社長の仕合わせな日々 224 | 2023年6月19日

見本提出件数を表舞台に出す

 ㈱耕文社の4商品売上UPの基本戦略は見本提出である。

 お客様がイメージできないものを見本提出によって具体的形状のたたき台ができる。たたき台を第1見本としてお客様が手を加えていけば次の完成品作りは早い。

 この間の動作が6日掛っていたら見本のスピード提出によって3日で完了する。このスピードが担当者様にとって最上の魅力になる。課せられた仕事が当初予定していた日数の半分で完了してしまうからだ。

 見本づくり担当の富吉さんの1日の制作目標は6件だった。耕営業だけで1日6件の見本を作りお客様に提出しなければならない。王子段ボール㈱からの依頼は件数に入れない。

 私は1日6件の目標を富吉さんが達成したかどうかを追いかけていく。

高齢社長の仕合わせな日々 223 | 2023年6月14日

インドカレーが好きで困った

 主原料が穀類、塩、水のナンで食べるインドカレーが好きだ。アジア人がやっているインド料理店で働いているのはほぼ全員がネパール人だ。

 ナンを千切ってカレーに浸けて食べると異国情緒を味わえる。看板の脇に「南インド料理」などと書いてあると心は踊る。香辛料がたくさん入ったカレーは栄養のバランスが取れた「完全食品」だそうだ。

 昼食で何を食べるか迷ったときはインドカレー店に入ってしまう。

高齢社長の仕合わせな日々 222 | 2023年6月13日

熱海銀座に喫茶店主72年間がいた

 「おれは特攻帰りだ。あんたは幾つだ」「75歳だ」「俺は94だ。特攻隊に志願したが終戦で帰ってきた。75じゃまだまだ小僧っ子だ」「初対面の客に言いたいことを言うね。でも94歳とは立派だ」と私。

 熱海市熱海銀座商店街の細い路地のフラッと入った喫茶店「ボンネット」のオヤジとの会話だ。ボンネットとはフランス婦人がかぶっていた帽子のこと。終戦後東京で見たフランス映画でボンネットの格好よさに「俺の店はボンネットにしよう」と決めたという。

 今まで「喫茶店を始めて54年」というのが最長新記録だったがまだ上がいた。「特攻から帰ってきて23歳からここで店をやっている。72年になる」と老店主。歩き方、姿勢も悪くはない。74歳の女房と2人でやっている。

 若い男の6人組には「5人以上は断っている」。「いい商売をしているね」と私。「人数が多いとやり切れない。無理をしないようにしている」。

 店を出る段になって手持ちの小銭10枚ほど出して500円のコーヒー代を払おうとモタモタしていたら「早くしろよ。俺だって忙しいんだ」。私はニヤニヤしながら店を出た。

高齢社長の仕合わせな日々 221 | 2023年6月11日

5/20決算 王売上25% 耕4.8%増

 2023.5.20決算が出た。業界の水準からみるとまずまずの結果であった。特に前年比7%減と低迷する段ボール業界にあって王子段ボールは前年比売上25%増と突出した成長を遂げた。

 これはスピード応対を徹底した王社員の行動の結果である。世の中に「出入りの業者がスピード応対して困った」という発注者はいない。スピード応対は王耕の絶対的な魅力なのだ。

 どうやってスピード応対を実現するかは本人の機転だ。例えば商談中にお客様の希望する形状の見本を形状デザイナーの富吉さんに送って、すぐ回答を返信してもらうのも1つの手だ。

 スピード応対で「ボールをお客様に投げておく」という姿勢があればいい。そのボールを使うか破棄するかはお客様の意思だ。どういう結論が出ようとも王耕はひたすら返球を待っていればいい。

高齢社長の仕合わせな日々 220 | 2023年6月8日

健全を装った詐欺まがい会社

 特徴は1つ

 契約書を交わし、丸印を押させる。

 予防方法は丸印を押す契約書は交わさないこと。もっと言えば近づかないことだ。

 大崎駅とつながったオフィスビルにあるA社はベンチャー企業にもろもろの支援をする会社だ。

 CさんがA社から出資を受けた500万円の株を買い戻そうとしたら7,000万円要求された。Cさんは「訴訟にする」というA社に泣く泣く7,000万円払ったという。

 A社のTDB評点は62点。外見は健全な優良会社を装っているが、やっていることはベンチャーから金を搾り取っている。A社の最後の手段は訴訟だ。

 かく言う私もヘッドハンティングのE社と契約を交わしたばっかりに180万円を昨年取られた。E社は私が依頼したヘッドハンティングは一切やらなかった。私が役職印を押したために180万円払えという高裁判決が出た。E社のTDB評点は52点だった。

 京橋の大きなビルに広大なオフィスを構えて外見はいいのだが、やっていることは詐欺まがいの行為をやっている。特に人材募集に詐欺まがい会社が多い。

高齢社長の仕合わせな日々 219 | 2023年6月7日

スピード応対さえやっていれば売上は増える

 これは私の不動の確信だ。お客様の要望に対し①見積りと②見本を驚くほどのスピードで提出する。これさえやっていれば売上は減らない。ある時を期して急激な増加に転じるだろう。

 お客様は自身の仕事を早く完了したいと思っている。これに応えてくれる外注がいたら手放さない。あるいは「王子段ボール・耕文社は自分の武器である」と考えてくれるようになるだろう。

高齢社長の仕合わせな日々 218 | 2023年6月6日

始動の切っ掛けは面白さ

 これを「やろうか、やるまいか」を考えた時、金銭的に無駄なことでも面白ければやる。面白いと思わなければやらない。これが私が行動を起こすときの判断基準だ。

 5月、静岡銀行大井町支店に個人口座を作った。母から相続した静岡県伊東市の未造成の土地110坪の固定資産税年間14万円を4期に分けて自動引き落としにするため指定銀行の1つが静銀だった。みずほ銀行は指定行に入っていなかった。

 「あえて伊東市の指示に従うのも面白い」と思ったから不要な口座を1つ作った。「土地は無料でお譲りする」と地元不動産屋数社に伝えてあるが「欲しい」という人は現れない。

 静銀の取引先になったことで①支店の懇親会に入る。②本店の行事に参加する―ことになるだろう。面白い展開になるよう静銀に積極的に働きかけていく。

高齢社長の仕合わせな日々 217 | 2023年6月4日

耕文社は修理で設備を使い切る会社

 3tトラックのエンジンが不調だ。当社の基本的考えはエンジンの部品を交換して3t車を使い切ることだ。1ヵ所壊れたからといって買い替える結論にはならない。

 ヨーロッパの住宅は150年もつという前提で住民は生活している。当然、リフォーム・修繕は小まめにやる。住んでいる高輪4のマンションは昭和のオリンピック(1964)にできたものだ。60年経って排水管が破け今パイプの交換中だ。排水ができるようになれば全く生活に支障はない。

 私の乗っているトヨタクラウンは平成2年(1990)購入だ。タクシー仕様だから余計な機能はない。窓は手回しハンドルで開閉する。1人で運転中は他の3か所の開閉はできない。しかし走行は順調だ。

 3㌧トラックは6月中には修理を完了する。

高齢社長の仕合わせな日々 216 | 2023年6月2日

賑わった西新井法人会の祝賀会

 日本でも有数の活発な活動を続けている西新井法人会の祝賀会に5/30に参加した。王子段ボールが加入しているからだが、品川法人会の参加者と場の空気は大差ない。   

 自分の力で会社を経営している人たちだ。TDBの評点は50点前後で優良とは言えないが元気な姿を見ていると私の気持ちも高揚してくる。

 西新井大師の名物の葛餅をお土産にもらい帰宅した

高齢社長の仕合わせな日々 215 | 2023年5月31日

全段連のゴルフ会から除外される

 全国段ボール連盟が愛知県三好CCで毎年やっているゴルフ会の案内が来なかった。

 「今年は人数を絞ってやる」という事務局の説明だ。参加すれば同伴者から段ボール業界のニュースが聞けて私には有益な会だった。当社が絞った人数の中に入らなかったのだから仕方がない。

 全段連の基準は段ボール原紙からシートを作る①コルゲーターを持っているところが大きい段ボール会社。②持っていない王のような会社は小さな所という。コルゲーターは1台20億円もする。

 前年比-7%と業界売上が縮小している中で王子段ボールは前期比25%増の売上を上げた。

 除外されたのだから「こん畜生」とばかりに今期もガンガン売上を上げてやろう。

高齢社長の仕合わせな日々 214 | 2023年5月30日

私はスイカ(西瓜)男

 5月下旬に入り俄かに忙しくなった。スイカが八百屋の店頭に並び始めたのだ。熊本産の5Lを愛車のトランクに載せてせっせと運んでいる。5Lを10日で食べ尽くす。

 購入する品川本通り商店街の八百屋「八百福」は元々社員食堂に野菜を大量に納品していた。だから世に言う「くず野菜」を大森市場で仕入れていた。曲がったキュウリ、小さなサツマイモなどスーパーではお目にかかれない面白い野菜がある。

 そういう店だから特別甘いスイカは期待できない。三浦、松本ハイランド産は旨いが八百福は「高いから仕入れない」。それ以外の産地でも新鮮で水分が大量にあれば満足だ。

 日が経つにつれ産地は倉吉、千葉、山形、青森と北に上がって行く。私は八百福に並んでいる物を「これくれ」と言って指さして買うだけだ。

高齢社長の仕合わせな日々 213 | 2023年5月30日

スマホのボタンを押しまくる

 おっかなびっくりでスマホのボタンを押せなかったが、最近になって「兎も角押してみる」に変わった。私の2023年年頭の「満75歳の抱負」5項のうちの第1番がスマホの習得だった。「兎も角押す」で習得が早まる予感がする。

 テレビのリモコンも同様だ。番組表の機能も先週で使えるようになった。大相撲の深夜ダイジェスト版を見たいがために不規則な放送開始時間が分かるようになった。

 押しまくることで小さな発見があり、それが体で覚えた習得に繋がった。

高齢社長の仕合わせな日々 212 | 2023年5月27日

サイゼリアの値段に驚く

 目黒区自由が丘の外食チェーンのサイゼリアに入った。学生服の客で満席。フリードリンクとイタリア料理が1,000円内で済む。

 何時間居てもいいという。学生たちは普通にノートやスマホを見ている。「こういう商売も有りか」と思った。

 私は「安さ追求」の商売はやりたくない。程々の値段で販売し、作る方は安さ追求したい。

高齢社長の仕合わせな日々 211 | 2023年5月26日

課方針が着々と決まる

 5/21から王子段ボール・耕文社の新しい期の始まりと同時に①目標②行動手順が決めなくてはならない。少し遅いが、決めるのも早いし実行も間髪を入れずだから①②は5/31までには、骨子を決定する。

 ポイントは骨子が分かり易く表現されているかだ。全社員の理解のもとにスタートしなければ実現は不可能だ。

 私は担当と何回も骨子試案の赤字入れのやり取りをして完成に持って行く。

高齢社長の仕合わせな日々 210 | 2023年5月25日

みずほの全国セミナーに初参加

 東京港区芝公園のプリンスパークタワーのやけに広い会場に全国のみずほ銀行取引先700人が集まり懇親会が5/23開かれた。耕の決済行の五反田支店からの出席は私1人だけだった。 

 オレンジジュース片手に切り出し文句は「あんた何(仕事)やっているんだ」。見ず知らずの年寄りに声を掛けられた方は「ムッ」としてにらみ返す。そこから会話が始まる。

 私の趣味は「初対面の人と雑談する」ことだ。絶好の獲物が700人もいるのだから水を得た魚になってしまった。

 「土地はどのぐらい持っているのか」「16万㎡だ」「それじゃ固定資産税が凄いでしょう。毎年いくら払っているの」「14億円だ」「その分土地から収益を上げないといけないネェ」。

高齢社長の仕合わせな日々 209 | 2023年5月23日

三社祭で二の宮について回った

 本社(浅草神社)神輿の出る5/21(日)、台東区で開かれている三社祭に行った。私は例年、本社神輿の出る最終日に行き二の宮について回ることにしている。

 行ったのはいいが①人が多すぎる②弱っている足で歩くのが辛かった―で17時には帰途についた。

 三社祭のいい所は歩道に寝転がったたりして担ぎ手や囃子方が休み休みやることだ。無理しちゃいけない。

 80ぐらいのおばあさんが歩道で倒れているのを通行人が介抱していた。倒れた方は必死だが、家に引き篭もらず1人で祭り見物に来る老婆の意欲は称賛したい。

高齢社長の仕合わせな日々 208 | 2023年5月22日

担当した時アイデア実現できる

 王子段ボールと耕文社は担当制のもとに動いている。担当の指示で3S大会・検証が行われ、みるみる社内が綺麗になっている。担当の手順は

1、エクセルのフォーマット確定=Planを決める

2、指示を出して実行させる=Do

3、フォーマット通りに実行されたか検証する=Check

4、Planに微修正があればフォーマットに変更を加える=Planを磨くーで動いている。

 一旦担当になれば自分の好きなように推進できる。傍から見ていて「見事だ」「まるで進んでいない」と判断できる。

 進んで担当になり1-4の輪を回転させると面白い。「あれよ、あれよ」と社内が変わって行くのが分かる。

 これが世に言うマネジメント技術なのである。

高齢社長の仕合わせな日々 207 | 2023年5月20日

みずほ支店長に正直に応えた

 5/15夕、宇野忍みずほ五反田支店長が来訪した。「1つ質問してもいいですか」というので「何ですか」と私。「御社の財務体質が異常にいいのは何故ですか」と聞く。相手が銀行だから正直に応えた。

 ①新規開拓をやる営業部にしている。だから主要生産物の変更が可能だ。

 ②印刷機械を買わない。だから大きな借入金が発生しない。

 ③外注さんにお願いしている比率が高い。支払いを早めたり外注さんのためになることをやって逃げられないよう気を使っている。

 反対にこちらから質問した。「五反田支店は営業の訪問件数が1日2軒じゃ少な過ぎる。1日5軒取引先を回らなきゃだめだ」と私。銀行に言いたいことを言えるのは、みずほの借入残高がゼロだからだ。

高齢社長の仕合わせな日々 206 | 2023年5月18日

業界成長率-7%、王は+25%

 段ボール業界の①原紙②シート③製箱の3業界とも2023.3月までの年間売上の前年比は-7%だった。これに対する王子段ボール㈱の製箱売上の前年比増加率は+25%だ。

 要は1企業と業界の伸縮率とは関係ないのだ。王耕がスピード応対に磨きを掛ければ異常なほどの売上伸長を果たす。

 王耕のビジネスモデルに基づいて全社員がやって行けば業界の数値とはかけ離れた売上増が可能になる。

高齢社長の仕合わせな日々 205 | 2023年5月15日

体重85キロの攻防

 4/5心不全で入院時、体重は90キロあった。1か月と10日経って85キロ±1キロで推移している。一時は80キロを目指したが、とても無理と分かった。

 86キロ超えで落胆し、84キロ台で歓喜している。85キロを挟んでの攻防だが、自分では適正な数値と思っている。

高齢社長の仕合わせな日々 204 | 2023年5月15日

5月は柏餅が旨い

 スーパーで売っている和菓子の品質が馬鹿にしたものではない。1パック300円前後の和菓子がどれも良くできているのだ。

 「これでは小さな和菓子店は大変だろう」と思いながら1日遅れの20%引きの和菓子パックをせっせと買い物かごに入れている。

 商品のレベルがどんなに高くなろうとも和菓子業界では無言の業界内競争が行われ、私たちはその結果の旨くなった分を享受している。

 5月に入り柏餅ばかり買っている。旨い。

 和菓子業界の人たちは季節の変わり目を意識しつつ無言の業界内競争を楽しんでいるのかもしれない。

高齢社長の仕合わせな日々 203 | 2023年5月12日

磨きをかける動作を面白くやる

 現在ある当社の分析したエクセル表に手を加え、その効果を倍にする。

 例えばTDB(帝国データバンク)の倒産予測値。この表を基にお客様に受取手形の短縮をお願いすることを始めた。「90日以上の手形は受け取らない」が決まった。

 当社HPの内容も磨きをかけるようにした。沿革のページが甚だ不明瞭だった。例えば代表名が入れてなかった。私が「1978年に社長になった」と入れた。これで読者は興味深く耕HPを読んでくれると思う。

 エクセル表は沢山ある。これに磨きをかけることで効率よく売上・利益増に繋がっていく。

高齢社長の仕合わせな日々 202 | 2023年5月12日

働く人の3つの仕合わせ

1、原理原則を教えてくれる上司

2、価値観を共有できる部下

3、心の休まる友人

この3人に巡り合った人は仕合わせである。

①部下がいたら「原理原則を教え続けているか」

②上司に仕えていたら「上司と価値観を共有できているか」

③友人に「会って心の休まる人はいるか」

を問い続けると面白い。

高齢社長の仕合わせな日々 201 | 2023年5月11日

3年ぶりの公庫懇親会 笑顔笑顔

 日本政策金融公庫 営業1部懇話会に5/9参加した。80社が集まり雑談で盛り上がった。名前は忘れたが昔からの面々に懐かしくあいさつした。

 耕文社は公庫の借入残高はゼロだ。それでも耕旧館・新館は公庫に根抵当に入れたままだ。理由は懇話会に継続して入っていたいためだ。

 懇話会幹事が「渡辺さんの要望通り秋に1泊企業見学会をやることになった」と言ってきた。ありがたい話である。私は「サンキュウ」と応えた。

高齢社長の仕合わせな日々 200 | 2023年5月10日

シュレッダー2台を廃棄

 耕文社総務課と制作課に配置されていたシュレッダーを5/2廃棄した。これで耕にはシュレッダーが無くなった。

 情報の外部流出を防ぐための機械だが最近はほとんど使わなくなった。細かく裁断するのに時間がかかるためだ。当社ではお客様情報は破いて廃棄するなどで充分に秘密情報の外部流出は防げている。

 稼働しない機械を職場に置いておく必要は無い。職場はスカスカの状態にして社員が効率よく移動できるようにしておくものだ。

高齢社長の仕合わせな日々 199 | 2023年5月8日

伝言ゲームは禁止

 8:00の耕文社の課長朝会で伊野さんが「総務課の請求書発行のやり方を改善して欲しい」と言った。それに澤本総務課長が「担当の岩本さんに伝えます」と応えた。

 総務課員の不備を営業課長が課長朝会で言う方もおかしいが 、請ける方はもっとおかしい。「それは担当の岩本さんに直接言ってください」というべきだ。総務課長自ら伝言ゲームの伝言役になってしまうのだから始末に悪い。

 未熟者同士の会話が進行している。この程度の議論しかできないのであれば課長朝会は止めた方がいい。

高齢社長の仕合わせな日々 198 | 2023年5月2日

文章には固有名詞と数字を入れる

 どんなに短い文章でも固有名詞と数字を文章に入れる。にわかに分かり易くなる。

例えば

✖ 私は近日中にスマホの先生の指導を受ける。

○ 私は5/11、ソフトバンクスマホアドバイザーの松前さんの30分スマホレッスンを受ける。

 文章は読む人に分かってもらうために書くのである。○の方が遥かに状況がイメージでき分かり易い。固有名詞と数字を文章に入れて〇の文章を書けるよう練習すべきだ。

高齢社長の仕合わせな日々 197 | 2023年5月1日

地獄のGW始まる

 毎年のことだ。行楽地は人であふれ、電車は混み、安ホテルは満杯。これだけで外出する意欲は無くなる。

 4/29は戸塚CCに行った。天気良く今年初めて半ズボンで回った。サッポロビールをガブガブ飲み気分のいい1日だった。

 5/3―7のGW地獄の後半は近場をウロウロすることで乗り切ろう。

高齢社長の仕合わせな日々 196 | 2023年4月28日

肩パット無しの背広で銀座を闊歩

 肩パット無しの既製品背広(52,000円)の修繕が終わった。

 軽い上に首の後ろに服の重さが掛からない。ジャンバー感覚で着られる。

 4/27は天気良く銀座大通りは明るい。「これで俺も人並みに背広をいつも着て歩ける」。そう思うと心は弾んだ。

 肩パット無しの背広で社交界を優雅に泳ぎ回ろう。

高齢社長の仕合わせな日々 195 | 2023年4月27日

4人掛け升席がうれしい

 電車に乗るときはなるべく4人掛け升席のある車輌に乗り、升席に座るようにしている。

 移動者が顔を見合わせて座る空気は快いものだ。王子段ボール㈱に行くときは6:11品川発高崎行き前から2輌目の升席に座る。26分で赤羽に着く。東京駅を過ぎるとガラガラだ。会社までは赤羽からバスで15分だ。

 こんな愉快な出勤はない。

高齢社長の仕合わせな日々 194 | 2023年4月26日

外注さんに資金繰り負担を強いるのは罪悪だ

 手形のことである。お客様からの代金回収が1ヵ月後なのに外注さんへの支払いは5ヵ月後という会社がある。資金繰りのシワ寄せを外注さんに追いかぶせた行為だ。

 これは私の趣味に合わない。「支払うものは一刻も早く払ってしまえ」が私の主義だ。王子段ボール㈱と㈱耕文社の支払いは20日締めの10日後の銀行振込だ。

 王耕では3か月以上の手形を発行しているお客様に「手形サイトは3か月内にしてください」とお願いをしている。一方的に「支払いが3か月以上の仕事はやりません」とも言明している。

 弱い者(外注さん)にしわ寄せする経営は止めるべきだ。外注さんへの手形短縮のために社長は自腹を切って現金化を早めるべきだ。

高齢社長の仕合わせな日々 193 | 2023年4月25日

体に変調来したら最近多く食べている食物を止める

 心不全になった理由をアレコレ考えて、最近多く食べている食物は①ライフのプライベートブランドのヨーグルト飲料1㍑パック②伊藤園のトマトジュース900gペット入りーの2種だ。

 早速飲むのを止めた。

 私はパンと乳製品が好きだ。入院中は朝がパンで昼夜が米飯だったが3食パンにしてもらった。牛乳1㍑は簡単に飲んでしまう。ヨーグルト飲料・トマトジュースはいくらでも入る。しかし命あっての物種だ。1回で1㍑パック空にしてしまう牛乳のバカ飲みも止めた。

高齢社長の仕合わせな日々 192 | 2023年4月24日

1日2会場行く忙しさ

 会合が増えてきた。私の目的は講演を聞くことではなく、その後に開かれる懇親会だ。初対面の人と名刺を交換してあれこれ相手の状況を詮索するのが好きなのだ。

 「商売はどうですか。私の印刷業は落ち目の三度笠です」「意味が分からない」「諸国を巡り歩く渡世人も落ち目になると地元やくざの1宿1飯にもありつけなくなる―という意味です」。続けて「マーケットの流れには逆らえません。印刷はもう駄目です」。

 これだけ自分説明をやるとさすがに相手は私の質問に全部応えてくれる。これが面白いのだ。

 以前出席は1日1会場だったが目的が懇親会だから、そこさえ出席できれば100%〇だ。例えば

 ①8:00-15:00ゴルフコンペ

 ②17:30―都内ホテルで他団体の懇親会―も出席可能になる。

 5,6月で1日2会場出席日が3日ある。75歳で行く所がこれだけあるのは仕合わせだ。

高齢社長の仕合わせな日々 191 | 2023年4月21日

塩分を摂らない大所の方法

 心不全にかかって以来、医者には「心臓の病気の大敵は塩分だ。1日6g内にしなさい」ときつく言われている。

 高輪病院の栄養士の指導を受けた結果、「汁を飲まないことで1日の摂取塩分を大幅に減らせる」ことが分かった。ラーメン・日本そばの汁を飲まないだけで結構塩分を減らせる。塩分少量の食物を食べるのを止めても効果は薄い。

 汁を飲まないことに集中することはできそうだ。

 75歳の今、若い頃のようにはいかない。「私は心不全」とお題目を唱えていれば予防措置が自然ととられる。

高齢社長の仕合わせな日々 190 | 2023年4月20日

肩パットの無い背広

 有楽町の洋品店の美人店員に肩パットの無い出来合い背広を勧められた。「これなら肩が凝らないわよ」。この店員の悪い所は私に対して馴れ馴れしいことだ。

 試着して驚いた。ジャンバーを着ているようだ。襟のラインがズシンと首の付け根に重く垂れさがってくる感覚がイヤで私は背広を着ない。昨年は馬喰町の仕立て屋で採寸してもらい肩パットの無い背広を作った。これがまるで背広の体をなしていない。襟の尖った上着で直ぐにゴミとして出した。

 今回の既製品はとりあえず上着の体をなしている。大満足である。これからは肩パットの無い背広を着て社交界を泳ぎ回ろう。

高齢社長の仕合わせな日々 189 | 2023年4月18日

徳川家臣団大会に参加

 4/16(日)静岡市で開かれた徳川家臣団大会に参加した。

 徳川宗家19代当主の徳川家広さん(58)はじめ徳川四天王の酒井・本多・榊原・井伊家の子孫の当主も参加した。団体では柳営会、牧之原開拓幕臣子孫の会、咸臨丸子孫の会など錚々たる血筋の人たちが集まった。

 面白いことに「徳川家御家再興」を目論んでいる人は参加者の中に1人もいない。

 今どきよくもまあこのような団体が活動しているものだと感心するが、かく言う私・渡辺家の御先祖様は徳川御三卿の1つの田安家に下級士として仕えていた。

 あまり関係はないが面白いから毎年の家臣団大会に勇んで参加している。

高齢社長の仕合わせな日々 188 | 2023年4月17日

ほほえましい叙勲祝い記事

 ラベル新聞に九州工組役員の叙勲祝賀会の記事が載っていた。写真を見ると質素なパーティーのようだがニヤニヤしながら読んだ。

 そもそも叙勲とは公務員にやる気を起こさせるための明治来公務員のための制度だ。戦後、叙勲対象が民間人にも広がったわけだが、知人友人がこの機に挙げてお祝いをするのは微笑ましい。

 私が印刷業界に転職した46年前、印刷業盛んで業界で「富士講」があった。富士山信仰で印刷業界人が富士に参拝する講だ。とても奥深い業界に思えたものだ。もちろん叙勲祝賀パーティーもあちこちで開かれていた。

 その印刷業界はマーケットの縮小とともに崩壊し続け、生き残った業者がなりふり構わず需要を漁っている。叙勲祝賀、富士講どころではない。

 その中でラベル業界の叙勲祝賀会は40年前の余裕のあった印刷業界を思い起こさせるほほえましい記事だった。

高齢社長の仕合わせな日々 187 | 2023年4月14日

心不全で9日間入院

 今年に入って夜中に苦しくて起きることが多くなった。肺の中に空気が半分しか入らないのだ。原因が分からないまま「どうなっちゃうのだろう」と不安が続いた。そして近くの東京高輪病院に駆け込んだ。診断結果は心不全。

1、心臓が肥大して血液を押し出す力がなくなっている。

→治療は①食物の塩分を減らし血圧を下げる。②血液サラサラになる薬を飲む。③肥大化した心臓は元に戻ることはない。

2、血流が無くなると体内の水分が減らない。体中に水分が溜まった。肺の中にも水が溜まり空気が入らなくなった。

3、対策として入院中は1日の水分摂取量は1㍑内。排出した尿は1.3㍑/日。計算上は0,3㍑/日体内水分が減った→肺の水が減り呼吸が楽になった。足のむくみも無くなった。

4、退院後の生活は

①塩分を採らない

②水を控える

③体重を減らす。89→65kg

④薬を必ず飲む。

5、これで何とか持ちそうだ。

高齢社長の仕合わせな日々 186 | 2023年4月13日

旨いもの山盛り東武物産展

 池袋東武百貨店で「北陸3県と岐阜・滋賀物産展」をやっていた。いずれも私にとって垂涎の名物がある地域だ。

 入口を入ってまず食べたものが五平餅(100円、岐阜)、次がおろし蕎麦(680円、福井)。そして、香箱カニ弁当(2,800円、石川)琵琶湖の鮎の佃煮(1,000円、滋賀)を買って帰った。

 居ながらにしてこれだけの食物が手に入る。つくづく東京は便利なところだ。

 売子は「皆お花見に行ちゃって、物産展の入場者が少ない」とブツブツ。「自分の努力不足を反省しろ。他人のせいにするな。まして桜が悪いとはもってのほかだ」と私は声を荒げた。私の怒りに売子たちはニヤニヤ笑って居た。 -4/4まで。

高齢社長の仕合わせな日々 185 | 2023年4月4日

王耕半年間中途入社6人のうち4人が女

 結論を言えばどの女社員もしっかりしている。私は得をした気分だ。彼女らが働くことで王耕の売上・利益は増える。清新な気分で皆がPSを使うとしたら大変な戦力である。

 今まで困っていたことは、定年過ぎた契約社員が「いつ辞めてもいいんだ」と繰り返されてきたことだ。私は「そんなこと言わず元気に仕事して頂戴」と言ってきた。無駄な言葉だ。

 出処進退すべてご本人が決めることだ。

高齢社長の仕合わせな日々 184 | 2023年4月3日

新規お客様増はエクセルでやる

 耕営業の新規をとる動作が眠ったままだ。これを是正するために

  1. 担当を浅井→森屋に替えた。
  2. 新しい新規表を森屋―渡辺のキャッチボールで作った。
  3. この新・新規表を毎日の日銭朝会資料に組み込んで発表する。

 否が応でも各営業の①今期の新規獲得数 ②新規の累売上額―が毎日開示される仕組みだ。

 新規お客様を獲らない営業は半期で5万円[1] の罰金を払う取決めだ。

 新規を獲れば毎朝その成果を称賛され、新規を獲らない営業はその無能さ加減を冷ややかな目で見られる。

 こうなれば馬鹿でも新規を獲り出すだろう。


 [1]

高齢社長の仕合わせな日々 183 | 2023年4月1日

池袋東口をニコニコ散歩

 西口のラーメン屋ばかりに行っていたので東口界隈は知らなかった。

 足立区新田の段ボール製箱会社からバスで来て、眠ってしまい降りたところが東口だった。「一丁、東口をグルグル回ってみよう」と思い、池袋駅前公園で明治のカップアイスクリームを食べ、風俗店だらけの淫靡な町筋を行き来する若者たちを見ていると嬉しくなってしまう。若者は清濁併せ飲みながら生長していくのだ。

 広い池袋南公園では乳母車がズラリと並び、若いお母さんたちが芝生の上で子供たちを遊ばせていた。サクラは満開。幼児たちの走り回る姿は見飽きることがない。しかもタダだ。75歳の私は呆然と眺めていた。

 駅前の広くて古い喫茶店は入口に5,6人がいつも並んでいる。中年のウェイターに「儲かちゃってしようがないだろ」「あたしの所には回ってこない」。こんな奴の相手をしていても時間の無駄だ。サッサと駅に向かった。

高齢社長の仕合わせな日々 182 | 2023年3月31日

物凄いあんぱんに体壊しそう

 東急目黒線武蔵小山駅近くに「コミネ」パン屋がある。ここのあんぱんが凄い。あんこの量があんぱんの9割を占めている。値段は1個140円。店によると「あんこはここで作っている」。白あん、こしあん、ウグイス、選び放題だ。

 品川区西品川1の当社から自転車でチンタラチンタラ20分かけて行って、薄暗い工場の見える店先に立つと「ほっ」とする。「これで今日の甘味は十分だ」。

 「パンは直接持つな」「並んで頂戴」。うるさいかみさんにだけ我慢すればいい。

高齢社長の仕合わせな日々 181 | 2023年3月31日

疲れ気味のベンチャー企業

 若手経営者育成の会に2つ入っている。75歳の私自身が育成されることを狙っての入会だが、参加者を見ていると若者たちが目指す方向を絞り切れていない。結果は最初の意気込みからの後退、ビジネスモデルの不明確化に陥っている。

 基本は「米の飯」である。例えどんなに利益が出なくても「私はこの商売でご飯を食べている。米の飯の商売をやり切ることで食べていける」という決心が必要だ。

 どんなに不器用で、パッとしなくても地味に商売をしていくスタンスが大事だ。もがいているうちにアイデアが湧いてくる。それを1つ1つやってみることだ。

高齢社長の仕合わせな日々 180 | 2023年3月28日

三つ又地蔵で線香7束焚いた

 品川区大井1-55‐7の 三ツ又地蔵尊によくお参りに行く。昔、夏目雅子主演の映画「時代屋の女房」の舞台になった所だ。

 近くにナポリタンのやたらと旨い食堂「ハピネス」があるから昼食がてら行くのでどうしてもお参りの回数は増える。

 私の癖として「お線香が好き」なのだ。手を合わせる前にお線香を焚かないと気分が乗らない。3/27は風もないし安全だ。思い切って7束に火を点けた。持って行ったわら半紙は勢い良く燃え上がり着火も順調でもうもうたる煙に包まれた。

 私は真摯な気持ちで手を合わせた。近所の婆さんが大変な線香の煙に「これ幸い」とばかりに間借りお参りをして行った。

 文京区の地藏堂商店街の入り口にある地蔵尊は線香禁止になってしまった。残念だ。その点三つ又地蔵は貴重だ。

高齢社長の仕合わせな日々 179 | 2023年3月27日

アイデア出しの毎日は面白い

私は何らかのアイデアを毎日出している。

 3/24 掃除の時は椅子を机の上に上げよう。掃除機が動き易くするためだ。

 3/27 毎日やっていた机の上に上げるのを週1に減らそう。

 目的は職場を綺麗にして売上・利益増を楽に実現するためだ。このような小さな新実行を数多くやって行くうちに売上・利益増が本物になっていくものだ。気づかないうちに目的が完了してしまう寸法だ。

 アイデアの威力は物凄い。私は社員のアイデアには無条件で乗っかる。必ずいい未来が拓けるからだ。

高齢社長の仕合わせな日々 178 | 2023年3月25日

大手町パレスHエステールで昼食とった

 1度は行ってみたい食堂だった。皇居を見下ろし景観は言うことなし。ウェイターの接客も面白い。

問題は料理だ。コースで客を満足させればいい。コース料理が2つほどでそれぞれがコンセプトを秘めたものであれば十分だ。

 ところが客に選ばせる料理が多すぎる。客の方はどれが旨いか分からない。結果、下町の大衆食堂みたいになっている。注文した魚料理はそれほどでもなかった。

 パンは3種出たがすべて硬くて75歳の老人には食べづらかった。料理がこれでは折角のロケーションが生かされない。もったいない。

高齢社長の仕合わせな日々 177 | 2023年3月24日

続く鑑賞会

 地唄舞、デキシーランドジャズの鑑賞会にこのところ小まめに参加した。行けば同じ鑑賞に来た初対面の人と雑談の花が咲く。

 徳川家の流れをくむおばさんはジャズの歌手でもある。私の知り合いだった会津の殿様との昔話をしたら涙を流し始めたのには驚いた。殿様とはいい思い出があったのだろう。かなり前に亡くなられた殿様は気持ちの広い方で我々観光旅行者と会津市内を一緒にまわった時は地元の人たちが「殿様、殿様」と寄って来たのには感動した。

 初対面の人は意外なニュースを教えてくれる。取り留めのない話を延々としていると鑑賞舞・音楽よりも面白い。

高齢社長の仕合わせな日々 176 | 2023年3月22日

五体満足が1番の仕合わせ

 75歳になって階段の上り下りは必ず手摺りに掴まるようになった。転げ落ちたら大変だ。最近は右足のつけ根に激痛が走る。自然とメニエール患者のような小股歩きになる。

 先日山手線の吊り革に掴まっていたら背の高い若い男が席を譲ってきた。こんなこと初めてだ。「どうぞお座りください」。同伴者らしい横に座っていた若い女2人がニヤニヤ笑っている。

 私は断った。男はなおもしつこく席を勧めるのに「大きなお世話だ」と言った。2駅ほど行くと反対側の後ろの席が空いたので私はそこに座った。3人組はいつの間にかいなくなっていた。

 私は譲られた席に感謝しながら座るのは嫌だ。不羈独立で生活したい。そうならばその分自分で用心しないといけない。右足のつけ根の激痛にも我慢しなければいけない。いつかは回復するだろう。

  兎も角「医者に頼らずやって行きたい」。私の格言は「医者を見たら泥棒と思え」だ。

高齢社長の仕合わせな日々 175 | 2023年3月20日

耕文社3S(整理・整頓・清掃)が急に磨きがかかった

 2つの事をやった結果だ。

1、掃除機をサイクロン式から紙袋式に切り替えた

  吸引力がまるで違う。床が見る見るうちに綺麗になった。

2、個人の3Sのやることを短い文章にした

  個人のやることを明確にした。過不足があれば文章を修正すればいい。

  磨きがかかり過ぎてどっかの宗教施設のようになったならそれでいい。3Sの行き届いた職場からは①公正なモラル②良品生産がなされる。

高齢社長の仕合わせな日々 174 | 2023年3月17日

マスクする必要なし

 私はマスクを極力しないできた。息苦しいからだ。公共交通機関に乗るときも遠慮がちにマスク無しで外を眺めていた。この度「マスクは個人の判断」となって「ほっ」としている。

 そもそもコロナが収束に向かったのは、人類に抗体ができたからだ―と私は思っている。所詮感染症が収まるには、その動物に抗体ができるまで待たなければならない。

 私たちは大いに深呼吸して大声で仕事をやりましょう。

高齢社長の仕合わせな日々 173 | 2023年3月17日

商工中金大森支店ゴルフ会に50人参加

 盛況であった。キャンセル待ちが4社あったという。

 コロナ下で金融機関はすべての行事を自粛していたが大森支店だけは行事を開いていた。これも二岡支店長の決断だった。「コロナ下でも半年ごとにゴルフ会を開いてくれてありがたい」とは取引先の言葉。

 「他行が自粛しているから当行も自粛する」がほとんどの銀行の方針だった。それを打ち破った二岡さんはご自身の考えで決断する人だ。偉い。

 4/1から浜松町の商工中金東京支店の執行役員として支店長に栄転するという。当然の人事だ。

高齢社長の仕合わせな日々 172 | 2023年3月16日

納税しているが優申会に入れない耕

 品川法人会事務所に行ったついでに村山勉事務局長に「当社は毎年多額の法人税を納税しているが優良申告法人にする―という連絡が来ない。どういうことか」と詰め寄った。

 村山局長は「品川税務署が決めることだ。当法人会は推薦も何もやっていない」という。過去、優申会の法人の中には、納税額100万円の所もあった。耕は3,000万円納めている。

 話は長くなるといけないので打ち切って早々に引き上げた。優申会の会員になることは「それほど魅力的なことではない」と私は思っている。

 要はどっちでもいい。

高齢社長の仕合わせな日々 171 | 2023年3月14日

銀行の機能は3つしかない

  1. 調達=借入
  2. 運用=預金
  3. 決済=振込・入金

 私がこの3機能を知ったのは今から25年前の50歳の時だった。アメリカでファンドマネージャーをやっている男が講演の切り出しで言った言葉だ。「銀行なんてチョロいものだ」と考え始めた。魑魅魍魎の組織が、急に単純なものに見えた。頭の中が整理されたことで変にバタつくことは無くなった。

 しかし、まだまだ苦労は続いた。銀行の仕組みが分かっても印刷会社の利益が出ないのだ。利益が出なければ余資が増えるはずもない。

 以来「利益を増やすにはどうしたらいいか」だけを考えるようになった。余計なことを考えなくなると利益増のアイデアも湧いてくるもだ。

高齢社長の仕合わせな日々 170 | 2023年3月12日

王生産限度5万→10万/日にした

 段ボール箱のリピート受注が急激に増えている。感覚的には昨年の倍の受注が来ている。

 段ボールシートを王子段ボールで買う社内生産の1日の生産限度は75万㎡としていたが、社内生産では消化しきれず外注さんに丸投げで生産する量が増えている。

 こうなることを想定していたが、王買収後10年目の今回の爆発的な受注増に私は驚いている。あとはサービスの質を落とさず、来た仕事はすべて請けてやっていくだけだ。

 丸投げは王管理課で一定の外注差益率を取り、外注さんがシートを買って生産するやり方だ。1日に6件ある。従来は2件だった。

 増えた理由は王の ①スピード応対 ②見本提出の機敏さ―である。段ボール業界でやられて来なかった王営業の①②の動きにお客様が「便利な会社だ」と認めてくださった結果だ。

高齢社長の仕合わせな日々 169 | 2023年3月10日

帝国データバンク(TDB)の創立は1900年

 分かり易い創立年である。であるならTDBは今年で2023-1900で創立123年だ。

私ほどA₄1枚のTDB資料(株主構成が入っていると1,760円)を参考にしている者はいないだろう。

1、名刺交換したらTDB資料

2、ニュースに社名が出たらTDB資料

3、お客様・外注さん新規開拓されたらTDB資料

4、会社のHPを見るより先にTDB資料だ。

その会社の買掛金支払能力を示すTDB評点は信用できる。毎日送られてくる日刊TEIKOKU NEWSは私の愛読書だ。

高齢社長の仕合わせな日々 168 | 2023年3月9日

広島焼食べて仕合わせ

 品川区・戸越銀座商店街の中原街道近くに汚いお好み焼き屋がある。3/8、初めて入ったが味はマアマアだ。親子か聞きそびれたが、おばさんと若い女が笑顔で接客してくれる。

 私は関西の粉もの料理が好きだ。祭りでテキヤが排除されて広島焼、たこ焼きもなかなか食べられなくなった。「こんな単純な料理に何故こだわらなければいけないのか」と思うが、旨いものは旨いのだ。

 根底には「関西には文化がある」という先入観がある。ソースのべっとりついた粉もの料理は文化の一端であるように思う。

高齢社長の仕合わせな日々 167 | 2023年3月8日

戸塚CCで高齢者平日競技

 75歳以上の競技だ。平日来場者を増やすのが目的だが、元気な高齢者が増えて暇を持て余しているからゴルフ場のアイデアによる新しい競技会だ。私は「絶好の競技会」と思って参加した。今年2回目の開催で参加者は40人。

 本日の同伴者は79歳と75歳のリタイヤ―組。2人とも経歴など自分説明をスラスラとやるし、マナーでうるさいことは言わない。天気よく快適な1日であった。

 世の中には馬鹿みたいに自分説明を細かくやる人がいるが、こういう人は「正直な人」と思う。プラスになることばかりだ。私はこういう人に好感を持つ。

高齢社長の仕合わせな日々 166 | 2023年3月5日

王シート受注が4万/日超えた

 「突発的なことではない。1日4万㎡超の受注がこれから続きそうだ」と幡野さんの観測。製函課は仕事が溢れニッチモサッチも行かなくなる。

 王子段ボール㈱責任者の菅原さんは当面

①製函課人員を1人増やす。

②管理課は丸投げを受注と同時に決断し、製函課の仕事を空き気味にする―をやるという。

 買収当初、私は王工場の1日の生産限度量を5万㎡と見ていた。それが限度量に近づいてきたら一刻も早く体制を作らないといけない。王の特徴は「極端な短納期を実現する」ことでお客様の支持を得ているからだ。

 王営業は「受注を控える」という発想はない。闇雲に仕事を取ってくる―しか頭にない。困ったものだ。